シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2023 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 医学系研究科(修士課程・博士前期課程)看護学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
|
選択・必修 | 選択必修 |
|
授業科目名 | がん看護実習Ⅰ | |
がんかんごじっしゅういち | ||
Advanced Practice in Oncology Nursing Ⅰ | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
|
開講時間 |
|
|
授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 角甲純(看護学専攻),坂口美和(看護学専攻),桝屋正浩(看護学専攻・血液専門医),福永雅子(三重大学医学部附属病院 がん看護専門看護師),堀口美穂(三重大学医学部附属病院 がん看護専門看護師),辻井絵美(三重大学医学部附属病院 がん看護専門看護師) | |
実務経験のある教員 | 看護師、医師 | |
SDGsの目標 |
|
|
連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 臨床指導医とともにがん治療期の患者を診察し、診断、治療の理解や、身体状況のアセスメント、疾患や治療に伴う身体管理、医師と協働した医療処置を行い、看護援助を提供するための臨床判断能力を養う。また、診断初期から緩和ケアの対象となるがん患者と家族の抱える様々な課題を全人的にとらえ、苦痛の緩和、日常性の回復や適応を促進するために、看護モデルを活用し、包括的なアセスメントに基づいた看護を展開する能力を養う。 |
---|---|
学修の目的 | |
学修の到達目標 | 1)臨床指導医とともに治療を受けるがん患者を診察し、身体状況をアセスメントする。 2)治療を受けるがん患者の診断、治療に至る医師の思考プロセスを理解する。 3)臨床指導医やがん看護専門看護師の指導のもと、医学アセスメントに基づいた疾患や治 療に伴う身体管理を行い、医師と協働して必要な医療処置を行う。 4)がん患者と家族の様々な課題を全人的に捉え、医学アセスメントに加えて、諸理論を用い た包括的なアセスメントを行い、キュアとケアを統合した看護を行う。 5)がん特有の苦痛症状について、症状マネジメントをおこない、患者や家族のセルフケアを 促進する。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 実習目標の達成状況、実習に取り組む姿勢、臨床指導者の評価、カンファレンス内容、実習記録、実習の目標に沿って作成した課題レポートの内容により総合的に評価する。 |
授業の方法 | 実習 |
授業の特徴 |
プロジェクト型PBL 実地体験型PBL キャリア教育の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | 野村道子編:看護実践に活かす中範囲理論(第2版), メジカルフレンド社, 2016. M Dodd et al:Advancing the science of symptom management. Journal of Advanced Nursing.,33(5), 668-676, 2001. 古谷伸之編:診察と手技がみえるvol.1, メディックメディア, 2018. |
オフィスアワー | |
受講要件 | がん看護対象論Ⅰ~Ⅲを履修ずみであること。 原則として、がん看護援助論Ⅰ~Ⅲと並行して学習する。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
---|
キーワード | |
---|---|
Key Word(s) | |
学修内容 | 【実習時期】1年次 11月~1月 【実習場所】三重大学医学部附属病院 病棟・外来 【実習内容】 1)診断・治療に関わる臨床判断を学び医師と協働したケアを行う。 ①臨床指導医と共に治療を行うがん患者の診察を行い、身体状況をアセスメントする。 ②がんの病態生理学、臨床薬理学、既習のがん治療の知識をもとに、臨床指導医の指導 を受けながら、治療を受けるがん患者の診断や治療、治療に伴う身体反応を理解する。 ③疾患や治療に伴う身体管理、医療処置を医師と協働して行う。 2)がん患者と家族の様々な課題に対して、包括的なアセスメントに基づく専門性の高い直接ケアを行う。 ①がん患者のおかれている状況を全人的な視点でアセスメントする。 ・指導医のもと患者の身体的状況をアセスメントする。 ・諸理論を活用し、心理的・社会的・スピリチュアルな側面のアセスメントをする。 ・病み(がん)の軌跡を解釈する。 ・各アセスメントを統合し、課題の解決に向けた方略を見出す。 ②患者も含めた家族に生じている現象について、諸理論を活用し、包括的にアセスメント をする。 ・家族成員の心理的・社会的・経済的・スピリチュアルな側面のアセスメントをする。 ・家族の構造、発達、機能についてアセスメントする。 ・家族理論を用いて家族の課題解決に向けた方略を見出す。 ③課題解決に向けたケアとキュアを統合した直接ケアを行う。 3)がん特有の苦痛症状を持つ対応困難な事例を受け持ち、症状マネジメントモデル(IASM)を用いて、 症状のメカニズム、アセスメント、マネジメント、アウトカムの一連の展開を行い、症状緩和を図るための専門性の高い看護介入をする。 ①症状の定義を明らかにする。 ②症状の機序と出現形態を理解する。 ③症状の体験とその意味を理解する。 ④症状マネジメントの方略を明らかにする。 ⑤体験と方略の結果を明らかにし、セルフケア能力の状態で該当するレベルを判断する。 ⑥看護者が提供する知識、技術、サポートの内容を決定し実施する。 ⑦活動による効果を測定する。 【実習方法】 ・がんの治療を受ける患者を選定し、実習を行う。 |
事前・事後学修の内容 | 実習にあたり、十分な学習を積む。目的・目標に合わせた実習記録を作成する。毎日、実習記録を記述することで思考の整理をする。 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |