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開講年度 | 2023 年度 | |
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開講区分 | 医学部看護学科 ・地域看護学 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 2年次 |
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選択・必修 | 必修 |
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授業科目名 | 保健情報統計・疫学 | |
ほけんじょうほうとうけいえきがく | ||
Health Informatics, Statistics and Epidemiology | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | medc-nurs-STAT-2701-001
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
月曜日 3, 4時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 第1講義室(看護学棟3F) | |
担当教員 | 谷村 晋(医学部) | |
TANIMURA, Susumu | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 看護・保健活動を展開するための健康科学方法論としての疫学・保健統計の意義と基礎的事項を理解する。さらに、公的統計調査を通じて我が国における健康課題について理解を深める。 |
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学修の目的 | 地域保健・看護活動に必要な疫学の意義や基本原理を理解し、その実践を支える情報科学や統計学的方法の知識・技術に関する基礎的な実践運用能力を身につける。 |
学修の到達目標 | 地域保健活動における疫学の基礎理論、情報科学及び統計学の知識・技術の利用について具体的に説明ができる。 疫学あるいは統計的解析の方法を正しく選択し、その手順を用いて練習課題を解くことができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 各種の課題(20%)、中間試験(30%)、期末試験(50%)で合計100% 合計が60%で合格。 ただし、期末試験の正答率が60%未満であった場合は、合計得点にかかわらず不合格。 |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | 国家試験対策に配慮した演習を行う。 |
教科書 | 福富和夫・橋本修二著『保健統計・疫学』改訂7版、南山堂 |
参考書 | |
オフィスアワー | 毎週水曜日10:00-12:00 谷村教授室 事前に予約の連絡を入れること |
受講要件 | データサイエンスIおよびデータサイエンスIIが履修済みであること |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 | 出欠はMoodleを通じて自動出欠システムにより記録する。各自は自分のPCを持参しMoodleにログインすること。 |
各回 共通 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16464 |
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第1回 | 概要 | オリエンテーション・疫学の考え方 |
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授業時間内の学修内容 | 講義の進め方、Moodleの利用、予習復習の方法、評価の方法、試験の出題などについて説明する。疫学とは何か、疫学の基本原理について学習する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 疫学 (epidemiology)、ジョン・スノウ (John Snow) | |
事前学修の内容 | ・「保健統計・疫学」pp.155-159を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習についてはMoodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容についてハンドアウトや教科書、講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第2回 | 概要 | 疾病頻度の捉え方、曝露の効果を表す指標 |
授業時間内の学修内容 | アウトカム(疾病、健康事象)と曝露(疾病リスクなど)に対する疫学の考え方や疫学指標の概念を学習する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 症例 (case)、曝露 (exposure)、罹患率 (incidence rate)、死亡率 (mortality rate)、 相対危険 (relative risk)、オッズ比 (Odds ratio)、罹患率比 (incidence rate ratio)、有病率比 (prevalence ratio)、死亡率比(mortality rate ratio)、リスク比 (rate ratio) | |
事前学修の内容 | ・「保健統計・疫学」pp.160-161, pp.170-172を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習についてはMoodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容についてハンドアウトや教科書、講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第3回 | 概要 | 研究デザインの種類 |
授業時間内の学修内容 | 疫学研究の段階や種類を学び、記述疫学について学習する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 記述疫学 (descriptive epidemiology)、分析疫学 (analytical epidemiology)、介入研究 (intervention study)、生態学的研究 (ecological study)、無作為化 (randomization) | |
事前学修の内容 | ・「保健統計・疫学」pp.160-169を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習についてはMoodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容についてハンドアウトや教科書、講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第4回 | 概要 | バイアスと交絡、因果関係の推論 |
授業時間内の学修内容 | バイアスや交絡に対する考え方を学び、因果関係の推論について学習する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 選択バイアス (selection bias)、情報バイアス (information bias) | |
事前学修の内容 | ・「保健統計・疫学」pp.173-180を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習についてはMoodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容についてハンドアウトや教科書、講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第5回 | 概要 | スクリーニング |
授業時間内の学修内容 | スクリーニングの精度指標を学び、計算演習で理解度を確認する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ROC (receiver operating characteristic)、感度 (sensitivity)、特異度 (specificity)、偽陰性 (false negative)、偽陽性 (false positive) | |
事前学修の内容 | ・「保健統計・疫学」pp.181-182を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習についてはMoodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | ||
事後学修の内容 | 講義内容についてハンドアウトや教科書、講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第6回 | 概要 | 人口動態の動向(1) |
授業時間内の学修内容 | 出生統計、死亡統計、母子保健統計、結婚・離婚について学習する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | ・「国民衛生の動向」第2編第2章を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習についてはMoodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容についてハンドアウトや教科書、講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第7回 | 概要 | 人口動態の動向(2) |
授業時間内の学修内容 | 死因統計、疾病分類について学習する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | ・「国民衛生の動向」第2編第2章の「死因の概要」および付録「疾病、障害および死因の統計分類の解説」を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習についてはMoodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容についてハンドアウトや教科書、講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第8回 | 概要 | 中間試験・生命表 |
授業時間内の学修内容 | 中間試験でこれまでの理解度を確認し、平均寿命の計算するために必要な生命表に関する基礎事項を学習する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 生命表 (life table) | |
事前学修の内容 | ・「保健統計・疫学」pp.49-51を通読し、「国民衛生の動向」の索引で生命表に関する記述箇所を見つけて通読する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習についてはMoodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容についてハンドアウトや教科書、講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第9回 | 概要 | 人口静態統計 |
授業時間内の学修内容 | 国勢調査について、目的、意義、実施方法、調査結果の概要を学ぶ。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | ・「国民衛生の動向」第2編第1章を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習についてはMoodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容についてハンドアウトや教科書、講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第10回 | 概要 | 傷病統計 |
授業時間内の学修内容 | 疾病・健康に関する統計調査の目的、意義、実施方法、結果の概要について学習する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | ・「国民衛生の動向」第2編第3章と第4章を通読する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習についてはMoodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容についてハンドアウトや教科書、講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第11回 | 概要 | その他の主な統計調査 |
授業時間内の学修内容 | その他の主要な統計調査について学習する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | ・「国民衛生の動向」第3編第5章「医療関係者」「医療施設」第4編第1章「国民医療費」を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習についてはMoodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容についてハンドアウトや教科書、講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第12回 | 概要 | 指標の標準化 |
授業時間内の学修内容 | 指標の標準化の意義、理論、方法を学び、計算演習を通じて理解を深める。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 標準化 (standardization) | |
事前学修の内容 | ・「保健統計・疫学」pp.教科書p.43-48を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習については、Moodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ・講義内容について、ハンドアウトや講義資料を用いて復習する。 ・統計解析の手順を自分のPCで再現し、不明な点を質問できるように整理する。 |
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事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | 提出課題(計算演習の課題)があります。 | |
第13回 | 概要 | 年次推移の観察 |
授業時間内の学修内容 | 保健医療統計の動向を把握するための年次推移の観察方法を学習する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 時系列分析 (time series analysis) | |
事前学修の内容 | ・「保健統計・疫学」教科書pp.52-59を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習については、Moodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ・講義内容について、ハンドアウトや講義資料を用いて復習する。 ・統計解析の手順を自分のPCで再現し、不明な点を質問できるように整理する。 |
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事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | 提出課題(計算演習の課題)があります。 | |
第14回 | 概要 | 回帰モデリング |
授業時間内の学修内容 | 看護事象を量的に検討する際に欠かせない回帰モデリングについて学ぶ。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 単回帰分析 (simple regression)、重回帰分析 (multiple regression model)、最小二乗法(least squares)、一般化線形モデル(generalized linear model)、ロジスティック回帰モデル(logistic regression model)、コックス比例ハザードモデル(Cox proportional hazards model)、ポアソン回帰モデル (Poisson regression model) | |
事前学修の内容 | ・「保健統計・疫学」pp.146-153を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習については、Moodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ・講義内容について、ハンドアウトや講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第15回 | 概要 | ノンパラメトリック検定 |
授業時間内の学修内容 | これまで学習したパラメトリック手法とは異なるノンパラメトリック手法による統計的検定について、その特徴や用途を学ぶ。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ノンパラメトリック (nonparametric) | |
事前学修の内容 | ・「保健統計・疫学」pp.142-143を通読し、要点を整理する。 ・ハンドアウトを通読し、不明な用語について調べる。 ・その他の予習については、Moodleで指示する。 |
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事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ・講義内容について、ハンドアウトや講義資料を用いて復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 |