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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 人文学部法律経済学科・社会科学科
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 特殊講義 政治社会学Ⅰ
とくしゅこうぎ せいじしゃかいがく いち
Political sociology Ⅰ
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-laec2210-027
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 岡田宏太郎

OKADA,Kotaro

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 まず、講義全体の前提として、人間の社会的行為、社会関係についての原理的考察を試みる。これに基づき、日本の政治社会に関する古典的文献にも親しみながら、日本社会の構造的特質、とくに「集団主義」と「タテ社会」のパラドクス、日本社会に繰り返し現れる変動パターンを明らかにしていく。具体的事例として、自民党長期政権時代(「五五年体制」期)から今日に至る政治変動と、昭和ファシズム期をとりあげる。これらの考察を通じ、近現代における、日本の政治社会変容の今日的到達点を俯瞰する。
学修の目的 人文社会科学全般にかかわる原理的な次元から考え、日本の政治・行政の構造的特質、動態の特質を把握していく。そうした次元からの考察により、日本の政治社会の逆説的な性格について解き明かし、これにより、マクロな社会現象から身近な人間関係まで、自分なりに分析する手がかりを得られるようにしたい。
学修の到達目標 1 人間の社会的行為を把握する視点、方法について一定の理解を得る。
2 1に基づき、日本の政治社会の安定期のメカニズムについて一定の理解を得る。
3 1に基づき、日本の政治社会の変動期のメカニズムについて一定の理解を得る。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
 現代社会・地域社会の課題に挑戦する積極性を備える。
 自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験による。(60%以上で合格)。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 講義内容を取捨選択し、話の流れをさらに改善したい。また、質問を定期的に回収する仕組みを設け、重要な質問については授業時間内に答え、受講者全員で共有したい。
教科書 特定の教科書は使用しない。
参考書 土居健郎『甘えの構造』(弘文堂)、丸山真男『現代政治の思想と行動・増補版』(未来社)、辻清明『新版・日本官僚制の研究』(東京大学出版会)、夏目漱石『私の個人主義』(講談社学術文庫)、山口二郎『戦後政治の崩壊』、『民主主義は終わるのか』(岩波新書)
オフィスアワー 非常勤講師なので質問等は授業の前後にお願いします。なお、授業時間内に質問を回収する仕組みを設けます。
受講要件 特にないが、講義のテーマに関心をもっていることが望ましい。
予め履修が望ましい科目 教養教育「政治学A」(岡田担当)
発展科目 特殊講義[政治社会学Ⅱ]
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/enrol/index.php?id=16431
キーワード 社会的行為 集団主義 自民党 昭和ファシズム
Key Word(s) nature of social action, groupism, Liberal Democratic Party, Japanese facism
学修内容 1 講義: 社会的行為とは何か
2 講義: 社会的行為と言葉
3、講義:「甘え」の構造
4、講義:「母性社会」としての日本
5 講義:自民党の利益政治と集団主義
6、講義:「五五年体制」の与野党対立と集団主義
7、講義:集団主義のパラドクス
8、講義:集団主義とタテ社会
9、講義:日本官僚制と企業社会のパラドクス
10、講義:日本社会の変動期の特質
11、講義:「超国家主義」成立のダイナミズム
12、講義:「超国家主義」の「抑圧委譲」と「下剋上」
13、講義:1990年代以降の日本政治のダイナミズム
14、講義:日本政治の変動のパターンとその変容
15、講義:今日の日本社会と母性的原理
事前・事後学修の内容 各回の講義は、相互に関連しあって全体の内容を構成していくので、継続的に出席し、前回までの内容をよく復習し、次の講義に備えることがのぞましい。また、講義の中で、重要ポイント、キーワードを明示していくので、期末試験に向けてそれらをおさえていくこと。
 参考文献のうち、講義で取り上げ取り組みやすくなったものから読んでみること。分からないことは、積極的に質問し解決していくこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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