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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 工学研究科(博士前期課程)分子素材工学専攻/応用化学専攻
領域 主領域 : F
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
工学研究科(博士前期課程)分子素材工学専攻
選択・必修
授業科目名 有機機能化学特論
ゆうききのうかがくとくろん
Organic Functional Chemistry
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-ORBI-5
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 ○岡崎 隆男(工学研究科分子素材工学専攻)

OKAZAKI, Takao

SDGsの目標
連絡事項 Moodleの授業ページにご登録ください。
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16292

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 有機分子を機能性材料として用いる場合,光と熱による制御が可能であるが,光による電子的励起は熱反応とは異なる反応を引き起こすことが知られている。これらの有機化学反応にはカルボカチオンや炭素フリーラジカルのような短時間だけ存在する反応性中間体がしばしば存在し、有機材料を合成する際に利用されてきた。近年では反応性中間体が安定分子には無い優れた特性を有することが明らかにされ、これらを利用した機能性材料の研究が活発に行われている。本特論では、有機機能化学に関する研究を行うための知識を修得する。
学修の目的 有機化学反応の理解力と応用力を養い、自らの研究に活用することができる。また,関連する新着雑誌の文献について議論することによって、最新の研究内容を理解し、研究計画を作成することができる。
学修の到達目標 大学院レベルの有機化学について理解を深め、自らの研究に活用することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 出席と課題発表、討論状況に基づいて評価する。出席と、課題発表、討論への参加、事前の発表準備が必須です。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書
参考書 構造有機化学(東京化学同人)
R. B. Grossman, The Art of Writing Reasonable Organic Reaction Mechanisms, 2nd Ed, Springer.
E. V. Anslyn, D. A. Dougherty, Modern Physical Organic Chemistry, University Science.
E. Breitmaier, Structure Elucidation by NMR in Organic Chemistry A Practical Guide, 3rd Revised Ed.
M. Hesse, H. Meier, B. Zeeh, Bernd, Spectroscopic Methods in Organic Chemistry, 2nd Ed, Thieme Publishing Group.
R. Valiulin, Organic Chemistry: 100 Must-Know Mechanisms, De Gruyter.
Exploring Chemistry With Electronic Structure Methods: A Guide to Using Gaussian.
オフィスアワー 毎週月曜日9:00~10:00、分子素材棟3階3302室。
(Office hour)
Monday 9:00-10:00 at Department of Chemistry for Materials, 3rd floor, room 3302
受講要件 有機化学研究室で、実験研究を遂行するための講義です。最新の有機化学と共に、実践的な有機実験手法と機器分析法を学びます。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 大学院有機化学,光反応,熱反応,反応性中間体,励起状態,反応機構,反応速度
Key Word(s) Advanced organic chemistry, photoreaction, thermal reaction, reactive intermediate, excited state, reaction mechanism, reaction rate
学修内容 有機機能化学に関する研究を行うために、有機化学の基礎および実験技術を学習する。受講生は、有機機能化学について学習したことを発表し、討論する。
1) 有機実験操作
2) イオン反応、ラジカル反応、ペリ環状反応
3) 反応機構
4) 構造有機化学
5) 特異な構造をもつ炭化水素の合成
6) 反応性中間体の化学
7) NMR, IR, UV, MSによる有機化合物の構造決定
8) カラムクロマトグラフィー、TLC
9) 有機溶媒の乾燥
10) ドラフト、試薬、高圧ガスの取り扱い
11) 理論化学計算による有機化合物の構造と電子状態の解析
12) 文献調査法、学会要旨の作成
事前・事後学修の内容 毎回、参考書を用いて学習し、レジメとパワーポイント資料を作成する。
事前学修の時間:180分/回    事後学修の時間:60分/回

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