三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士後期課程)共通科目
受講対象学生 大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次, 2年次, 3年次
選択・必修 選択
授業科目名 先進生命科学
せんしんせいめいかがく
Advanced Life Sciences
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Comn-7091-004
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

開講時間
生物資源学研究科で配布する2023年度授業時間割および掲示などにて確認すること.
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 開講教室は掲示などにて確認すること.

担当教員 ○柿沼 誠,苅田修一,田丸 浩,岡﨑文美,石川 輝,神原 淳,宮﨑多恵子,倉島 彰(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻)

○KAKINUMA, Makoto, KARITA, Shuichi, TAMARU, Yutaka, OKAZAKI, Fumiyoshi, ISHIKAWA, Akira, KOHBARA, Jun, MIYAZAKI, Taeko, KURASHIMA, Akira

実務経験のある教員 苅田修一,田丸 浩,岡﨑文美(食品・化学企業の総合研究所でバイオテクノロジーを利用した発酵食品の研究開発やバイオプロセスによる高機能化学品の新製法研究および新規機能性物質生産に関する基盤研究に従事,また生化学・分子生物関連学会で理事などを歴任し産学連携に従事)

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ・生命科学分野での先進的な研究を紹介する.
・各自の研究テーマについて専門外の研究者にもその魅力が伝わるようにプレゼンテーションとディスカッションを行う.将来,研究者として独立するには研究費を確保することは必須である.専門外の研究者や社会に対して自らの研究テーマの先進性,独創性、実現性などを魅力的に伝える力を身につける.
・生命科学分野の先端研究とその原理・手法などを学ぶことで,自身の研究を進める上で重要なポイントや新たな着眼点について知ると共に,自身の研究との関連性について考察する.
(育てたい資質や能力)生物資源の生産,利用,保全,開発に貢献できる能力を身につけることを目指す.
(DP,CPとの関連)生物資源学研究科博士後期課程のDPである(1)幅広い教養・倫理観と国際感覚の修得,(2)高度な専門知識・技術の修得,(3)科学的・論理的思考力の修得,(4)国際社会に通じるプレゼンテーション・コミュニケーション能力の修得,(5)独創的な研究力の修得を目指す.
学修の目的 生命科学分野での先進的な研究について理解・説明できるようになる.自身の研究テーマの独創性や先進性について,専門外の研究者や社会に対して解説できるようになる.
学修の到達目標 生命科学研究におけるいくつかのトピックスについて最新の情報を得るとともに,最先端研究手法についても理解し,研究へ応用できるようになる.また,自身の研究テーマについて,最新の情報をもとに他分野の研究者にも魅力的に解説できるようになる.
(知識)先進的研究について学び,高度な専門知識を得る.また,先進的研究の背景や目的,研究動向を理解できるようになる.
(態度)課題レポート,プレゼンテーション,相互ディスカッションなどを通して,先進的研究の内容について理解を深める.
(技能)各自の研究テーマに関連する先端研究について調べ,科学的・論理的思考の展開力を養う.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 課題やプレゼンテーションへの取り組み(50%),レポート(50%),計100%(60%以上で合格).
(知識)専門知識の修得についてレポートなどで評価.
(態度)プレゼンテーションと相互ディスカッションの内容で評価.
(技能)プレゼンテーションにおける論理展開と,プレゼンテーション資料の内容で評価.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫
教科書 講義資料は印刷物等として配付する.
参考書 適宜紹介する.
オフィスアワー 集中講義後.質問などはメールでも対応する(連絡先は集中講義中に周知する).
集中講義に関する連絡窓口:柿沼 誠(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻,728号室)
受講要件 生命科学分野での先進研究を紹介するため,資源生物の生命現象を理解するために必要な基礎的知識を修得していること.
予め履修が望ましい科目 生命科学分野の先進研究を理解するために必要な科目(細胞生物学,分子生物学,生化学,有機化学,分析化学,微生物学,生理学,海洋生物学,魚類学など)
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード メタゲノム,バイオリファイナリー,バイオテクノロジー,食品発酵,微生物機能,魚類感覚器,摂餌生態・行動,植物プランクトン,海産大型藻類,海産種子植物
Key Word(s) metagenomics, biorefinery, biotechnology, food fermentation, microbial functions, fish sensory organs, feeding ecology and behavior, phytoplankton, marine macroalgae, marine angiosperm
学修内容 1.ガイダンス
2.各自の研究テーマ解説
3.研究費獲得について
4.応用生命化学(1)水圏バイオリファイナリー
5.応用生命化学(2)魚類バイオテクノロジー
6.応用生命化学(3)微生物叢解析法
7.応用生命化学(4)メタゲノム解析法
8.応用生命化学(5)微生物機能(食品発酵)の基礎
9.応用生命化学(6)微生物機能(食品発酵)の先端研究紹介
10.応用生命化学(7)微生物機能(食品発酵)の分析技術
11.応用生命化学(8)微生物機能(食品発酵)分析技術の応用
12.海洋生物学(1)生物海洋学に関する最新の研究動向
13.海洋生物学(2)水族生理学(味覚,嗅覚,摂餌生態)に関する最新の研究動向
14.海洋生物学(3)水族生理学(視覚,光環境適応)に関する最新の研究動向
15.海洋生物学(4)藻類学に関する最新の研究動向
※上記内容について講義資料,学術論文,専門書などを利用して講義・演習形式で解説する.各回の講義内容を独自にまとめて専門知識の理解を深めると共に,各自の研究テーマとの関連性を考察することで説明力や表現力を身につける.
事前・事後学修の内容 予習:各回で取り扱う内容に関する講義資料,学術論文,専門書などを示すので,事前に熟読して内容を理解しておくこと.また,Moodleコースから事前に配付する補足資料などを確認しておくこと.
復習:各回で学修した内容について,講義資料,学術論文,専門書などを用いて復習すると共に,各回の内容に関する課題に取り組むこと.
1.講義の進め方,概要説明
2.スライド資料,説明資料の作成
3.申請書の作成
4.応用生命化学(1)水圏生物利用法,生物機能応用研究の概説
5.応用生命化学(2)魚類比較ゲノム研究,魚類タンパク質・抗体生産研究の概説
6.応用生命化学(3)NGSデータ解析の基礎とワークフロー,微生物叢解析法の理論と実践
7.応用生命化学(4)メタゲノム解析法の理論と実践
8.応用生命化学(5)微生物機能(食品発酵)を中心とした分野横断的知識の修得
9.応用生命化学(6)微生物機能(食品発酵)の先端研究における課題の理解
10.応用生命化学(7)微生物機能(食品発酵)分析技術の原理について理解
11.応用生命化学(8)微生物機能(食品発酵)分析技術の応用法について検討
12.海洋生物学(1)生物海洋学の理解と各自の研究テーマとの関連性を考察
13.海洋生物学(2)水族生理学(味覚,嗅覚,摂餌生態)の理解と各自の研究テーマとの関連性を考察
14.海洋生物学(3)水族生理学(視覚,光環境適応)の理解と各自の研究テーマとの関連性を考察
15.海洋生物学(4)藻類学の理解と各自の研究テーマとの関連性を考察
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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