シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2023 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 医学部医学科 ・生体の構造と機能 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 2年次 |
|
選択・必修 | 必修 |
|
授業科目名 | 神経解剖学 | |
しんけいかいぼうがく | ||
Neuroanatomy | ||
単位数 | 「生体の構造と機能」として18 単位 | |
ナンバリングコード | medc-medc-ANAT-2201-001
|
|
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
スケジュール表による 10月に脳実習のための講義を1日で3コマ行なったのち、3回の対面実習を行う(3回目の対面実習は口頭試問の予定)。詳細はスケジュール表を参照。本試験は10月、再試験は11月の予定だが、講義・実習日と曜日が異なるため、スケジュール表を確認すること。また、社会状況等により、講義・実習が開催できなかったときのため、10月に2回予備日を設定してある。 |
|
開講時間 |
火曜日 5, 6, 7, 8, 9, 10時限; 木曜日 5, 6, 7, 8, 9, 10時限 |
|
授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
|
開講場所 | 講義(先端医科学教育研究棟 3階 基礎第2講義室) 実習(先端医科学教育研究棟 2階 解剖実習室) |
|
担当教員 | ◯後藤英仁, 稲葉弘哲(医学部) 柏原哲郎(非常勤講師) | |
◯GOTO, Hidemasa INABA, Hironori KAYAHARA, Tetsuro | ||
実務経験のある教員 | 後藤英仁は小児科医として5年程度勤務した経験がある。当該授業は正常の解剖学構造を取り扱い、実務経験と直接関係がある。 | |
SDGsの目標 |
|
|
連絡事項 | 全面対面講義、実習を基本とする。講義は、1日で3回分を行う。スケジュール表では、1回目を5・6限、2回目を7・8限、3回目を9・10限に施行するとなっているが、以下のような変更を加える。各回の講義が各限の終了時間よりも早く完結した場合は、適当な休憩時間をおいた(講義終了時に次の講義開始時間を告知した)うえで、スケジュール表の開始時間よりも早く次の講義に移行する。そのため、1回目の講義開始を除き、上記の時間通りには進行しない可能性があるので、注意すること。 社会状況等に応じて、講義および実習形態は柔軟に変更する可能性がある。その場合、Moodleを介したメールで通知する。 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 人体の解剖学のうち、中枢神経(特に、脳)の解剖を学ぶ |
---|---|
学修の目的 | 中枢神経組織の解剖学特徴を知り、脳における機能局在および神経回路が理解できるようになることを目的とする。 |
学修の到達目標 | 中枢神経の解剖を学ぶと同時に、将来、神経生理学を理解するうえで必要な神経回路についても理解する。また、脳の機能局在を深く理解することで、神経内科および脳外科疾患における機能損傷を理解できる基盤をつくる。さらに、ご尊体に対する感謝および畏敬の念をもって実習することで、医師になるうえで必要な高い倫理観をもって行動できるようになる。 医学教育モデル・コア・カリキュラムに定められる以下の項⽬が学習到達⽬標となる A. 医師として求められる基本的な資質・能⼒ A-1) プロフェッショナリズム A-2)医学知識と問題対応能力 A-8)科学的探求 A-9) 生涯にわたって共に学ぶ姿勢 ご献体をご提供いただいた故人およびその家族の尊いお気持ちを深く理解することで、人に対する尊厳を学び、医師の職責を自覚する。また、医学的問題を議論する際に正しい医学的ソースから常に新しい情報を入手し、問題を解決できるようになる。 C. 医学一般 C-1) 生命現象の科学 C-2) 個体の構成と機能 C-4) 病因と病態 中枢神経の正常形態を正確に理解できる。また、神経伝達路を正確に理解し、その機能不全によって引き起こされる神経症状を説明できる。 D. 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療 D-2) 神経系 D-4) 運動器(筋骨格)系 D-5) 循環器系 神経伝達路およびその機能について正確に理解し、その機能不全によって引き起こされる神経症状を説明できる。また、脳の血液循環を理解し、脳出血・脳梗塞などがもたらす症状を説明できる。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 試験の受験資格は、学部の規定に従い、講義の2/3以上の出席および実習の全ての出席で得られる。成績は、宿題の成績(最大20点)+実習の評価点(スケッチおよび口頭試問から採点し、最大20点)+試験の成績(最大60点)の合計(100点満点)で評価し、60点以上を合格とする。なお、再試験の際は試験(100点満点)のみで判断し、60点以上を合格とするが、その際の最終評点は60点とする。講義出席の認定方法は、カードキーによる講義出欠管理システムを用いる(認定方法の詳細はMoodle上に示す)。実習は課題の提出または口頭諮問の合格をもって出席と認定する(認定方法の詳細はMoodle上に示す)。 なお、社会状況等で対面試験が実施できない場合は宿題の成績(最大50点)+実習の評価点の平均点(最大50点)の合計(100点満点)で評価し、60点以上を合格とする。 |
授業の方法 | 講義 実習 |
授業の特徴 |
実地体験型PBL Moodleを活用する授業 教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | もっとよくわかる!脳神経科学(羊土社)、神経解剖学講義ノート(金芳堂)、神経科学(西村書店)、カラー図解脳神経ペディア(羊土社)、臨床神経解剖学(エルゼビア・ジャパン)、ブルーメンフェルト カラー神経解剖学(西村書店)、ハインズ神経解剖学アトラス(メディカル・サイエンス・インターナショナル)、ワックスマン脳神経解剖学(西村書店) |
オフィスアワー | 必ず、事前に予約を取ること。e-mail(連絡先 kaibo-1@med.mie-u.ac.jp)への連絡そのものはいつでも可能であるが、こちらがすぐに対応できない場合もあるので、時間的に余裕をもって連絡すること。面談の場合は返信時に場所および時間を伝える。 |
受講要件 | 神経解剖学の宿題(Moodle上の小テスト形式)を期限内に提出していることが望ましい。この宿題を実施する際に参考となる資料、この資料を元に授業内容を録画したオンデマンド講義の動画はMoodle上にアップロードする。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 神経生理学、神経内科学、脳神経外科学 |
その他 |
本学の教育⽬標である4つの力に対して、以下のウェイトをおいた授業を⾏います。 「感じる力」=30% 「考える力」=30% 「コミニュケーション力」=20% 「生きる力」=20% |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16372 |
---|
キーワード | 大脳、小脳、中脳、橋、延髄、髄膜、脳溝、脳回、皮質脊髄路、内包、体性感覚路、視床、内頸動脈、椎骨動脈、ウィリス動脈輪、大脳動脈、大脳基底核、視覚路、脳神経 |
---|---|
Key Word(s) | Cerebrum, Cerebellum, Midbrain, Pons, Medulla oblongata, Meninges, Sulcus, Gyrus, Corticospinal tract, Internal Capsule, Somatosensory tract, Thalamus, Internal carotid artery, Vertebral artery, Circle of Willis, Cerebral arteries, Basal ganglia, Visual pathway, Cranial Nerves |
学修内容 | 講義:1日で脳実習に必要な知識を講義する 脳実習:3回に分けて行う |
事前・事後学修の内容 | 予習:Moodleに「神経解剖学」の基礎知識を学ぶための授業資料をアップロードするので、それを読んで勉強すること。その後、「宿題」を行い、Moodleに提出すること。 復習:脳標本写真や実際のご検体でみたものと教科書等にのっている情報を見比べ、全てのヒトに共通した部分と個体差が認められる部分を理解すること。 |
事前学修の時間:240分/回 事後学修の時間:240分/回 |