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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2017年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 特殊講義 日本における韓国文化
特殊講義 日本における韓国文化
Special Issue: Culture of South Korea in Japan
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 朴根模(パククンモ)

PARK KEUNMO

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 日本において韓国は最も近い国であり、互いの人とモノ、さらに文化を受け入れ、変容させるといった相互作用を通じて、融合してきたのである。特に近年の日本においては、大衆文化や食など、多様な領域において、韓国文化への関心が高まっている。しかし、韓国は明らかに日本とは異なる価値観や文化を持っている他者である。本講義では、「近い他者」である韓国・韓国文化について、また、韓国と日本は互いの文化をどのような脈絡の中で受け入れ、自文化と融合させてきたのかについて考えていく。
学修の目的 日本における韓国文化を中心に、日韓を巡る文化の移動と受容に注目することで、日韓といった「異なる文化」の融合について学ぶ。具体的に、韓国の普遍的かつ日常的な生活文化はどのようなものなのか。そのような韓国文化は日本社会でどう受容され、日本文化と融合したのか。さらに、日韓の文化は互いにおいて、どう移動し、広く根付いてきたのか。大衆文化と食文化に関する多くの事例を取り上げ、韓国文化への理解を高めると共に、異文化間の交流や融合において見られる文化の「移動」と「相互作用」について学ぶ。
学修の到達目標 ・フィールドワークなど、文化人類学の基本的概念を理解し、それに基づいて、近くて遠い「他者」である韓国を理解する。
・日本における韓国文化の受容と変容のあり方から、異文化受容について理解する。
・日韓を巡って移動し、融合する「文化」の在り方から、文化と社会・経済など多様な背景の相互作用を理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
○変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
○国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末および中間試験(あるいはレポート)70%
コメントシート 20%
質問など、授業参加度 10%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 特定の教科書は用いません。
参考文献などは授業中紹介します。
参考書 周永河(2021)『食卓の上の韓国史:おいしいメニューでたどる20世紀食文化史』慶應義塾大学出版会
朝倉 敏夫(1994)『日本の焼肉韓国の寿司』 Human 選書 
金成玟(2014)『戦後韓国と日本文化――「倭色」禁止から「韓流」まで』 岩波書店
オフィスアワー 窓口教員(深田淳太郎 j.fukada@human.mie-u.ac.jp)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18025
キーワード 韓国文化、食文化、大衆文化、異文化交流、文化の移動、文化融合
Key Word(s) Korean Culture, Food Culture, Popular Culture, Intercultural exchange, Cultural Transformation, Cultural Fusion
学修内容 1.オリエンテーション
2.「近いが遠い国」としての韓国 
3.メディアコンテンツに映っている韓国の文化的表象Ⅰ
:「パラサイト」から見る韓国社会における日常・生活文化
4. メディアコンテンツに映っている韓国の文化的表象Ⅱ
:「愛の不時着」から見る韓国社会における「兵役」 5.メディアコンテンツに映っている韓国の文化的表象Ⅲ
:「梨泰院クラス」から見る韓国食文化の今日
6. 日本における韓国Ⅰ:在日韓国・朝鮮人、その移住の歴史
7. 日本における韓国Ⅱ:コリアンタウンの形成と機能
8. 韓国文化と日本社会の相互作用Ⅰ:コリアンタウンにおける韓国食文化
9.韓国文化と日本社会の相互作用Ⅱ:日本のネットワークから生まれる韓国食文化
10. 日本における韓国文化の排除と受容の歴史
:「ニンニクの匂い」に対する差別から「モッパン」に至るまで
11. 日韓を巡る文化の移動Ⅰ:日本の明太子、韓国の砂糖と味の素
12. 日韓を巡る文化の移動Ⅱ:韓国における日本大衆文化の排除と受容
13. 日韓を巡る文化の移動Ⅲ:日本における韓流Ⅰ
14. 日韓を巡る文化の移動Ⅳ:日本における韓流Ⅱ
15.「観光」から見る日韓の文化交流・移動の今日
事前・事後学修の内容 講義内で参考文献や映像資料などを指示するので、復習・予習として可能な限り読む(視聴する)こと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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