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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 海洋微生物化学特論
かいようびせいぶつかがくとくろん
Advanced Biochemistory of Marine Microbiology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-5271-005
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物資源学部 201室

担当教員 福﨑 智司(生物資源学研究科)田中 礼士(生物資源学研究科)

FUKUZAKI, Satoshi, TANAKA Reiji

SDGsの目標
連絡事項 レポートのテーマは、Moodle 3.5で連絡する。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 海洋微生物は,ウイルス、微細藻類、細菌、真菌など極めて広い生物群を包含する.これらの微生物には,産業利用するうえで有用な微生物と有害な微生物が存在する.この授業では,特に食品産業の日常的生産プロセスにおいて有害となる海洋微生物の制御をテーマとして,食品衛生における安全・安心の概念,微生物制御技術(洗浄,殺菌,静菌,遮断)の理論と実際、製造設備・機器の衛生構造ついて解説し,実際の製造現場で使用されている薬剤の有効性と安全性について最近の学術論文を紹介しながら総合的な視点から学び考える.
(DP,CPとの関連)三重大学の目標である4つの力を身につけるため,生物資源学研究科博士前期課程のDPである(1)幅広い教養・倫理観と国際感覚,(2)専門知識・技術の修得を目指す.
学修の目的 海洋微生物化学特論は,食品製造工程(水産加工工程が中心)における有害海洋微生物の有効な制御技術について考える講義です.この授業を受講する学生は,有害海洋微生物の種類と病害発生機構、微生物制御のための具体的技術と操作の意義、設備機器の衛生構造と設計のポイントを学び,安全で健全な食品の製造を支える微生物制御技術を理解することで,最新の衛生管理手法と新たな考察の切り口に対する目を養うことを目的とする.(DP,CPとの関連)三重大学の目標である4つの力を身につけるため,生物資源学研究科博士前期課程のDPである(1)幅広い教養・倫理観と国際感覚,(2)専門知識・技術の修得を目指す.
学修の到達目標 海洋微生物化学特論を通じて,有害微生物制御の基本的考え方や具体的かつ実用的な技術を学ぶことにより,微生物制御の効果を上げるための理論、現場における人材育成、教科書には掲載されていない現場における創意工夫の技術などに対して,新たな考察と発想ができる能力を身につけることができる.そのために,以下の学修到達目標を設定する。
(知識)
実用化されている微生物制御技術について,個々の操作の意義と目的,有効性に関する実験的検証手法、殺菌剤として最も汎用されている次亜塩素酸とオゾンの作用機構と利用の現状,食品製造設備・機器の衛生構造の考え方と検証手法、さらには微生物制御の現状の課題を習得して,具体的な事例と関連付けて説明できるようになる.
(態度)
授業のテーマごとに身近な微生物制御技術の例を簡潔にまとめて提出し,教員と双方向で質疑を行うことで内容を深めることができる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 成績評価方法と基準
毎回の出席を前提に、期末試験60%,小テスト40%,計100%
(知識)
海洋微生物の生体と能学に関する知識の定着度について,期末筆記試験(60%)で評価します.
(態度)
授業への集中力と積極性について,講義に関する質問事項の提出と,2回の小テストを通じて評価します(40%).
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 実際の現場での実用化事例を交えながら、授業を進める。
教科書 教員が作成した資料と学術論文をテキストとして用いる。
参考書
オフィスアワー 703室(終日)
受講要件 海洋微生物に関する基礎知識,微生物の多様な機能に関心を持ち,ある程度の知見を持っていることが望ましい.
予め履修が望ましい科目 微生物学,微生物利用学,海洋資源微生物学を受講していることが望ましい.
発展科目 海洋微生物機能学
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 海洋微生物学、微生物生態学、微生物利用学
Key Word(s) Marine microbiology, Microbial ecology, Applied Microbiology
学修内容 1. 学術論文作成における論点とは何か(論文,レポートの構成について概説)
2. 食の安全・安心とは
3. 食品衛生と微生物制御(水産加工工程を中心に)
4. 食品の腐敗・変敗微生物と食中毒細菌(水産加工品を中心に)
5. 清浄度の定量的評価
6. 第1~5回の授業に関する小テストとその解説
7. 食品産業における洗浄技術1
8. 食品産業における洗浄技術2
9. 食品製造設備・機器の衛生構造とバリデーション
10. 食品部生物制御のための次亜塩素酸の基礎
11. 次亜塩素酸の先進的活用技術1
12. 次亜塩素酸の先進的活用技術2
13. 食品部生物制御のためのオゾンの利用技術の基礎
14. 第7~13回の授業に関する小テストとその解説
15. 海洋微生物を取り巻く研究動向と授業の総括
事前・事後学修の内容 1.以下のキーワードに対して,自らの知識にもとづいて事前に説明ができるようになること.
○食品衛生に関わる最新の動向(食品衛生法など)
○有害海洋微生物の種類
○微生物制御に関する専門用語(滅菌,殺菌,消毒,除菌,防腐,静菌,抗菌)
○次亜塩素酸、オゾンとは

2.最近の研究動向について理解し,今後の自分の研究とどう関連してくるかが想定できるようになること.
 テーマ毎に内容をA4用紙1枚に簡潔・明瞭に要約できることを評価基準とする.
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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