三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 教育学研究科(教職大学院)教職実践高度化専攻・選択科目
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 2年次
選択・必修 選択
授業科目名 授業研究としての教師のライフヒストリー研究
じゅぎょうけんきゅうとしてのきょうしのらいふひすとりーけんき ゅう
Life history research of teachers as lesson study
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EDUC-Prac5117
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 田中 里佳 

TANAKA, Rika

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 授業は、教育の目標・教科の目標といった時代や社会からの要請に影響を受けた目標のもとにデザインされる。同時に、育てたい子ども像といった教師としての願いも加味されており、授業をデザインし、実践する教師としての考え方(=実践的な知識)に授業は委ねられている。実践的な知識は、経験から形成されており、教師としての言動を決定している根底的な知識(信念など)はしばしば暗黙のままである。これまでの経験をライフヒストリーとして意識化・対象化することによって、どのような知識(教師としての考え方)が形成され、それがどのような実践を導いているのかが明らかになる。ライフヒストリーを書き、自己の経験を意識化し,これからの展望を拓く力にする。学部新卒学生も、この営みに参加しながら、現在形成されている教師としての知識(授業観、指導観、子ども観など)を意識化・対象化することによって、これからの展望を拓く一助にする。
学修の目的 授業研究を教師のライフヒストリーの中に位置づけ,自らの力量形成の方向性を獲得することができることが授業の目標である。テーマ:「ライフヒストリーを書き,共有しあうことをとおして未来を切り拓こう」
学修の到達目標 学習資源としての経験の意味を説明することができる。
自己の実践的な知識(信念や教育に関する考え方)を意識化・対象化することができる。
自己の経験を検討・吟味し、授業改善を構想することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 教師のライフヒストリー概念の獲得とその意義と課題についての知見(30%)
授業への積極的な参加(30%)  
自己省察レポート(40%)
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 適宜、資料を配付します。
参考書 山﨑準二『教師のライフコース研究』創風社、2002年
田中里佳『教師の実践的知識の発達』学文社、2019年
やまだようこ編『質的心理学の方法』新曜社、2012年
オフィスアワー 毎週火曜日15:00~16:00 教職支援センター210号室
集中講義の期間は上記とは異なりますので、あらかじめ、メール等で連絡してください。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ライフヒストリー
Key Word(s) Life History
学修内容 第1回:授業研究のスパンによる授業研究の分類:具体的な事例の分類をもとに理解をはかる
第2回:教師の力量形成史に位置づく授業研究:授業研究を力量形成史に位置づける意味を理解する
第3回:「観」と授業スタイル①:「観」が与える教育方法への影響について事例から理解を深める
第4回:「観」と授業スタイル②:「観」が与える授業デザインへの影響について事例から理解を深める
第5回:ライフヒストリー研究の基本概念
第6回:ライフヒストリー研究の到達点および意義と課題
第7回:ライフヒストリー研究の実際①:ライフヒストリーを聞く・語る
第8回:ライフヒストリー研究の実際②:ライフヒストリーを構成する
第9回:授業実践史の共有と対話①:ライフヒストリーの報告
第10回:授業実践史の共有と対話②:ライフヒストリーの共有と対話
第11回:授業実践史の共有と対話③:他者のコメントを受けての「修正・加筆」
第12回:授業実践におけるグローバルな課題とローカルな課題
第13回:未来の自分の実践の展望:ライフヒストリーの作品の創造
第14回:自らの授業実践史:ライフヒストリーの作品の相互鑑賞
第15回:まとめ:相互評価(ピアレビュー)
事前・事後学修の内容
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:90分/回

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