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開講年度 | 2023 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
全学科・全教育コース 学部(学士課程) : 3年次 ビオトープ管理士の資格取得を考えている学生は受講が望ましい。 なお,農業土木学教育コースの学生は本講義を含む所定の単位を修得すると,資格試験の一部免除を受けられる。 |
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選択・必修 | 選択 選択推奨科目(農業土木コース) |
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授業科目名 | ビオトープ論 | |
びおとーぷろん | ||
Biotope | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Envi-3341-014
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
金曜日 1, 2時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 教室番号は時間割表・学生掲示板で確認して下さい。 | |
担当教員 | 森本 英嗣 | |
MORIMOTO Hidetsugu | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 持続可能な社会を構築するためには,健全な自然環境を維持していく必要があり,そこに生息する動植物の生活環境も保全していく必要がある。 ビオトープとは,地域の野性の生きものたち(Bioビオ)が生息する空間(Topトープ)を意味するドイツ語であり,本授業は,人間の営みによって破壊・縮小した動植物の生息域(ビオトープ)を復元・保全する意義とそれを計画・施工する手法を学習する。 (DP、CPとの関係) この講義は、三重⼤学の目標である4つの⼒の「感じる⼒」「考える⼒」「コミュニケーション力」「⽣きる⼒」を⾝につけるため、⽣物資源学部のDPである(2)(3)の修得を目指します。 |
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学修の目的 | これまで学習した生態系,生態系サービスに関する知識を活かし,人と自然の共存をめざした地域づくりのための技術と知見を習得することができる。発展的には,2級ビオトープ管理士の資格取得を目指すことも可能である。 |
学修の到達目標 | (知識)ビオトープの概念や意義,ビオトープの計画づくりや施工方法の知識を習得する。また,関連する法制度やその時代背景を説明し,ビオトープづくりに最低限必要な知識を得ることができる。 (態度)自然や環境に関する直接的な知識や考え方が身に付き,調査や施工などの技術や,市民参加のコーディネートなどのようなソフト面の知識を身につけることで技術者倫理の醸成に寄与する。 (技能)学習した知識を活かし,身近なビオトープに触れ,工夫や改善方法を考える技能を主体的に身につけられる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 小テスト10%,中間テスト30%,期末レポート60% (知識) 法令や計画,空間設計に関する小テストを通じて評価する(10%)。 (態度) 知識の定着度を測るため,中間テストを実施して評価する(30%)。 (技能) 知識の定着ならびに農山村地域の諸課題を考察する力を測るため,期末レポートを実施して評価する(60%)。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
地域理解・地域交流の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 資料を授業中に配付する |
参考書 | 改訂版 ビオトープ管理士資格試験公式テキスト(日本生態系協会監修,日本能率協会マネジメントセンター) |
オフィスアワー | 曜日・時間:金曜日の10時30分~12時00分 場所:327室(居室) |
受講要件 | 景観生態学,生態圏循環学,環境保全生態学のいずれかを習得済みであること |
予め履修が望ましい科目 | 景観生態学,生態圏循環学,環境保全生態学 |
発展科目 | 景観設計論,農村計画学 |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください) 環境教育に関連した科目 |
各回 共通 |
MoodleのコースURL |
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第1回 | 概要 | ガイダンス(授業の進め方,評価の方法) 「ビオトープの定義と概念」 |
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授業時間内の学修内容 | ビオトープの定義,ビオトープの概念について説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ビオトープ Biotope |
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事前学修の内容 | ビオトープならびにビオトープ管理士について書籍やインターネットなどで調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第2回 | 概要 | ビオトープを考える視点 |
授業時間内の学修内容 | ビオトープタイプ,ビオトープの現状,ビオトープの保全の考え方について説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ビオトープタイプ,ビオトープの保全,環境特性 Biotope type,Biotope conservation,Environmental characteristics |
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事前学修の内容 | ビオトープの事例を書籍やインターネットを使い調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第3回 | 概要 | 生態系のしくみ |
授業時間内の学修内容 | 生物にとっての環境条件,生物地理,個体群生物学と遷移,保全生態学の基礎用語について説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 生態学,生態系,生物地理,個体群,生態系の保全 Ecology, Ecosystem,Biogeography,Population,Ecosystem conservation |
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事前学修の内容 | 関連科目である景観生態学,環境保全生態学,生態圏循環学の復習をする。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第4回 | 概要 | 様々なビオトープ |
授業時間内の学修内容 | 農村地域ならびに都市地域の様々なビオトープのタイプと機能を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ビオトープの多様性 Diversity of biotope |
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事前学修の内容 | 身近にあるビオトープを探す。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第5回 | 概要 | ビオトープの保全・再生 |
授業時間内の学修内容 | ビオトープ保全における生態系管理の概念,保全計画のプロセスを説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 生態系管理,ギャップ分析,GIS分析 Ecosystem management,Gap analysis,GIS analysis |
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事前学修の内容 | ビオトープの保全方法について書籍やインターネットで調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第6回 | 概要 | ビオトープの保全の考え方 |
授業時間内の学修内容 | 環境特性(非生物的,生物的,社会的)について説明し,それぞれに適した保全方法を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 非生物的環境特性,生物的環境特性,社会的環境特性 Abiotic Environmental Characteristics, Biological environmental characteristics, Environmental characteristics of society |
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事前学修の内容 | ビオトープをとりまく環境特性について書籍やインターネットで調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第7回 | 概要 | ビオトープに関する環境関連法①(自然環境の保全と制度のしくみ) |
授業時間内の学修内容 | 自然環境の保全の制度とそのしくみの全体像を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 法令用語,土地利用 Legal terminology,Land use |
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事前学修の内容 | 環境基本法について書籍やインターネットで調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第8回 | 概要 | ビオトープに関する環境関連法②(自然環境保全の法制度の解説) |
授業時間内の学修内容 | 自然環境の保全と利用,歴史的風土や文化財保護,環境アセスメントに関する法制度を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 環境基本法,環境アセスメント The Basic Environment Law, Environmental assessment |
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事前学修の内容 | 環境基本法もしくは環境アセスメントについて書籍やインターネットで調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第9回 | 概要 | 中間テスト |
授業時間内の学修内容 | これまでの講義内容の理解度を測る。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 中間テスト Midterm test |
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事前学修の内容 | これまでの講義資料ならびにノートを復習し中間テストに備える。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 中間テストの内容を講義資料ならびにノートを参照して復習する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第10回 | 概要 | 計画管理①(ビオトープ計画のための調査手法) |
授業時間内の学修内容 | 野生生物調査,文献・聞き取り調査,現地調査の方法を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 野生生物調査,文献調査,聞き取り調査,現地調査 Wildlife survey, Review survey, Hearing survey, Field work |
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事前学修の内容 | 社会調査手法について書籍やインターネットで調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第11回 | 概要 | 計画管理②(日本の国土と自然環境の現状と課題) |
授業時間内の学修内容 | 森林地域,農村地域,都市地域の現状と課題を整理し,国土の一部である河川・海岸の計画,環境基本計画について説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 森林計画,農村計画,都市計画,土地利用 Forest planning, Rural Planning, Urban planning, Land use |
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事前学修の内容 | 森林,農村,都市のいずれかの現状と課題について書籍やインターネットで調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第12回 | 概要 | 計画管理③(生物の生息・生育環境) |
授業時間内の学修内容 | ビオトープを整備するにあたって,基本的な計画および設計に必要な生物の生息・生育環境の条件や配慮事項を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 生育環境,生育条件,エコトーン(移行帯) Growth environment, Growth condition, Ecotone |
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事前学修の内容 | 鳥類の生息環境ついて書籍やインターネットで調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第13回 | 概要 | 施工管理①(緑地環境の設計・施工) |
授業時間内の学修内容 | ビオトープの設計・施工に深く関わる基盤造成,植栽,および施設・工作物の設計施工について説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 設計,施工,緑地環境 Design, Construction, Green spaces environment |
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事前学修の内容 | 緑地ビオトープについて書籍やインターネットで調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第14回 | 概要 | 施工管理②(水辺環境の設計・施工) |
授業時間内の学修内容 | 水辺環境の基礎的事項,河川,砂防,湖沼,ため池などの設計・施工にかかわる留意事項を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 水生生物,水路,水質浄化 Aquatic life, Brook, Water purification |
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事前学修の内容 | 水辺ビオトープについて書籍やインターネットで調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第15回 | 概要 | 施工管理③(道路環境の設計・施工) |
授業時間内の学修内容 | 道路建設における動物や生態系に及ぼす影響とその具体的な対策を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | コリドー,エコロード Corridor, Eco road |
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事前学修の内容 | エコロードについて書籍やインターネットで調べておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートあるいはワードなどのファイルに講義で得た新たな言葉,意味を列挙・記述し,それに関連する記事や書籍等を調べる。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 |