三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 生物圏生命化学科・全教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
学科必修科目
授業科目名 生化学Ⅰ
せいかがく いち
Biochemistry I
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-2021-005
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 9, 10時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物資源学部校舎2階218号室(大講義室)(受講人数により、教室が変更になる場合があります、Moodle生物資源学部・生物資源学研究科 学生掲示板で確認して下さい。)

担当教員 〇柿沼 誠(生物資源学部生物圏生命化学科),梅川 逸人(非常勤講師)

〇KAKINUMA, Makoto,UMEKAWA, Hayato

SDGsの目標
連絡事項 Moodleコース:生化学Ⅰ(前半)
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=17117
※登録キー無しで自己登録が可能

Moodleコース:生化学Ⅰ(後半)
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13891
※履修者名簿をもとにMoodleコースへの登録を行います(6月上旬を予定).
※Moodleコースに入れない場合は,メールで連絡ください(kakinuma@bio.mie-u.ac.jp).

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 本講義では,⽣命を分⼦レベルで理解するための基本的事項,すなわち,アミノ酸,タンパク質,糖質,脂質,核酸などの⽣体分⼦の化学構造や機能・代謝について,より深い内容を学習する.本講義と⽣化学Ⅱ(2年次後期)をセットとして学ぶことで,⽣化学を奥深く学ぶ.
(育てたい資質や能力)生体分子の基本構造と機能・代謝を理解したうえで,生物資源の利用と維持に貢献できる能力を身につけることを目指す.
(DP,CPとの関連)三重大学の目標である4つの力のうち,「考える力」を身につけるため,生物資源学部のDPである(2)専門基礎知識,(3)科学的・論理的思考の修得を目指す.
学修の目的 ⽣体分⼦の化学構造,機能,代謝についてより深い知識を得るとともに,重要な生体分子の構造式や英語名が書けるようになることを目的とする.
学修の到達目標 基本的な生体分子が有する物理化学的諸性質についての知識を得ることを目指し,以下の学修到達目標を設定する.
(知識)アミノ酸,タンパク質,糖質,脂質,核酸などの生体分子の構造,機能,代謝に関する基礎的知識を習得し,それぞれの生体分子と生命(生物資源)との関わりを理解して説明できるようになる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○(2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○(3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 中間試験50%,期末試験50%(合計が60%以上で合格).
(知識)専門基礎知識の修得について中間試験および期末試験(いずれも筆記試験)で評価.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業アンケートの「学生からの意見」などを参考に授業改善に取り組む.
教科書 ヴォート基礎⽣化学・第5版(⽥宮信雄・⼋⽊達彦・遠藤⽃志也・吉久徹 訳,東京化学同⼈)
参考書 適宜紹介する.
オフィスアワー 毎週火曜⽇12:00~13:00,場所728号室(柿沼).第1回目の講義でアナウンス予定(梅川).
受講要件 特になし.
予め履修が望ましい科目 特になし.
発展科目 生化学Ⅱ
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード アミノ酸,タンパク質,糖質,脂質,核酸
Key Word(s) amino acid,protein,carbohydrate,lipid,nucleic acid
学修内容 1.アミノ酸の性質
2.特殊アミノ酸と生理活性ペプチド
3.タンパク質の生成
4.タンパク質の構造(1)(一次構造,二次構造)
5.タンパク質の構造(2)(三次構造,四次構造)
6.タンパク質の立体構造形成と保持
7.タンパク質の機能
8.中間試験
9.ヌクレオチド,核酸,遺伝情報
10.核酸の塩基配列決定法,DNA操作
11.単糖
12.多糖と糖タンパク
13.脂質
14.生体膜
15.膜輸送
16.期末試験
事前・事後学修の内容 予習:各回で取り扱う教科書の範囲を示すので,事前に熟読しておくこと.また,Moodleコースから事前に配布する講義資料を確認しておくこと.
復習:各回で学修した下記の内容について,教科書や講義資料を用いて復習するとともに,各内容に関する課題に取り組むこと.
1.アミノ酸の構造と立体化学
2.アミノ酸誘導体,生理活性ペプチド
3.タンパク質の精製法と分析法,アミノ酸配列決定法
4.タンパク質の一次構造と進化,タンパク質の二次構造(αヘリックスとβシート)
5.タンパク質の三次構造(モチーフとドメイン)と四次構造(サブユニット構成),
6.タンパク質のフォールディング,タンパク質構造を安定化させる力,タンパク質の構造予測
7.ミオグロビン,ヘモグロビン,筋肉タンパク質,抗体
8.中間試験(第1~7回)
9.ヌクレオチドの化学構造,核酸(DNA,RNA)の構造と機能
10.制限酵素,電気泳動,ジデオキシ法,次世代シーケンシング技術,組換えDNA技術
11.アルドースとケトース,単糖の構造と異性体,修飾糖
12.多糖(二糖,オリゴ糖,ホモ・ヘテロ多糖)の構造,構造多糖,貯蔵多糖,糖タンパク質,糖鎖の付加・合成と機能
13.脂質の分類,脂肪酸の種類と構造,アシルグリセロール,リン脂質,糖脂質,ステロイド,脂溶性ビタミン
14.脂質二重層(二分子膜),内在性膜タンパク質,脂質結合タンパク質,膜タンパク質の生合成,輸送小胞
15.仲介・非仲介輸送,受動・能動輸送
16.期末試験(第9~15回)
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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