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開講年度 | 2023 年度 | |
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開講区分 | 共通教育・専攻基礎科目 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次 生物資源学部(A~G全クラス) |
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授業科目名 | 化学基礎Ⅱ | |
かがくきそ に | ||
Fundamental Chemistry II | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | libr-fndt-CHEM1512-001
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 環境・科学 | |
分類・領域 |
教養基盤科目・基礎教育 (2022(令和4)年度〜2015(平成27)年度入学生対象) |
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開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
火曜日 3, 4時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 開講教室は掲示等にて確認すること. | |
担当教員 | 〇柿沼 誠(生物資源学部),竹林 慎一郎(生物資源学部) | |
〇KAKINUMA, Makoto,TAKEBAYASHI, Shin-ichiro | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 生物体を構成し,生命活動を担う基本分子である糖質,脂質,タンパク質,核酸,無機塩類などの構造と機能について解説する.専門基礎として必要な生物化学の全体像を広範に取り扱う.高等学校の教科「化学」にある有機化合物と人間生活,天然高分子化合物の構造と機能について指導するために必要な基本的事項について解説する. |
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学修の目的 | 生体構成成分の構造と機能,エネルギーや遺伝情報の流れについての知識を得る. |
学修の到達目標 | 生体構成成分の構造と機能,エネルギーや遺伝情報の流れについて,細胞や生体と関連付けて考えることにより,分子レベルからみた生命活動についての理解と関心を深める.受講生は,高等学校の教科「化学」にある有機化合物と人間生活,天然高分子化合物の構造と機能について,基本的事項を指導できる能力を修得することを目標とする. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 中間試験50%,期末試験50%,計100%(合計が60%以上で合格). |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | Emailでの質問・要望などにもできる限り対応する.理解度を深めるための演習問題,キーワードなどをMoodleを活用して提示する. |
教科書 | 講義資料を配布またはMoodleにあげる.なお,教科書として指定はしないが,Essential細胞生物学・原書第5版(中村桂子・松原謙一・榊佳之・水島昇 監訳,南江堂)の内容に沿って講義を進める.生体構成成分の化学構造などについては,補足資料にまとめて配布する. |
参考書 | 基礎から学びたい人:ZEROからの生命科学・改訂4版(木下勉・小林秀明・浅賀宏昭 著,南山堂),わかる!身につく!生物・生化学・分子生物学(田村隆明 著,南山堂).さらに勉強したい人:ベーシックマスター生化学(大山隆 監修,西川一八・清水光弘 共編,オーム社),ヴォート基礎⽣化学・第5版(田宮信雄・八木達彦・遠藤斗志也・吉久徹 訳,東京化学同人),ストライヤー基礎生化学・第4版(入村達郎・岡山博人・清水孝雄・仲野徹 監訳,東京化学同人). |
オフィスアワー | 毎週火曜日12:00~13:00,生物資源学部校舎728号室(柿沼),753号室(竹林). |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 化学基礎Ⅰ,生物学基礎Ⅰ |
発展科目 | 細胞生物学,生化学Ⅰ,生化学Ⅱ |
その他 | 化学基礎Ⅱは「生物化学」の内容を含むため,生物学的な部分が多い印象をもつと思われるが,生体構成成分の化学構造を数多く紹介する.生命現象を分子レベルで解き明かすために必要な基礎知識を習得する科目である. |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 細胞,細胞小器官,糖質,脂質,アミノ酸,タンパク質,核酸,無機塩類,代謝,タンパク質の構造と機能,DNA複製,転写,翻訳 |
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Key Word(s) | cell,organelle,saccharide,lipid,amino acid,protein,nucleic acid,mineral,metabolism,protein structure and function,DNA replication,transcription,translation |
学修内容 | 1.細胞-生命の基本単位 2.生体成分と化学結合 3.水の性質と生体成分 4.アミノ酸とタンパク質 5.ヌクレオチドと核酸 6.糖質 7.脂質と生体膜 8.中間試験 9.糖質代謝とエネルギー生産,細胞が食物からエネルギーを得る仕組み 10.タンパク質の構造と機能(1)立体構造と性質 11.タンパク質の構造と機能(2)タンパク質の働く仕組み 12.タンパク質の構造と機能(3)酵素 13.DNA・核酸の構造,DNA複製・修復 14.DNAからタンパク質へ-遺伝情報の流れ 15.タンパク質・遺伝子の解析技術 16.期末試験 |
事前・事後学修の内容 | 事前にMoodleコースにあげた講義資料や配布資料,参考書などを活用して,毎回の講義内容の予習および復習を行うこと(特に下記の内容について). 1.原核生物,真核生物,細胞小器官 2.元素,原子,共有結合,非共有結合 3.水素結合,水素イオン濃度,酸と塩基,有機分子,官能基 4.アミノ酸の分類,等電点,ペプチド結合 5.ヌクレオチド,核酸(DNA,RNA)の構造と機能 6.単糖,立体異性体,修飾糖,単純多糖,複合多糖,糖タンパク質 7.単純脂質,複合脂質,脂肪酸,生体膜の構造と機能 8.中間試験(第1~7回) 9.異化経路,高エネルギー化合物,酸化還元反応 10.タンパク質の構造,精製・分析方法 11.ミオグロビン,ヘモグロビン,筋収縮,抗体 12.酵素の性質,酵素の阻害,酵素活性の調節 13.DNAらせん構造,染色体の構造,DNA複製・修復・組換え 14.転写,翻訳,遺伝子発現の調節 15.塩基配列・アミノ酸配列の決定法,オミックス 16.期末試験(第9~15回) 化学基礎Ⅱは「⽣物化学」相当の科目として設定しているため,高等学校で生物を選択していなかった学生にとっては初めて学ぶ内容が多く,特に予習を必要とする.高等学校で生物や化学を未習の場合,講義を進めるペースが速いため,予習・復習を十分に行うこと. |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |