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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2017年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アジア・オセアニアの民族と文化A
あじあおせあにあのみんぞくとぶんかえー
Culture in Asia and Oceania A
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 梅村絢美

UMEMURA, Ayami

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 身体は私たち自身であるとともに、私たちが世界と関わる媒体でもある。本授業では、「南アジアと身体」をテーマに、南アジア社会に特有の身体観、ヘルスケア実践、行法、食文化、宗教と食、人体の商品化等のテーマを取り扱いながら、身体を通じて南アジア社会を理解し、人類社会の多様な生のありようとその普遍性を探究する。
学修の目的 本授業は、南アジア社会における身体観やそれに基づく伝統医療、行法、ヘルスケア実践から、身体を通じて南アジア社会を理解することを目的とする。
学修の到達目標 ・異なる社会における身体観やヘルスケア実践について理解し、自社会のそれらを相対化することができる
・南アジアのヘルスケア実践や食生活について、仏教やヒンドゥー教の関係のなかで理解することができる
・グローバル経済における南アジア社会の医療の位置づけやローカルな諸規範のなかで、貧困や健康について検討することができる
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 学期末レポート(60%)およびコメントシート(40%)にもとづき総合的に評価します。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書
参考書 田中雅一ほか編著『南アジア社会を学ぶ人のために』世界思想社
石坂晋哉ほか編著『ようこそ南アジア社会へ』昭和堂
オフィスアワー 授業の前後
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16003
キーワード 南アジア、伝統医療、ヨーガ、菜食主義、代理出産
Key Word(s) South Asia, Traditional Medicine, Yoga, Vegetalianism, Surrogacy
学修内容 1.身体からみる南アジア社会
2.「手」で診る、「手」で癒す:スリランカ伝承医療の診療
3.アーユルヴェーダの身体観Ⅰ:宇宙と連動する身体
4.アーユルヴェーダの身体観Ⅱ:薬草の力、身体の均衡
5.台所は調剤薬局:スリランカ家庭におけるアーユルヴェーダの実践
6.ヨーガの身体観Ⅰ:宇宙を取り込み循環させる
7.ヨーガの身体観Ⅱ:アーサナと健康
8.活かすための武術:南インドの武術カラリパヤット
9.ケガレと吉祥:南インドの初潮儀礼
10.菜食・罪・ケガレ・不浄:南アジアのヴェジタリアニズム
11.M .K.ガーンディーの政治と健康
11.医療と呪術:医学が発展しても占いや呪術がなくならないのはなぜだろうか?
12.笑い・癒し・共同性:スリランカの悪魔祓い
13.布施としての献血:スリランカ仏教寺院における贈与と功徳
14.消費される身体:インドにおける医療ツーリズムと代理出産
15.総括
事前・事後学修の内容 講義内で紹介する文献や資料等について、予復習として読み進めること。
事前学修の時間:12分/回    事後学修の時間:120分/回

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