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開講年度 | 2023 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
海洋生物資源学科・海洋生物資源学教育コース 学部(学士課程) : 3年次 |
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選択・必修 | 選択 選択科目:海洋P指定科目 |
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授業科目名 | 海洋総合航海実習 | |
かいようそうごうこうかいじっしゅう | ||
Onboard Training of Fisheries Sciences | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Mari-3544-003
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期集中 夏休みの時期に実施します。 |
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開講時間 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 練習船勢水丸 | |
担当教員 | 前川陽一(附属教育研究施設)、○中村亨(附属教育研究施設) | |
MAEKAWA Yoichi, ○NAKAMURA Toru | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 夏休み中を利用して4日間の航海を実施します。 (コロナ感染予防対策として乗船最大人数制限下での実施を想定) 勢水丸に乗船し、多種多様な漁具(カイト式LCネット、イカ手釣りなど)での試験操業と海洋観測を実施します。採集試料は、種同定、体長・重量計測を行い、そのデータは集計・整理し資源解析試料とします。 総合的にフィールドでの水産学を学ぶことを目指します。 この講義は三重大学の目標である4つの力「感じる力」「考える力」「コミュニケーション力」「生きる力」を身につけるため、生物資源学部のDPである「科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。」の獲得を目指します。 |
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学修の目的 | これまでの座学での海事概論、乗船実習、海洋観測航海実習を基盤とした総合的な実習です。 基本的な船内生活から外洋航行、海洋観測、生物採集、データ解析等に至るまでの様々な実習を通じて、この先の研究、調査活動につなげられるようになることを目的とします。 |
学修の到達目標 | すべての実習内容においてこれまで実施してきた他の乗船を伴う実習の応用であり、この実習を習得すれば勢水丸以外の練習船や調査船、観測船での作業でも通用するようになることを目標に持ちます。 (知識)試験操業に用いる漁具構成、得られた採集生物の処理方法や計測方法および実際に採集された水産有用魚種の同定、その結果の資料整理や資源量計算、データ解析をおこなう力を身につけることができます。 (態度)試験操業や試験操業の事前に行う海洋観測などを通じて、各配置部署での連携や担当部署の責任感が身につけます。 (技能)操業海域での大型漁具を用いた試験操業では漁具の取り扱いや計測器具を用いて採集資料の計測を行いその使用方法を体得できます。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 実習作業への取り組み、理解度、レポートで合計100% 船舶の運航に関することや海洋観測から生物採集(漁業実習)まで総合的な作業となります。 これまでの勢水丸での実習を通じてすべての計画された実習作業への取り組みや参加への姿勢を総合的に判断して評価します。 (知識)試験操業に用いる大型漁具構成、操業作業、採集生物の処理方法や計測方法、計測結果の資料整理や資源量計算やデータ解析の方法への理解(25%) (態度)試験操業や試験操業の事前に行う海洋観測などへの積極性、各配置部署での連携(船内でのアンサーバックなどコミュニケーション)をしっかりとり担当部署で責任感を持てているか(25%) (技能)操業海域での大型漁具を含む各種漁具の取り扱い、計測器具を用いた採集資料の計測実践やその解析方法(25%) 下船までに、試験操業海域での資源量推定課題、考察、感想などを含むレポートして提出しその理解度の確認(25%) |
授業の方法 | 実習 |
授業の特徴 |
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 航海期間中は気象・海象による船体動揺の軽減に努め効果的な実施を図ります。また、勢水丸で採集した魚類集の改訂(充実)や種判別・雌雄判別を行うための試料の改訂を行います。 |
教科書 | 特になし |
参考書 | 乗船のしおり |
オフィスアワー | E-mailで随時受け付けます。また練習船が松阪港に停泊中に限り訪船も可能です。 (平日9時から16時ころまでの間) 訪船希望の際は事前にE-mailにて確認、連絡を行ってください。 |
受講要件 | 海洋生物資源学科の受講者は受講以前に「海事概論」を受講し、勢水丸での「乗船実習」「海洋観測航海実習」を履修していること。それ以外の受講者は勢水丸への乗船経験があることが望ましい。 学生教育研究災害保険または生協の保険に加入して下さい。当年度内の健康診断にて欠格事由のない健康な者に限ります。 |
予め履修が望ましい科目 | 海洋生物資源学概論、水産学総論、乗船実習、海洋観測航海実習、海事概論 |
発展科目 | 紀伊黒潮流域圏航海実習、卒業研究 |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください) 内容は天候によって変更されることがあります。運動性に優れ汚れても良い服装で参加して下さい(出来れば長袖長ズボンが好ましい)。必ず運動靴で参加して下さい。 当航海は、練習船勢水丸の教育関係共同利用拠点事業(黒潮流域における生物資源と環境・食文化教育のための共同利用拠点)における「公開・底生生物調査実習航海」の実施を含みます。 この実習航海には他大学の学生が乗船することがあります。そのため、学内の学生の受講可能数を調整することがあります。また、特別聴講学生としてこの授業科目を受講した他大学の学生に対しては、所定の受講認定書(成績評価付き)を発行します。 高等学校教諭一種免許(水産)-水産の関係科目 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 生物採集、海洋観測、資源解析、底曳き網(カイト式LCネット) |
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Key Word(s) | marine species sampling,oceanographic observation,resource analysis,bottom trawling net(LC net) |
学修内容 | 1. 乗船式および船内生活区画案内 2. 安全教育(船内一般諸注意、乗船のしおり) 3. 総員退船訓練および訓練の実践 4. 船内生活一般①(ラジオ体操、デッキウォッシュ、食事当番、船内清掃等) 5. 船内生活一般②(ラジオ体操、デッキウォッシュ、食事当番、船内清掃等) 6. 出港作業および入港作業 7. 投錨作業および抜錨作業 8. 寄港地への出入港作業、寄港地港湾事情の理解 9. 航海当直の実践①(見張り全般、航海機器操作等) 10. 航海当直の応用①(見張り全般、航海機器操作等) 11. 航海当直の実践②(航路見学、狭水道航行、寄港地出入港) 12. 航海当直の応用②(航路見学、狭水道航行、寄港地出入港) 13. 航海当直の実践③(気象観測、航海日誌記入) 14. 航海当直の応用③(気象観測、航海日誌記入) 15. 水産関連施設見学 16. 試験操業事前準備①(試験操業とは、許可海域と漁区) 17. 試験操業事前準備②(仕様漁具構成および操業方法、漁具や漁労設備の性能) 18. 試験操業事前準備③(操業作業内容、採集物計測・記録・処理方法、観測データの収集・処理) 19. 試験操業の実践①(操業補助、採集物仕分け・同定) 20. 試験操業の実践①(操業補助、採集物仕分け・同定) 21. 試験操業の実践①(操業補助、採集物仕分け・同定) 22. 試験操業の実践②(操業補助、採集物計測・記録・処理) 23. 試験操業の実践②(操業補助、採集物計測・記録・処理) 24. 試験操業の実践②(操業補助、採集物計測・記録・処理) 25. 海洋観測の実践①(基本観測、CTD観測) 26. 海洋観測の実践②(CTD観測オペレーション、気象観測および観測野帳記入) 27. その他の漁労作業実践(曳き縄漁業、イカ手釣り漁業) 28. 漁労設備、使用漁具ならびに漁労手順などに関する課題作成と提出 29. 試験操業結果を使用した水産有用魚種の資源量推定に関する課題作成と提出 30. 課題の返却および試験操業全般や水産有用魚種の資源量に関する解説と統括、下船式 |
事前・事後学修の内容 | 事前に実習ガイダンスを行い、実習に関する注意事項などを説明します。これも事前学習に含みますので必ず出席して下さい。 |
事前学修の時間:60分/回 事後学修の時間:60分/回 |