三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アジア・オセアニアの思想I
あじあ・おせあにあのしそうあい
Asian and Oceanian Philosophy I
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2120-010
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 久間泰賢

Kyuma, Taiken

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 アジア地域の思想と文化に広く影響を及ぼした仏教について学習する.
学修の目的 仏教思想の基本概念の習得.
学修の到達目標 初期仏教思想についての基礎知識の習得を目指す.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 レポート70%+平常点30% ※オンライン授業になった場合は変更する可能性あり.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 授業の中でコピーを配布する.
参考書 授業の中で適宜指示する.
オフィスアワー 授業に関する詳細な質問等は,「木曜5・6時限」の間に「久間研究室(教養教育2号館2階)」にて受け付ける.ただし必ず事前に申し出ること.
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16164
キーワード 初期仏教概論
Key Word(s) Introduction to Early Buddhism
学修内容  インドにおいて成立し,東アジア世界に大きな影響を及ぼした仏教とは本来どのような特質を有しているのか.東洋思想を学ぶ際に避けることのできない仏教についての基本的知識を獲得してもらうために,いくつかの根本概念を取り上げて,その思想史的な展開をたどりつつ概説する.前期は特に初期仏教の基本教理と,それらが部派仏教においてどのように展開したか,という点に焦点を当てる.
 授業では,「三法印(諸行無常・諸法無我・涅槃寂静)」「三宝(仏・法・僧)」「三蔵(経・律・論)」という基本的概念を軸に解説を進める予定である.また,部派仏教における諸学説の展開については,特に「刹那滅論」と「仏身論」を中心に扱うこととしたい.

第1回 導入:三法印,三宝,三蔵について
第2~3回 三法印:諸行無常と刹那滅論
第4~5回 三法印:諸法無我と空性思想
第6~7回 三法印:涅槃寂静と仏身論
第8~9回 三宝:仏について
第10~11回 三宝:法について(仏説の分類法を中心に)
第12~13回 三宝:僧について
第14~15回 三蔵:経・律・論について
事前・事後学修の内容 初回においては,「法印」「三宝」など,初期仏教の基本的術語について,事前に各自で調べておくことが求められる.
第2回以降は,各回に取り上げる個々の概念について事前に調べておくこと.また,事後には配付資料と併せて授業内容を再度復習しておくこと.
学期末の成績評価に備えて,各回のポイントをその都度まとめておくとよい.
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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