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開講年度 | 2023 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2011年度以前入学生用(文化) 学部(学士課程) : 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ヨーロッパ・地中海倫理思想演習B | |
よーろっぱ・ちちゅうかいりんりしそうえんしゅうびー | ||
Seminar in European Ethics B | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
月曜日 7, 8時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 三輪 秦之 | |
MIWA, Yasuyuki | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | カントの著作である『道徳形而上学の基礎づけ』(Grundlegung zur Metaphysik der Sitten)を日本語で読んでいく。近代の倫理思想の転換点ともいえる著作であり、近世の倫理学を学ぶ人にとっても、また近世以前および近世以後の倫理に興味がある人にとっても一つの基本となる思想が展開されることになる。誰にとっても難解な著作ではあるが、一緒に読んで議論をしていく。 |
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学修の目的 | カントの著作に触れ、近代の倫理思想の特徴をつかむ。 |
学修の到達目標 | カントの著作を読み、その内容について考えることができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 授業への参加、ゼミ発表、レポートなどから総合的に評価する。 |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | |
教科書 | カント『道徳形而上学の基礎づけ』宇都宮芳明訳、以文社、1998年。 プリントを配布します。 |
参考書 | その他の翻訳や参考文献などは授業中に適宜挙げる。 |
オフィスアワー | 水曜日12:00〜13:00 事前に連絡をとること |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 | 原著がドイツ語のものである以上、どうしてもドイツ語が出てくるかもしれませんが、その場合はドイツ語を学習していない人(あるいはこれから学習する人)向けに説明するように努めます。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | カント、道徳、義務、命法、道徳法則 |
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Key Word(s) | kant, moral, duty, imperative, moral law |
学修内容 | 倫理思想について学ぶために、近世の倫理思想の代表であるカントの『道徳形而上学の基礎づけ』(Grundlegung zur Metaphysik der Sitten)を取り上げ、日本語で読んでいく。カントの中では比較的短く読みやすい部類のものと言われることもあるが、詳細に立ち入って理解するにはやはり誰にとっても難しい。そのような著作について一緒に講読し、不明瞭な点について指摘しかつ議論しながら進むことによって、ポイントを抑えつつ着実に理解していく。著作自体の話は大体以下のように進む。 第一回: 前期の復習 第二回: 講読①「したがって、定言命法はただ一つである」 第三回: 講読②定言命法と義務の分類 第四回: 講読③完全義務と不完全義務 第五回: 講読④自分に対する完全義務と不完全義務 第六回: 講読⑤他人に対する完全義務と不完全義務 第七回: 講読⑥定言命法の方式について 第八回: 講読⑦自然法則の方式 第九回: 講読⑧目的自体の方式 第十回: 講読⑨自律の方式 第十一回: 講読⑩自律と他律 第十二回: 講読⑪自律と自由① 第十三回: 講読⑫自律と自由② 第十四回: 講読⑬自律と自由③ 第十五回: 総括 なお、受講生の関心や理解度に応じて授業の進み具合が変わるので、必ずしもこの通りに議論が進むとは限らない。 |
事前・事後学修の内容 | 発表作成のための参考文献には目を通すこと。 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |