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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 医学部医学科 ・臨床実習
基本的臨床技能教育(診療参加型臨床実習のための準備教育)
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次
医学部医学科
選択・必修 必修
授業科目名 基本的臨床技能教育
きほんてきりんしょうぎのうきょういく
Basic clinical skills education
単位数 1 単位
ナンバリングコード
medc-medc-CLSE-2501-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

スケジュール表による

開講時間
第4学年5~11月までのスケジュール表に記載の時限(別途配布)
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 先端医科学研究棟3F多目的講義室等

担当教員 各担当診療科教員(責任者:松本龍介)

Faculty in charge of each department

SDGsの目標
連絡事項 オンライン授業の場合は、別途連絡をします。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 第4学年の医学科学生が1月より行う診療参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ)の準備教育として以下の項目を実施する。
 
1.医療面接、身体診察(頭頸部、胸部、腹部、神経、胸部異常編、神経異常編、バイタルサイン測定、四肢と脊柱)、カルテ記載、画像診断、医療面接まとめ、身体診察まとめ

2. 専門技能教育(専門領域のシミュレータ教育、特殊器具を用いた教育)

3. 自習支援(open lab)(シミュレータ、特殊医療器具を用いた診療手技の自習支援)
学修の目的 診療参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ)の準備教育として、従来の講義やチュートリアル教育により得られた「知識」に加え、臨床医に求められる「態度」と「技能」を習得する。
学修の到達目標 現在、学生が医療チームの一員として診療に参加する形の診療参加型実習 Clinical Clerkship が主体となっており、そのために医師としてとるべき対応や姿勢など基本的臨床技能習得のための訓練を行い、知識の習得など認知領域だけでなく、将来、医師として患者に接する能力すなわち、医療面接(インタビュー)や身体診察などの基本的な臨床技能の修得を目標とする。
 上記の評価として、第4学年の11月に共用試験実施評価機構により実施される一般診療に関する基本的臨床能力の評価を行う「客観的臨床能力試験 Objective Structured Clinical Examination OSCE(オスキー)」の合格を診療参加型臨床実習への参加要件とするとともに、クリニカルクラークシップで真の診療参加を実現するための「態度」と「技能」の修得を目標とする。

※医学教育モデル・コア・カリキュラム中の、F-1-1) ~ F-1-37), F-2-1) ~ F-2-16),F-3-1) ~ F-3-6)の項目の修得を目指す。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
○「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
○「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
○「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
○「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
○「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
○「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
○「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
○「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
○「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 全国のすべての医学部が参加する共用試験臨床実習前OSCE医療面接、頭頸部診察、胸部診察、腹部診察、神経診察、バイタルサイン測定、救急、基本的臨床手技、感染、四肢と脊柱および筆記試験の合格

※共用試験臨床実習前OSCE不合格者は、診療参加型臨床実習に参加できず進級できない。
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 本学で作成し使用している基本的臨床技能教育実習書(医療面接・身体診察・カルテ記載・専門技能)について、共用試験実施評価機構「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学修・評価項目」に基づき、必要に応じ見直しを行っている。
教科書 1. 共用試験実施評価機構からの実習書(診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学修・評価項目)
           
2. 三重大学版・基本的臨床技能教育実習書(医療面接・身体診察・カルテ記載・専門技能)
           
3. 共用試験実施評価機構からの教育・学習用DVD(ムードルコースに掲載)
参考書 臨床技能教育にかかる市販教科書(各自購入し、参考としてください)
オフィスアワー 時間帯:随時
場所、連絡方法 : med-gakumu@mo.medic.mie-u.ac.jp(059-231-5283(6345))を通じて連絡し、アポイントを取ることとする。
受講要件 基礎医学・社会医学系科目に合格し、チュートリアル教育に進級していること。
予め履修が望ましい科目 医学科1年から4年時までに履修、合格が求められている全科目。
発展科目
その他 ・全実習出席をOSCE受験の受験資格とする。(理由なき欠席、遅刻、早退を認めない)
・病気等によるやむを得ない欠席の場合は、必ず学務課に連絡し、欠席届と診断書等の必要書類を学務課に提出する。但し、再実習は行われないこともある。
・実習中の身だしなみ、態度、マナー、積極的参加について観察記録をとり、不良者には委員会より注意喚起を促す。マニキュア、長い爪・付け爪、金髪、ピアス、イヤリング、ジーンズ、華美な装飾品、不潔な服装・靴、ハイヒール、ブーツ、サンダルは厳禁とする。   
・安全管理に留意する。(爪、手指の清潔、採血・小外科実習時の指導者の指示の遵守)
・学生保険への加入を確認する。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 1.医療面接、身体診察、カルテ記載、画像診断、専門技能教育(専門領域のシミュレータ教育、特殊器具を用いた教育)
Key Word(s) Medical interview、Physical examination、Chart description、Diagnostic imaging、Professional skill training(Simulator education in specialized fields、Education using special equipment)
学修内容 基本的臨床技能教育(実習、実技)

第4学年5~11月まで以下の項目について、実習を行う。
・医療面接:4回
・身体診察:14回(頭頸部、胸部、腹部、神経、胸部異常編、神経異常編、バイタルサイン測定、四肢と脊柱)
・画像診断:2回
 ※身体診察、画像診断については、基本的に1グループ63人前後で2グループ(①/②)で実施する。
・専門技能:18回(直腸指診、前立腺指診、小児診察、婦人科内診、眼底鏡、基本的臨床手技(採血・心電図測定・縫合)、感染(手指衛生・PPE・ガウンテクニック)、救急、乳房診察)
・open lab(診療手技の自習支援):6回
 ※専門技能、open labについては、基本的に1グループ26人前後 5グループ(A~E)で実施する。
・カルテ記載:3回
・プレゼンテーション:1回
・医療面接まとめ:1回
・身体診察まとめ:1回
事前・事後学修の内容 事前学習:医学教育モデル・コア・カリキュラムの該当する到達目標(F 診療の基本)について事前に参照し、理解の不足しているところについては、参考書などで学習してくこと。
事後学習:実習で学んだ項目のうち理解が不十分の項目や、実習で学べなかった項目について、参考書などを基に知識を整理する。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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