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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 中国の文学D
ちゅうごくのぶんがくでぃー
Chinese Literature D
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 花尻 奈緒子(人文学部)

HANAJIRI, Naoko

SDGsの目標
連絡事項 MoodleコースのURLは以下です。
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16511

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 新興社会主義国家から経済大国へと変貌をとげた中国、その転換点である八〇~九〇年代に焦点をあてる。
「十年の災厄」と呼ばれるプロレタリア文化大革命が収束したあと、経済・社会構造・学術・テクノロジー等の面で、中国社会は大きな転換点を迎えた。そこに立った中国知識人たちは、社会変革に伴い発生する矛盾をテーマに議論を戦わせたが、ある者は斬新な方法を採り、ある者は伝統に立ち返った。
 本講義は、「中国知識人」「民間文化」をキーワードに、主に文学研究者にスポットをあてて、文化大革命以降の重要な論争・運動、文学作品に関わる作品・評論等を通して、中国現代文学史の枠組の変革について考察する。回によっては映像も使用する。
学修の目的 文化大革命以降の中国文学のあゆみをまず知識として把握し、イデオロギー/脱イデオロギーの文学・文学史との関わりを理解したうえで、自身の興味に関連して論じられるようになる。
学修の到達目標 文学関連の論文・資料および作品を通して、多角的視点から問題を認識・表現できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
○国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 受講時のコメントペーパー提出50%、レポート50%、計100%。(合計が60%以上で合格)
授業の方法

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 自主的にリサーチを行えるよう、予習・復習を前提とした資料を配付する。
教科書 使用しない。授業時に必要資料を配付する。
参考書 授業時に指示する。
オフィスアワー 花尻研究室にて、毎週水・木曜5コマ目(16:20~17:50)。
このほか研究室在室時は可、事前にメール等で予約することをおすすめします。
受講要件 積極的態度で受講すること。この授業は、国語科教員免許の漢文学に該当します。
予め履修が望ましい科目 異文化理解Ⅰ(中国語)abおよび中国関連科目
発展科目 中国文学演習C・Dおよび中国関連科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 中国近現代文学、中国近現代文学史、近代化、知識人、中国民間文化
Key Word(s) Chinese Modern and Contemporary Literature, Chinese Modern and Contemporary Literary History, Modernization, Intellectuals in China, Chinese Folk Culture
学修内容 第1回 ガイダンス
第2回 文化大革命 ~十年の大混乱~
第3回 文革中の文学 ~革命一直線~
第4回 改革・開放と南巡講話 ~赤い提灯に点る灯~
第5回 「新時期」の文学 ~なんでもあり、ですよね?~
第6回 文化熱と『河殤』 ~黄河文明、捨てませんか~
第7回 文学史の変革 ~ぶっ壊せ極左伝統~
第8回 新白話文批判 ~文学に向かない言語?~
第9回 人文精神討論① ~気づけばここは廃墟~
第10回 人文精神討論② ~僕らが生きる道~
第11回 民間回帰論 ~懐かしく新しいあの場所~
第12回 文芸批評への応用 ~最っ高のちょうど良さ~
第13回 ポスティズム批判 ~革新的な保守?~
第14回 行方不明の民間 ~ユートピアは今~
第15回 総括
事前・事後学修の内容 講義に関連する作品(日本語翻訳でもよい)などを、配付される文献集以外からも積極的に読んでおくこと。
中国語の日本語訳を課題にすることがあります。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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