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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本の文学K
にほんのぶんがく けー
Japanese Literature K
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 開 信介(人文学部)

HIRAKI, Shinsuke

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 『新青年』は江戸川乱歩を世に出すなど、日本近代探偵小説の母胎となった雑誌である。この雑誌は同時に『新青年』作家と呼ばれる一群の異色作家をも輩出した。その中でもとりわけ名が挙がるのが、久生十蘭、夢野久作、小栗虫太郎といった作家たちである。彼らは探偵小説作家として登場したが、次第に謎の論理的な解明を主眼とする本格探偵小説よりも、幻想文学に近い変格探偵小説的作品を多く世に残すことになる。本講義では、乱歩、久生、夢野、小栗の各作品を取り上げ、作品成立の時代背景、モチーフ、語り、材源など、様々な方法論による分析を試み、これら作品の特色を明らかにする。
学修の目的 日本近代の幻想文学・大衆文学・探偵小説について理解を深める。
日本近代文学を研究するための基本的な知識・方法を修得する。
学修の到達目標 日本近代の幻想文学・大衆文学・探偵小説について理解を深める。
日本近代文学を研究するための基本的な知識・方法を修得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 小レポート30%、期末レポート70%。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 Moodleで資料を適宜配布する。
なお本講義で扱う作品は青空文庫(縦書きで読みたい場合は「えあ草紙」https://www.satokazzz.com/books/を利用のこと)で通読可能、必ず事前に読んでおくこと。
参考書 ツヴェタン・トドロフ『幻想文学論序説』三好郁朗訳(創元ライブラリ、1999年)、中島河太郎『日本推理小説史』1-3(東京創元社、1993-1996)、『江戸川乱歩全集』1-30(光文社、2003-2006)、『定本久生十蘭全集』1-12(国書刊行会、2008-2013)、『定本夢野久作全集』1-7(国書刊行会、2016-2020)、『小栗虫太郎全作品』1-9(沖積舎、1996-1998)
オフィスアワー メール(s.hiraki@human.mie-u.ac.jp )にて随時対応。
受講要件 特に無し。
予め履修が望ましい科目 特に無し。
発展科目 特に無し。
その他 私語は厳禁。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16073
キーワード 日本近代文学、探偵小説、幻想文学
Key Word(s) Modern Japanese literature,Detective fiction,Fantasy literature
学修内容 第1回 ガイダンス1(日本近代文学史概説)
第2回 ガイダンス2(日本探偵小説史概説)
第3・4回 江戸川乱歩『押絵と旅する男』を読む
第5回 江戸川乱歩『目羅博士の不思議な犯罪』を読む
第6・7回 久生十蘭『湖畔』を読む
第8回 久生十蘭『予言』を読む
第9・10回 久生十蘭『鶴鍋』を読む 
第11・12回 夢野久作『押絵の奇蹟』を読む  
第13・14回 小栗虫太郎『紅毛傾城』を読む
第15回 まとめ
事前・事後学修の内容 毎回、取りあげる作品を事前に必ず読んでくること。
事後には、講義を通じて得た知識・考え方についてまとめておくこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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