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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本の文学N
にほんのぶんがく えぬ
Japanese Literature N
単位数 2 単位
ナンバリングコード
HU-JAPA1
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 森田 貴之(非常勤講師)

Morita, Takayuki

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 院政期から中世にかけて作られた和漢翻訳文学を読む。具体的には、中国の説話を歌物語風に翻訳した『唐物語』、史記などの中国の歴史を鏡物風に翻訳した『唐鏡』、中国の幼学書『蒙求』を百首歌風に翻訳した『蒙求和歌』を取り上げ、漢文学の世界がどのように和文学の世界に置き換えられていくのかを具体例に基づき探究する。また、これらの作品間にはどのような違いがあるのか、についてもあわせて考察し、中世前期の学問の様相についても考える。
学修の目的 文学作品を通して中世の日中文化交流の具体的事例を知り、東アジア世界のなかの日本を実感することで、日本文学を内側・外側両面から見つめる視点を得る。
学修の到達目標 原典テキストとの比較対照からを和漢比較文学の基本的手法を身につける。
日本文学の背景に流れる中国文学の影響についての知識を得る。
説話、歴史文学、和歌など各文学分野相互のつながりについて理解している。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
○変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末レポート試験60%、ミニッツペーパーの提出40%(計100%・合計が60%以上で合格)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 出来る限り、受講生とのインタラクションを重視し、適宜、講義環境、方法の改善につとめる。
教科書 特に指定しない。毎回講義プリント配布して進める。
参考書 適宜、講義内で紹介する。
オフィスアワー 質問とは授業時間の前後、およびメールにて対応する。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 積極的な態度で受講するもの

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18177
キーワード 和漢比較文学 中世文学 学問史
Key Word(s) Comparative literature(Chinese and Japanese) Medieval literature of Japanese Academic history
学修内容 1.授業方法・各作品・作者概説
2.『唐物語』について1
3.『唐物語』について2
4.『唐物語』について3
5.『唐物語』について4
6.『唐鏡』について1
7.『唐鏡』について2
8.『唐鏡』について3
9.『唐鏡』について4
10.『蒙求和歌』について1
11.『蒙求和歌』について2
12.『蒙求和歌』について3
13.『蒙求和歌』について4
14.周辺作品への影響
15.まとめ
事前・事後学修の内容 前回までの内容を十分に復習理解して、次回授業へ臨むこと。
またレポート課題へ向けた資料調査を随時行うこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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