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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 教育学部・教科及び教科の指導法に関する科目(A類)・国語
科目名 国文学
こくぶんがく
Japanese Literature
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
72~74 期生
卒業要件の種別 選択必修
国語教育コースの選択必修科目
授業科目名 国文学講義・近代Ⅲ
こくぶんがくこうぎ・きんだいさん
Lecture on Japanese Modern Literature 3
単位数 2 単位
ナンバリングコード
educ-lang-LITR2014-003
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 和田 崇(教育学部)

WADA, Takashi

実務経験のある教員 【教員名】和田崇
【実務経験】高等学校における非常勤講師の経験を有す
【講義内容との関連性】実務経験より得た文学教育の現状に関する知見を活かして,文学作品の歴史的背景や読解法を国語科教科書と関連づけながら教授する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 明治期に発表された夏目漱石の〈前期三部作〉に該当する小説群を読むことで、それらの作品に表れた日本近代の時代背景を読み取り、また、時代を超えた普遍性も検証する。
学修の目的 夏目漱石の作家性と明治期後期の時代背景に関する知識を学ぶ。
さらに、国文学概説等で学習した文学理論を応用し、精確な読解力を身に付ける。
学修の到達目標 夏目漱石の文学に関する知識を得る。また、多様な解釈を想定した文学教材の学習指導ができるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 ・授業への積極的参加度40%+期末レポート60%=計100%(合計60%以上で合格)
・3分の2以上の出席を要す。
*履修者数に応じて別途課題・発表を課し、その評価は「授業への積極的参加度」に含む。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
eポートフォリオを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 ・『夏目漱石全集5:三四郎・それから』(ちくま文庫 1988)
・『夏目漱石全集6:門・彼岸過迄』(ちくま文庫 1988)
参考書 〔総合〕
・八木良夫『夏目漱石論:「それから」から「明暗」を中心に』(丸善 2003)
・三好行雄ほか編『講座夏目漱石第3巻:漱石の作品 下』(有斐閣 2004)
・三好行雄ほか編『講座夏目漱石第4巻:漱石の時代と社会』(有斐閣 2004)
・小森陽一ほか編『漱石辞典』(翰林書房 2017)
〔三四郎〕
・玉井敬之・村田好哉編『漱石作品論集成第5巻:三四郎』(桜楓社 1991)
・小森陽一・石原千秋編『漱石研究第2号:特集『三四郎』』(翰林書房 1994)
・村田好哉編『漱石『三四郎』書誌』(翰林書房 1994)
・千種キムラ・スティーブン『『三四郎』の世界:漱石を読む』(翰林書房 1995)
・小川和佑『「三四郎」の東京学』(日本放送出版協会 2001)
・石原千秋『学生と読む『三四郎』』(新潮選書 2006)
・石原千秋編『夏目漱石『三四郎』をどう読むか』(河出書房新社 2014)
・石原千秋『なぜ『三四郎』は悲恋に終わるのか:「誤配」で読み解く近代文学』(集英社 2015)
・石出靖雄『漱石テクストを対象とした語り言語の研究:『三四郎』『道草』を中心に』(明治書院 2016)
・坂東実子・松下浩幸・藤井淑禎注釈『漱石文学全注釈7:三四郎』(若草書房 2018);
〔それから〕
・太田登・木股知史・萬田務編『漱石作品論集成第6巻:それから』(桜楓社 1991)
・小森陽一・石原千秋編『漱石研究第10号:特集『それから』』(翰林書房 1998)
・佐々木英昭注釈『漱石文学全注釈8:それから』(若草書房 2000)
〔門〕
・赤井恵子・浅野洋編『漱石作品論集成第7巻:門』(桜楓社 1991)
・小森陽一・五味渕典嗣・内藤千珠子注釈『漱石文学全注釈9:それから』(若草書房 2001)
・小森陽一・石原千秋編『漱石研究第17号:特集『門』』(翰林書房 2004)
・熊倉千之『漱石の変身:『門』から『道草』への羽ばたき』(筑摩書房 2009)
*その他は授業内で適宜提示する。
オフィスアワー 時間:毎週月曜日5,6限
場所:国文学第1研究室(和田崇研究室)
受講要件
予め履修が望ましい科目 国文学概説
発展科目 国文学演習・近代Ⅰ~Ⅳ
その他 社会状況や本学の方針に応じて、ハイブリッド、完全オンラインの各授業方法へ柔軟に対応する。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16087
キーワード 日本近代文学、明治期、夏目漱石、前期三部作
Key Word(s) Modern Japanese Literature, Meiji Period, Soseki Natsume, The First Trilogy
学修内容 第1回…イントロダクション:夏目漱石の前期三部作
第2回…『三四郎』第1章~第3章
第3回…『三四郎』第4章~第6章
第4回…『三四郎』第7章~第9章
第5回…『三四郎』第10章~第13章
第6回…『それから』第1章~第3章
第7回…『それから』第4章~第6章
第8回…『それから』第7章~第10章
第9回…『それから』第11章~第13章
第10回…『それから』第14章~第17章
第11回…『門』第1章~第6章
第12回…『門』第7章~第12章
第13回…『門』第13章~第17章
第14回…『門』第18章~第23章
第15回…講義全体のまとめ
第16回…期末レポート
事前・事後学修の内容 毎回の授業時に予習課題を提示する。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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