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開講年度 | 2023 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 美術理論・美術史演習C | |
びじゅつりろん・びじゅつしえんしゅうしー | ||
Seminar C in Art History | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | humn-cult2100-338
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
火曜日 7, 8時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 毛利 伊知郎(非常勤講師) | |
MORI,Ichiro ,part-time lecturer | ||
mori2222@hotmail.co.jp | ||
実務経験のある教員 | 三重県立美術館で30年以上、学芸員として日本美術作品の研究・収集・保存・展示に携わりました。また同館館長も務め、美術館の運営管理も行っています。その実務経験がこの授業には反映されています。 | |
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 明治時代を代表する思想家・美術史家で、日本の美術史学成立に大きな影響を与えた岡倉天心(1863-1913)の代表的著作の一つ『東洋の理想』(1903・明治36年)を発表者を決めて講読していく。なお、原著は英文("The Ideals of the East")であるが、授業では一般に普及している和訳版を使用する。 講読を通じて、明治時代における日本美術に対する評価のありよう、アジア文化に対する見方などについて考察する。 授業では随時スライドなどによって関連する作品を紹介する。 |
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学修の目的 | 日本美術に対する様々な見方、評価のありようについて理解を深める。 日本の近代化が美術史学成立に与えた影響について理解を深める。 |
学修の到達目標 | 日本の近代化とその背景にある文化領域の諸問題について考察できる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 積極性60%、レポート40%。 |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 グループ学習の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | 視覚資料や展覧会見学等により、実作品に対する受講生の興味を高め、理解を深める。 |
教科書 | 岡倉天心『東洋の理想』(講談社学術文庫) 講談社 1986年(税込価格:880円)を各自入手しておくこと |
参考書 | 授業の都度、参考文献一覧を配布する予定。 |
オフィスアワー | 授業終了時など適宜。担当窓口教員は藤田伸也(教養教育2号館2階) |
受講要件 | 美術、文化等に関心を有する者 |
予め履修が望ましい科目 | 美術理論や美術史の科目 |
発展科目 | 美術理論・美術史演習D |
その他 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16016 |
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キーワード | 日本美術史 |
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Key Word(s) | History of Japanese Art |
学修内容 | 岡倉天心『東洋の理想』各章を輪番制で発表者を決めて以下の予定で購読する。 第 1回「ガイダンス」 第 2回「序文」、「理想の範囲」 第 3回「日本の原始美術」 第 4回「儒教-北方中国」、「老荘思想と道教-南方中国」 第 5回「仏教とインド芸術」 第 6回「飛鳥時代(550年-700年)」 第 7回「奈良時代(700年-800年)」 第 8回「平安時代(800年-900年)」 第 9回「藤原時代(900年-1200年)」 第10回「鎌倉時代(1200年-1400年)」 第11回「足利時代(1400年-1600年)」 第12回「豊臣および初期徳川時代(1600年-1700年)」 第13回「後期徳川時代(1700年-1850年)」 第14回「明治時代(1850年-現在)」 第15回「展望」、まとめ |
事前・事後学修の内容 | 授業で触れた美術用語、作家名、作品名などの読み方や意味を調べて予習・復習すること。授業で取り上げた作品は、美術全集等で画像を再度確認しておくこと。また、展覧会などを訪れる機会をつくり、作品を実見することが望ましい。 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |