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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 人文学部法律経済学科・社会科学科
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 特殊講義 政策過程論(2022年度入学者用)
とくしゅこうぎ せんごにほんのしゃかいとせいじ
policy process
単位数 2 単位
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 政策過程論(2021年度以前入学者用)
せいさくかていろん
policy process
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 川上 哲(非常勤講師)

Satoshi Kawakami

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 この授業では具体的な政策過程の事例を取り上げながら、現代日本の政治や行政が抱える諸課題を検討していきます。政策過程とはある解決が必要な政策課題を巡り、利害関係者=アクターがそれぞれの要求を政策に反映させようとして対立や妥協を繰り返す流れのことです。その流れを描写し、その中に何らかの構造を見出していくのが政策過程論の役割になります。授業では政策過程論に関わるいくつかの理論モデルを紹介した後、現代日本の具体的な事例を通じて政策過程とはどのようなものなのかを解説していきます。
学修の目的 受講生が①政策とはどのようにして形成・実行されるのか、②政策的観点から見て、現代日本の政治や行政にはどのような課題があるのかを理解することが目的です。そうした理解を踏まえた上で、これかの政治や行政のあり方を展望していく思考力を養うことができます。
学修の到達目標 政策とはどのようにして決定され、実行されるのか=政策決定プロセスと現代日本の具体的な政策課題について理解し、第三者に説明できることです。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
○現代社会・地域社会の課題に挑戦する積極性を備える。
○自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 3回の小課題(30%)と期末試験(70%)によって評価します。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 主に講義レジメと資料によって授業を進めます。授業内容に関連する新聞記事や統計資料、政策関連の資料などを頻繁に用います。また講義内容をより深めるため、映像資料を視聴することもあります。
教科書 特に指定しません。
参考書 政策過程論自体のテキストはそれほど多くないので、政治過程論や行政学などのテキストを参照すると良いと思います。さしあたり比較的最近のものとして下記の参考書を挙げておきます。佐藤満『政策過程論―政策科学総論入門』(慈学社出版、2018年)。また授業内容に関わる文献は適宜紹介します。
オフィスアワー 授業終了後。またはMoodle上でも受け付けます。
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 特になし
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16194
キーワード 政策過程、公共政策、官僚、政治家、利益政治、利益集団、財界、行政改革、臨調行革、自民党
Key Word(s) policy process,public policy,bureaucrat,politician,interest group
学修内容 第1回~第3回 講義概要と評価方法、政策過程論の理論モデル
第4回~第15回 現代日本における政策過程の事例研究として以下の内容を予定
 〇自作農体制と利益誘導政治―補助金政策
 〇国民所得倍増計画
 〇国土開発計画―道路開発と新幹線
 〇自民党政務調査会の機能と役割
 〇日本医師会と診療報酬
 〇臨時行政調査会と行政改革
 〇三公社五現業の民営化―主に国鉄改革
 〇政治改革と小選挙区制の導入
 〇経済財政諮問会議の機能と役割
 〇社会保障と税の一体改革
 〇アベノミクス―政府と日銀の関係
 〇集団的自衛権行使容認と内閣法制局
 〇官邸官僚の形成と内閣人事局
※授業の進捗状況により内容を若干変更することもあり得る(これ以外に取り上げる事例もあり得る)
事前・事後学修の内容 毎回、次回の講義内容の概要について予告を行うので、どのような内容を扱うのかのについて、文献やネットなどで事前に調べてみて下さい。授業後はレジメや資料を読み返しながら復習を行って下さい。細かい出来事について理解するよりも、政策過程の構造やプロセス、重要なアクターは何か(誰か)を理解するようにして下さい。
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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