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開講年度 | 2023 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2017年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | アジア・オセアニアの民族と文化演習C | |
あじあおせあにあのみんぞくとぶんかえんしゅうしー | ||
Seminar in the Culture in Asia and Oceania | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
水曜日 5, 6時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 梅村絢美 | |
UMEMURA, Ayami | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 私たちが何かを考え理解したり、他者や世界と関わる過程において、「感覚」は極めて重要なはたらきをしている。また、何かを「感じる」ことを他者と共有していると「感じる」ことで得られる共同性・社会・喜びがある一方で、心身に受けた損傷により「感じる」ことの一部が失われた人のみが「感じる」独自の経験も存在する。そして、こうした「感じる」ことを論理的・客観的に言語という媒体を通じて表現することは難しい。 本授業では、フィールドワーカーたちが様々なフィールドで「感じる」ことについて考察した複数の文献を輪読することを通じて、「感じる」ことを言語化し他者と共有するための技法と、それを理解(making sense)するための共感・想像力を養うことを目指す。 |
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学修の目的 | 本授業は、官能・感覚に関わる文献を輪読することを通じて、世界/自己とのコミュニケーションとしての「感じる」ことを(感覚として)「わかり」(making sense)、それを適切に言語で表現することにより他者との感覚の共有や共感、想像力を養うことを目的としている。 |
学修の到達目標 | ・自・他・環境の相互作用の過程にある偶発的な知のありようを「わかる」(making sense)ことができる ・心身を通じて感じた経験を、適切に言葉で表現することができる ・他者の語る言葉や話ぶりから、その人の経験したことについて想像力を働かせ共感することができる |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 授業内での発表(50%)および議論への参与姿勢(50%)にもとづき総合的に評価します。 |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | 石井美保ほか編(2022年)『官能の人類学:感覚論的転回を超えて』(ナカニシヤ出版) 田中雅一(2010年)『癒しとイヤラシ:エロスの文化人類学』(筑摩書房) 西井涼子(2013年)『情動のエスノグラフィ:南タイの村で感じる・つながる・生きる』(京都大学学術出版会) 西井涼子ほか編(2020年)『アフェクトゥス(情動):生の外側に触れる』(京都大学学術出版会) オリヴァー・サックス(2009(1985)年)『妻を帽子とまちがえた男』(早川書房) オリヴァー・サックス(2018(2012)年)『見てしまう人びと:幻覚の脳科学』(早川書房) オリヴァー・サックス(2014(2011)年)『音楽嗜好症:脳神経科医と音楽に憑かれた人びと』(早川書房) |
オフィスアワー | 授業の前後およびメールでのアポイントにより対応します。 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 教養の文化人類学、文化人類学概論 |
発展科目 | アジア・オセアニアの民族と文化、アジア・オセアニアの社会、文化人類学関係、アメリカの民族と文化 |
その他 | 受講希望者は必ず初回の授業に出席すること。 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16005 |
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キーワード | 官能・感応、感覚、知覚、身体、エロス、セクシュアリティ、変容 |
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Key Word(s) | sense, body, eroticism, sexuality, transformation |
学修内容 | 1.イントロダクション 2-14.受講者による発表およびディスカッション 15.まとめ |
事前・事後学修の内容 | 受講生は、各回で取り扱う文献を必ず精読したうえで授業に臨むこと。 発表者は、文献を精読し、不明な用語等を調べたうえで、発表をすること。 発表者はもとより、すべての受講生は、各回で取り扱う文献について、疑問点やコメント等を明確にしたうえで出席すること。 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |