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開講年度 | 2023 年度 | |
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開講区分 | 教育学部・教科及び教科の指導法に関する科目(A類)・社会 | |
科目名 | 外国史 | |
がいこくし | ||
World History | ||
受講対象学生 |
教育学部, A 類 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 72-74 期生 |
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卒業要件の種別 | 選択必修 |
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授業科目名 | 西洋史概論Ⅱ | |
せいようしがいろんⅡ | ||
Studies on Occidental History Ⅱ | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ED-FHIS-2
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期集中 |
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開講時間 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 北村暁夫 | |
Akeo KITAMURA | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 欧米近代における人の移動をテーマとする。具体的には、19世紀以降のヨーロッパ内部での移動、ヨーロッパから南北アメリカへの移動、第二次世界大戦後の旧植民地からヨーロッパ諸国への移動といった人の移動の諸側面を、移動する人間の生活世界に即して論じる。近代の欧米社会の成り立ちを理解し、今日のヨーロッパ社会に台頭する排外主義の実態を理解することは、社会科教員として不可欠の資質である。 |
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学修の目的 | 近代世界における都市化、植民地化・脱植民地化、多文化社会の形成といった現象は、すべて人間の空間的移動によってもたらされたものである。それゆえ、本講義は人の移動を歴史的に概観することにより、近代世界をより深く構造的に理解し、現代世界が抱える諸問題の歴史的由来を理解することを目的とする。また、移動する人々そのものに視点を据えることで、歴史を上から(国家や為政者の視点から)見るのではなく、下から(地域に生きる人々の視点から)見る態度を身につけることも目的としている。 |
学修の到達目標 | ①欧米の近現代史に関する基本的な知識を修得して、第三者に説明できる。 ②欧米の近現代史を人の移動を通じて構造的に理解できる ③人間の移動の歴史が現代世界に与えている影響について理解し、第三者に説明できる ④歴史を上からの視点だけでなく、下からの視点から見ることができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 授業時間中のコメントシート30%、授業最後に行う小テスト30%、レポート40% 合計100%(うち60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
問題自己設定型PBL プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 地域理解・地域交流の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | 一コマに必ず一回以上、クエスチョン・タイムを設け、学生に問いかけに対する解答を文章で書かせることで、アクティブ・ラーニングの徹底を図る。 |
教科書 | 特に使用しない。 |
参考書 | 授業開始時に指示する。 |
オフィスアワー | 集中講義期間中の授業終了後、毎日30分、場所は社会科事務室とする。 |
受講要件 | 特にない。 |
予め履修が望ましい科目 | 外国史概論 |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 移民 難民 政治亡命 大西洋世界 統合 包摂 排斥 排外主義 エスニシティ マイノリティ 都市化 農村社会 |
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Key Word(s) | Emigration, Refugee, Exile, Atlantic World, Integration, Inclusion, Exclusion, Exclusionism, Ethnicity, Minority, Urbanization, Rural Society |
学修内容 | 1.イントロダクション 2.移民・難民史研究の現在 3.農村から都市へ -19世紀以降の都市化と人の移動 4.19世紀のヨーロッパ人移民 -移民を送り出す地域と受け入れる地域 5.移民におけるジェンダーと家族 6.受け入れ社会(ホストカントリー)における移民の排斥 7.受け入れ社会(ホストカントリー)における移民の統合 8.アメリカ映画に見るエスニシティ 9.植民地への人の移動 10.第一次世界大戦における戦争避難民と強制移住 11.第一次世界大戦後の住民交換 12.第二次世界大戦前後の避難民と追放民 13.ユダヤ人排斥とユダヤ人の移動 14.移民受け入れ社会としてのヨーロッパ① フランスとドイツ 15.移民受け入れ社会としてのヨーロッパ② EUの移民問題と台頭する排外主義 16.全体のまとめ |
事前・事後学修の内容 | 集中講義であるため、一日の講義終了後、その日の講義内容について復習を欠かさないこと。 また、授業時間中に示す参考文献を探し、複数の文献に目を通すこと。 事前に、今日の欧米における排外主義の実態について、1~2例でよいので、情報を入手しておいてほしい。 |
事前学修の時間:60分/回 事後学修の時間:60分/回 |