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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アジア・オセアニア思想演習R
あじあ・おせあにあのしそうえんしゅうあーる
Seminar in Asian and Oceanian Philosophy R
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2100-141
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 9, 10時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 西信康

NISHI,Nobuyasu

SDGsの目標
連絡事項 シラバス掲載後にMoodleのコースURLを追記
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18052

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要  『論語』の注釈書の一つである『論語義疏(ろんごぎそ)』(梁の皇侃(おうがん488年~545年)撰)を読みます。『論語』の注釈書は、新注と古注とに大別され、新注とは、南宋の朱熹による『論語集注』を指し、古注とはそれ以前の注釈を一括して指します。皇侃の『論語』義疏は、代表的な古注の一つです。
 中国思想は、先秦時代以来の典籍に注釈を施すというスタイルを通じて、多くの思想的成果を挙げ、それが今日に多くの思想的な遺産となっています。ですので、注釈書は、歴代の中国人がいかに古典を継承し、どのような思想を展開してきたのかを窺う資料ともなります。また、現代の我々にとっては、注釈書は古代の典籍を読み解くための手がかりを示すものとして、参照的な価値をも有しています。この演習では、必要に応じて新注をも参照し、『論語』解釈の多様性を確認しながら読み進めます。
学修の目的 1,漢文に親しみ、辞書の使い方と効用を知る。
2,中国人の人生観や世界観を理解する。
3,中国古典における注釈の機能を理解する。
4,漢字から窺われる古代中国人の世界観を理解する。
学修の到達目標 1,漢文訓読の基本的な技能が習得される。
2,中国古典を読むために必要かつ有用な工具書を知り、その使用法を習得する。
3,漢文資料を精確に読解するための手続きを習得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 平常点100%
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 コピーを配布。
参考書 授業中に指示する。
オフィスアワー
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 中国思想
Key Word(s) Chinese philosophy
学修内容 梁の皇侃(おうがん)撰『論語義疏(ろんごぎそ)』を読む。

第1回   ガイダンス ─『論語』の古注と新注─
第2回   『論語義疏』八佾篇①
第3回   『論語義疏』八佾篇②
第4回   『論語義疏』八佾篇③
第5回   『論語義疏』里仁篇①
第6回   『論語義疏』里仁篇②
第7回   『論語義疏』里仁篇③
第8回   『論語義疏』公冶長篇①
第9回   『論語義疏』公冶長篇②
第10回 『論語義疏』公冶長篇③
第11回  『論語義疏』雍也篇①
第12回  『論語義疏』雍也篇②
第13回   『論語義疏』雍也篇③
第14回   『論語義疏』述而篇①
第15回   『論語義疏』述而篇②
事前・事後学修の内容 1,古本でよいので、必ず漢和辞典を購入すること。『漢辞海』(三省堂、第二版以降がよい)を推奨する。
2,古本でよいので、『論語』の原文と訓読と口語訳とを載せた文庫本を購入することが望ましい。金谷治『論語』(岩波文庫)など。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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