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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アメリカ思想演習C
あめりかしそうえんしゅうしー
Seminar on American Philosophy C
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 野上志学(人文学部)

NOGAMI, Shigaku

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 メタ倫理学とは、善悪や正不正についての我々の思考のあり方や、善悪や正不正の性質のこの世界における位置付けについて探求する分析哲学の一分野である。善悪は、物理的性質と異なるのか、異なるとすればどのように異なるのか。正不正についての我々の思考は、物理的な事柄についての思考と異なるのか、異なるとすればどのように異なるのか。これらがメタ倫理学の中心的な問いである。伝統的にもこうした問題はもちろん哲学者が取り組んできたものだが、メタ倫理学は20世紀の分析哲学において飛躍的な発展を遂げている。この演習では、メタ倫理学における古典的な論文の読解を行う。
学修の目的 メタ倫理学における諸理論の概略を理解する
道徳的思考についての問題が哲学においてどのような重要性をもつのかを理解する
メタ倫理学の基礎的な論文を読解し、議論する能力を身に付ける
学修の到達目標 メタ倫理学における諸理論の概略を理解する
分析哲学における議論スタイルを身につける
メタ倫理学の基礎的な論文を読解し、議論する能力を身に付ける
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 毎週ないし隔週で課題を提出するので、課題の評価による。最終レポート等の提出は求めない。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 なし
参考書
オフィスアワー 木曜日12:20-12:50、14:30-15:00
オフィスは野上研究室(人文学部3階319)
可能な限りメール等でアポイントメントをとってください
受講要件
予め履修が望ましい科目 必須ではないが、同日午前中の講義「アメリカの思想C」と合わせて履修することが望ましい。
発展科目
その他 基本的には翻訳の存在する文献を選ぶが、英語の文献を課題として出すこともありうる。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16282
キーワード メタ倫理学、分析哲学
Key Word(s) metaethics, analytic philosophy
学修内容 第1回 導入
第2回 主観主義と相対主義
第3回 情動主義と表出主義
第4回 表出主義とフレーゲ=ギーチ問題
第5回 非自然主義(1)
第6回 非自然主義(2)
第7回 錯誤論(1)
第8回 錯誤論(2)
第9回 虚構主義
第10回 自然主義(1):還元的自然主義
第11回 自然主義(2):還元的自然主義
第12回 自然主義(3):非還元的自然主義
第13回 道徳および倫理における認識論上の問題(1)
第14回 道徳および倫理における認識論上の問題(2)
第15回 総括

なお、受講者の理解度や関心等によって、内容は前後することがある。
事前・事後学修の内容 毎週ないし隔週で問題を出しておくので、参加者はそれを解いた上で参加することを求める。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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