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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 共通教育・教養基礎科目
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 PBL医学・看護学
ぴーびーえる いがく・かんごがく
PBL Medical Science and Care
授業テーマ 健康食品の機能と現状
単位数 2 単位
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
2022年度以前入学生に対する科目名
授業科目名 PBL医学・看護学(現代科学)
ぴーびーえる いがく・かんごがく(げんだいかがく)
PBL Medical Science and Care
授業テーマ 健康食品の機能と現状
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-MEDN1391-005
開放科目 非開放科目    
分野 健康・医療・福祉
分類・領域

教養統合科目・現代科学理解 (2022(令和4)年度〜2015(平成27)年度入学生対象)

開講学期

後期

開講時間 金曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 玉利 健悟(全学共通教育センター)

TAMARI, Kengo

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要  健康食品に実は明確な定義がありません。健康食品とはなんなのか?その効果は本当なのか?どのように効いているのか?どうやって効果を調べているのか?など、健康食品の機能とそれを取り巻く現状について学んでみませんか。
 本授業は、プロジェクト型授業(Project Based Lerning: PBL)の手法を用いています。この手法は問題を発見し、解決のためのProjectを立ち上げ、活動していくスタイルです。通常の講義形式で学ぶよりも、より実践的な力が備わる優れた方法として、近年急速に普及しています。
 大学生は卒業のために、「卒業論文」を作成しなければなりません。つまり、在学中に、何か新しい発見をし、それを矛盾なく発表する必要があります。そのためには、文献検索、仮説設定、実験調査、考察、論文作成、発表といったスキルが必須です。本授業は、その基本スキルを大学の早い段階で一通り学べますので、これから学問に向かう姿勢づくりに最適です。
 授業では、個別またはグループでの健康食品に関する問いに、①調査を行い、②課題を発見し、③解決策を考え、④発表を行います。①調査や②課題発見では、基本的には学生が行いますが、関連の知識について教員からサポートも行います。また、③解決策に関しては、実験可能であれば、実際に一定期間食して、その効果をみてみましょう。実験ができない場合は論文を熟読して考察を深めます。④発表は「相手を納得させる」ことを重点にした、プレゼンの指導を繰り返し行います。これらにより、健康と食品に関する専門知識と共に、「卒業論文」を想定した基本的な研究経験から、問題発見能力を同時に獲得することになります。
 具体的な問いとして、有名な健康食品を食した際の脂肪量の変化を再検証、正しく効果を測る新しい基準の提案、もっと効果がある料理法の開発などが想定されます。 
 なお、紙による試験はありません。
学修の目的  本授業は基本的な人体の仕組みと食品の機能性を学びつつ、食品研究の基本である調査、仮説設定、実験、考察、発表といった活動を体験し、学問としても、生活においても実践的な知識獲得を目的とします。もちろん、専門教育レベルの知識を持っていない学生に、完全オリジナルの発想を要求することはありません。自ら課題を発見し、解決手段を提案、実践することを目指します。 
学修の到達目標 ・基本的な健康食品の仕組みを概説できる(C評価)
・健康食品について概念を理解し、グループで討論できる。(B評価)
・健康食品の調査から課題を見出し、多角的に論じることができる(A評価)
・健康食品に関する自らの問に対し、的確で明解な発表をすることができる(AA評価)
 A評価以上の学生は3つの能力を向上することを狙っています。①人体に関わる様々なリテラシー。②研究の基本となる計画性と実践力。③コミュニケーションによる課題解決力。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 課題提出(個人活動)30点 講義内活動(グループ活動)30点 発表内容40点
授業の方法 講義 演習 実習

授業の特徴

PBL

問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 特になし
参考書 特になし
オフィスアワー 水12:00~12:45総合研究棟Ⅱ314-2室に居室あり。事前にメールで連絡を貰えれば、時間を調整して対応します。
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 特になし
発展科目 特になし
その他 知識を問う紙面上での試験はありません。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 生理学 食品機能学 特定保健用食品
Key Word(s) Physiology, Functional food science, Foods for special health use
学修内容  第4回までは図書館やweb等を用いて、個別での味覚と嗅覚に関する調査を行います。第5回で各自報告を行い、類似のテーマを選んだ学生同士でグループを作成します。第7回から教員指導の元、研究計画を立て、実験もしくは学術論文を熟読・考察を行います。第12回以降は実験班であれば、実験結果を解析し、文献考察班であれば、学術論文の新規性を発見し、発表準備を行います。第15回には公開発表会を行います。

第1回 ガイダンス
第2回 健康食品の総論 
第3回 個別調査と研究計画書作成(1/2)     
第4回 個別調査と研究計画書作成(2/2)
第5回 調査報告の準備
第6回 調査報告会  
第7回 グループ調査と実験計画書修正(1/2)  
第8回 グループ調査と実験計画書修正(2/2)    
第9回 論文調査・実験準備                 
第10回 論文考察・実験タイム(1/3)                  
第11回 論文考察・実験タイム(2/3)
第12回 論文考察・実験タイム(3/3)
第13回 データ解析と発表準備
第14回 発表練習(2/2)
第15回 総括(活動報告会)
事前・事後学修の内容  課題に関して、調査、考察が不十分な時は、教員からの資料提供などがあります。グループで相談し、次回までに準備して下さい。基本的に授業内で行うように予定していますので、無理のない研究計画を立てるよう指導します。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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