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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 人文学部法律経済学科・社会科学科
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 経済原論
けいざいげんろん
Political Economy
単位数 4 単位
ナンバリングコード
humn-laec2230-009
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 7, 8時限; 金曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 深井 英喜(人文学部)

FUKAI, Hideki

SDGsの目標
連絡事項 講義のmoodleコース
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16439

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 経済学および経営学の基礎理論を学ぶ。特に、この講義では、現在のラディカル派経済学(制度学派、ポスト・ケインズ派、マルクス派)の基礎理論を学ぶ。
経済学や経営学の応用分野を学ぶ上で、習得しておくことが前提になる科目である。
学修の目的 理論経済学(ミクロ経済学・マクロ経済学)の理論は、経済学や経営学を専門に学ぶ上で必ず学んでおく必要がある。
この講義では、経済学や経営学を専門的に学ぶ上で欠かせない、理論経済学の体系と考え方の基礎を学ぶことが目的である。
学修の到達目標 この講義は、経済学や経営学の応用分野を学ぶために必須である経済学の基本的な考え方を身につけることが目標である。
また、資本主義社会の構造とそのメカニズムに関する基礎理論を学ぶことが目標である。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
○現代社会・地域社会の課題に挑戦する積極性を備える。
 自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

講義でどのような力を君たちがつけるかは、君たち自身の講義への参加の仕方や、講義への取り組みによって決まります。単に講義を受けただけで、これらの力が付くことはありません。したがって、こういう項目は意味がありませんので参考にせず、自分自身で考えてください。

成績評価方法と基準 中間で行う小テストないしはレポート(30%)と、最終試験(70%)によって評価する。
中間の小テストないしはレポートの課し方は、初回の講義で詳しく解説する。
成績は、講義の受講態度なども含めて、総合的に評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 理論経済学の講義では、毎回の講義の内容をしっかりと修得してもらうことが非常に重要であるため、復習に有益となるような練習問題を作成して配布するようにする。
教科書 基本的にはレジュメを配布して講義を進める。
参考書 鍋島直樹『現代の政治経済学』ナカニシヤ出版
角田修一『概説 社会経済学』文理閣
松石勝彦『現代経済学入門』青木書店
平井規之・北川和彦・滝田和夫『経済原論』有斐閣Sシリーズ
オフィスアワー 初回講義でアナウンスする。基本的に開校日の午後は可能な限り対応する。
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 この講義が経済学と経営学の学習を進める際の基盤科目であるため、予め履修の必要な科目はない。
むしろ、経済学や経営学に進むことを考えている学生は、必ず履修すること。
発展科目 経済学・経営学に関連する諸科目
その他 理論経済学の科目は、文科系科目の中で特に厳密な論理体系を持っている。講義は、トピックス的な講義の並列で進むのではなく、回を追うごとに次第に内容が深まっていく積み上げ式で進んでいく。そのため、途中で行き詰るとその後が付いて行けなくなる。
オフィスアワー等を充実させているので、それらを利用して講義に取り組むように。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13540
キーワード 理論経済学(ラディカル派経済学;ケインズ経済学,マルクス経済学,制度派経済学)
生産の基礎理論(企業の機能や労働とは何か)、市場のメカニズムととその限界(市場競争とは何か)、分配・再分配のメカニズム(福祉制度の基礎理論等)、非主流派のマクロ動学(失業がなぜ生じるのか)など
Key Word(s) Economic Theory,Post- Keynesian Economics, Marxist Economics, Institutional Economics.
学修内容  この講義では、マルクスやケインズを経て発展してきたラディカル派の経済理論を講義する。したがって、公務員試験などに出題される近代経済学の問題にたいして、“テクニカル”では対応しない。しかし、“経済学的な考え方”という点では、近代経済学と同じである。
 この講義の重点は、経済学の問題を解くテクニカルな部分ではなく、経済学の考え方の修得し、そして経済学の考え方を用いて社会・経済現象を捉える力の習得にある。
 この講義で最終的に考えようとしている課題は、次の3点である。
①現在の資本制経済社会は歴史的にどのような特徴をもった経済社会であるのか。
②資本制経済社会が維持・再生産される経済メカニズムはいかなるものであるのか。
③資本制経済(市場メカニズム)の限界はどこにあるのか。

(講義で取り上げられる項目)
1.市場とはなにか  2.資本とは何か  3.価格・賃金・利潤の決定
4.所得分配  5.資本蓄積と所得分配  6.技術変化と労働過程
7.労働市場  8.金融市場  9.所得と雇用の決定
10.景気循環 など
事前・事後学修の内容 本講義の内容は、講義を聞いただけではなかなか理解するのは難しいと思う。
予習はもちろん歓迎するが、むしろ講義の復習に力を入れて欲しい。そして、復習しても理解し切れなかったところが出たならば、オフィスアワーをはやめに利用して欲しい。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:180分/回

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