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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・農業土木学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
共生環境学科の学生が対象です。
選択・必修 必修
教育コース必修科目(農業土木コース)
授業科目名 測量学実習
そくりょうがくじっしゅう
Practice in Surveying
単位数 1 単位
ナンバリングコード
BIOR-Envi-2334-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 7, 8, 9, 10時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物資源学部校舎(教室番号は、Moodle生物資源学部・生物資源学研究科 学生掲示板で確認して下さい。)

担当教員 森本英嗣・坂井 勝・田中宣多(生物資源学部共生環境学科)

MORIMOTO Hidetsugu, SAKAI Masaru and TANAKA Yoshikazu

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 地域の保全・管理のための施策に必要な基礎的地形データを得る技術である「測量」について、基本的な測量方法と機器の扱い方法を身につける。6人前後の少人数の班を編制し、班ごとに実習を実施する。測量士補、JABEE等の資格取得に関係する授業である。
測量学実習は、三重大学のディプロマポリシーである4つの力の「感じる力」「考える力」「コミュニケーション力「生きる力」を身に付けるため、学部のDPである(4)の習得を目指します。
学修の目的 各種の測量機器の使い方、およびそれらの機器を用いた距離・角度・高低差等を測る基礎的測量技術を実習によって修得する。
学修の到達目標 (知識)
 地域の保全・管理のための施策に必要な基礎的地形データを得る技術である「測量」について,基本的な測量方法と機器の扱いに関する知識を得る。
(態度)
 各回の実習に課される目標に向かって共助の姿勢で参加することで,学生は,協調性(相互理解)とコミュニケーションの能力向上につながる。
(技能)
 精度にこだわった精確な観測を実施する。角度の計算,誤差を最小にするための技術などを修得することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 (2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 (3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
○(4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
この科目は,農業土木学教育コースの掲げる学習・教育目標のIに対応し,JABEEの定める共通の学習・教育目標iに相当します。
成績評価方法と基準 各テーマのレポートと期末の実技試験で評価する。レポート提出期限からの遅れを評価に含める。合格点は60点以上とする(100点満点)。欠席は原則として認めない。
(知識)
 各単元の実習目的と方法を理解しているかを,各レポートで評価する(60%)。
(態度)
 野外実習に適した格好で受講しているかを,各実習にて確認し,不適の場合は減点措置をとる(10%)。
(技能)
 各実習で設けている精度目標への達成状況と,期末に行う実技試験(トータルステーションの据付け)により評価を行う(30%)。
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
インターンシップ
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 毎回、すべての学生が測量機器を操作できるように指導する。実習地を増やす等して混雑を緩和し、実習作業がスムーズに行えるようにする。
教科書 岡島賢治、谷口光廣、森本英嗣、成岡市(2020):改訂新版 測量実習ポケットブック、電気書院、ISBN:978-4-485-30255-2
参考書 (1) 谷口光廣、岡島賢治、森本英嗣、中村光司、成岡市(2020):改訂2版 実務測量に挑戦!! 基準点測量、電気書院、ISBN:978-4-485-30254-5

(2) 谷口光廣、岡島賢治、森本英嗣、成岡市(2020):ドローンポケットブック、電気書院、ISBN:978-4-485-30258-3
オフィスアワー 曜日・時間:金曜日の15時~17時
場所:327室(居室)
受講要件 作業しやすく強い日射・虫さされを防ぐ服装(はき慣れた運動靴、長袖シャツ、長ズボン、日よけ帽子、タオルなど)および傘の持参を勧める。実習内容の性質上、作業の進行が雨の影響を受けやすいことを承知しておくこと。詳細は授業中に案内する。野帳は教員が用意する。
予め履修が望ましい科目 測量学、アクティブラーニングなどの科目を前提として、授業単元の全体イメージを把握しておくこと(計15時間=1時間×15回)。
発展科目 測量学演習などの科目を展望して、授業単元の整理をしておくこと(計15時間=1時間×15回)。
その他 ・測量士補資格取得必修科目
・天候により授業スケジュールを変更する場合があります。

授業計画

各回
共通
MoodleのコースURL
第1回 概要 ガイダンス(班分け方法,実習上の諸注意,レポートの書き方,測量器具庫の点検ほか)
授業時間内の学修内容 実習中の諸注意を説明する。
キーワード(Key Word(s)) 測量,野外実習,
Survey, Field practice
事前学修の内容 教科書の序章を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実習内容をA4サイズ1枚程度にまとめる。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第2回 概要 距離測量(1):歩測および距離計による測量
授業時間内の学修内容 自分の目測感覚,歩幅を知り簡易な距離測量技術を習得する。
キーワード(Key Word(s)) 距離測量,歩測,目測
Distance survey, pacing, visual measurement
事前学修の内容 教科書の3章を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実習レポートを作成する。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第3回 概要 距離測量(2):巻尺(テープ)による測量
授業時間内の学修内容 鋼製巻尺を用いた距離測量の技術を習得する。
キーワード(Key Word(s)) 距離測量,鋼製巻尺,張力
Distance survey, steel measuring tape, tension
事前学修の内容 教科書の4章を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実習レポートを作成する。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第4回 概要 基準点の確認
授業時間内の学修内容 身の回りの基準点を確認し,以降の基準点測量,水準測量のための知識を得る。
キーワード(Key Word(s)) 基準点,基準点測量
Benchmark, Control survey
事前学修の内容 教科書の2章を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実習レポートを作成する。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第5回 概要 角測量(1):トータルステーションの点検と据付け
授業時間内の学修内容 トータルステーションの据付けと点検を行い,トータルステーションの扱いに慣れる。
キーワード(Key Word(s)) トータルステーション,水平,視準
Total station, Level, collimation
事前学修の内容 教科書の5章を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 教科書の5章を再読しトータルステーションの操作方法,部品を復習しておく。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第6回 概要 角測量(2):水平角の観測①
授業時間内の学修内容 2対回観測による水平角の観測方法を習得する。
キーワード(Key Word(s)) 水平角,2対回観測
Horizonal angle, Two pairs of observations
事前学修の内容 教科書の6章を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実習レポートを作成する。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第7回 概要 角測量(3):水平角の観測②
授業時間内の学修内容 2対回観測による水平角の観測方法を習得する。
キーワード(Key Word(s)) 水平角,2対回観測
Horizonal angle, Two pairs of observations
事前学修の内容 教科書の6章を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 教科書の6章を再読しトータルステーションの操作方法,部品を復習しておく。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第8回 概要 ポール横断測量
授業時間内の学修内容 異常気象や大規模地震などによって農地や農用施設が被害を受けた場合,迅速な災害査定に必要とされる。その状況を横断図として作成する際に用いられる手段の一つであるポール横断測量を身につける。
キーワード(Key Word(s)) 横断測量,横断図
Sectional surveying, Lateral profile
事前学修の内容 教科書の13章を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実習レポートを作成する。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第9回 概要 安濃ダム見学
授業時間内の学修内容 農業用ダムである安濃ダムの建設の経緯や構造,機能について学習する。また,併設されている小水力発電施設について学習する。
キーワード(Key Word(s)) 農業用ダム,小水力発電
Agricultural dam, Small hydroelectric generation
事前学修の内容 安濃ダムについての事前学習を行う。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 見学レポートを作成する。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第10回 概要 水準測量(1):オートレベルの点検と据付け
授業時間内の学修内容 オートレベルの据付け方法と点検方法を習得する。
キーワード(Key Word(s)) オートレベル
Auto level
事前学修の内容 教科書の8章を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実習レポートを作成する。
教科書の8章を再読しオートレベルの操作方法,部品を復習しておく。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第11回 概要 水準測量(2):往復水準測量①
授業時間内の学修内容 標高が既知の出発点から標高が未知の測点までを往復水準測量し,未知の測点の標高を求める方法を学習する。
キーワード(Key Word(s)) 水準点,後視,前視,器械高,地盤高
Bench mark, Back sight, Fore sight, Instrument height, Ground height
事前学修の内容 教科書の9章を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 教科書の9章を再読し,水準測量の手順を復習しておく。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第12回 概要 水準測量(3):往復水準測量②
授業時間内の学修内容 標高が既知の出発点から標高が未知の測点までを往復水準測量し,未知の測点の標高を求める方法を学習する。
キーワード(Key Word(s)) 水準点,後視,前視,器械高,地盤高
Bench mark, Back sight, Fore sight, Instrument height, Ground height
事前学修の内容 教科書の9章を熟読する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実習レポートを作成する。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第13回 概要 GNSS測量(1):原理と観測
授業時間内の学修内容 GNSS測量の原理を理解し、受信機の操作方法を習得する。
キーワード(Key Word(s)) GNSS,単独測位,相対測位,スタティック測量
Global Navigation Satellite System, Single point positioning, Relative positioning, Static GNSS survey
事前学修の内容 事前配付の資料を熟読する。関連科目(測量学)で学習したGNSS測量の原理を復習する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実習レポートを作成する。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第14回 概要 GNSS測量(2):観測データの整理と理解
授業時間内の学修内容 GNSS測量で取得した情報(観測手簿等)を理解し、まとめる。
キーワード(Key Word(s)) GNSS,単独測位,相対測位,スタティック測量
Global Navigation Satellite System, Single point positioning, Relative positioning, Static GNSS survey
事前学修の内容 事前配付の資料を熟読する。関連科目(測量学)で学習したGNSS測量の原理を復習する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実習レポートを作成する。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第15回 概要 写真測量とUAV測量
授業時間内の学修内容 写真測量とUAV測量の原理と相違点を理解し,UAVの基本操作を習得する。
キーワード(Key Word(s)) 写真測量,航空写真,UAV
Photogrammetry, Aerial photograph, Unmanned aerial vehicle
事前学修の内容 事前配付の資料を熟読する。関連科目(測量学)で学習したUAV測量の原理を復習する。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実習レポートを作成する。
事後学修の時間 120分
自由記述欄

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