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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 共通教育・教養基礎科目
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 哲学G
てつがくじー
Philosophy G
授業テーマ 西洋哲学の基礎
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
分野 歴史・文化
分類・領域

教養統合科目・国際理解・現代社会理解 (2022(令和4)年度〜2015(平成27)年度入学生対象)

開講学期

前期

開講時間 水曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 野上 志学(人文学部)

NOGAMI, Shigaku

SDGsの目標
連絡事項 オフィスアワー(木曜日12:20-12:50、14:30-15:00)では思想資料室(人文学部3階305)にいることもあります。
moodleのアドレスは

https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16411

です。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 「どのようなときに我々は自由に振る舞えるのか」、「自由になしたことにだけ我々は責任をもつのか」。  自由意志論は、自由と責任に関する問いをめぐる、哲学の一分野である。この授業では、「世界で起こることは何らかの意味で決まっている」という決定論と自由意志は両立するのか」という古典的問題から始めて、西洋哲学の考え方へと受講者を導きたい。
学修の目的 ・自由意志論における基本的な諸見解の見取り図を得る。
・哲学の文献を読むための基礎知識を身につける。
・自由意志と責任の関係について吟味することで、道徳的問題について考える能力を得る。
学修の到達目標 伝統的学説から、近年の学説まで、自由意志論についての基礎を把握し、とりわけ道徳哲学、倫理学における「責任」の問題にアプローチできるようになる。また、責任をめぐる問題を中心として道徳的問題についての想像力を養う。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 中間試験(1/3)と期末試験(2/3)によって評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 高崎将平「そうしないことはありえたか?:自由論入門」(青土社、2022)
参考書
オフィスアワー 木曜日12:20-12:50、14:30-15:00
オフィスは野上研究室(人文学部3階319)
可能な限りメール等でアポイントメントをとってください
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 アメリカの思想、アメリカ思想演習
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 現代哲学、分析哲学、形而上学、自由意志論、道徳哲学
Key Word(s) Contemporary Philosophy, Analytic Philosophy, Metaphysics, Metaphysics of Free Will, Moral Philosophy
学修内容 第1回 導入
第2回 決定論と自由意志
第3回 非決定論と自由意志:運は自由をもたらすか
第4回 自由意志と行為:何が出来事を行為とするか
第5回 責任と自由1:フランクファート型事例
第6回 責任と自由2:道徳的な非難と自由
第7回 他行為可能性としての自由1:古典的両立論
第8回 他行為可能性としての自由2:傾向性両立論
第9回 源泉性としての自由1:二階の意欲説
第10回 源泉性としての自由2:理由反応性説
第11回 自由と因果性:行為者因果説
第12回 無知による自由?
第13回 時間論と自由意志:永久主義は自由を毀損するか
第14回 自由意志への懐疑
第15回 総括

なお、受講者の理解度や関心等によって、内容は前後することがある。
事前・事後学修の内容 教科書および各回の前にアップロードするハンドアウトに目を通してから授業に臨んでほしい。授業後は、それらを読み返すこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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