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開講年度 | 2023 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士前期課程)資源循環学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
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選択・必修 | 選択必修 |
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授業科目名 | 作物生態生理学特論 | |
さくもつせいたいせいりがくとくろん | ||
Advanced Crop Ecology and Physiology | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Reso-5171-009
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
火曜日 9, 10時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 生物資源校舎2階232号室 | |
担当教員 | 〇長菅 輝義(生物資源学研究科FSセンター附帯施設農場)、奥田 均(生物資源学研究科FSセンター附帯施設農場), | |
〇NAGASUGA,Kiyoshi, OKUDA,Hitoshi | ||
実務経験のある教員 | 教員名:長菅輝義 実務経験:独立行政法人農業生物資源研究所特別研究員、稲の子実生産に関する生理学的研究に従事した。 講義内容との関連性:稲の子実生産のについて、乾物生産や光合成との関係から改良する研究を実施した。 教員名:奥田均 実務経験:元農水省果樹研究所カンキツ研究部栽培生理研究室室長、国研にて約20年間カンキツの生理研究(花芽形成、生理落果、水管理)に従事。 講義内容との関連性: 果実の生産性や品質の向上を目標に据え、カンキツ樹の水分生理に関する研究に長年にわたり従事。高品質果実生産のための水管理技術を開発・改良してきた。 |
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SDGsの目標 |
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連絡事項 | 受講希望者は、事前に長菅(nkiyoshi@bio.mie-u.ac.jp)まで連絡ください。 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 植物の生産性の極大化や品質の向上につながる物質生産とこれに強く関与する水分生理に関する基礎知見ならびに最新の研究成果について参考書や最新の文献を利用しながら講義する。取り上げる分野として水分生理関係では、植物の維管束系の構造、吸水、輸送、蒸散の仕組みと環境に応じた調節機構、栄養成長・生殖成長(果実発育)と水の通導性などを、物質生産関連では農作物の収量メカニズムと乾物生産との関係、および乾物生産の構成要素である光合成、呼吸、物質分配、これらの要素の環境応答および根の養水分吸収特性などがあり、これらの要因が農作物の生産性へどのような影響を及ぼすのかについて議論します。 (DP、CPとの関連) この講義では、三重大学の目標である4つの力の中でも「感じる力」と「考える力」を身に付けるため、研究科のDPである(1) 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけること、(2)自然環境を損なわない生物資源の開発、保全、利用に貢献できる生物資源学の専門的な知識と技術、経験を有することを目指す。 |
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学修の目的 | 植物の水分生理、物質生産に関連する研究の歴史ならびに最前線を知ることで、農作物栽培の生産性改良の経緯を理解するとともに、それを踏まえた今後の改良の方向性について考察できるようになります。 |
学修の到達目標 | 鍵となる論文紹介などをまじえて、研究史をたどることで研究の展開、進め方について理解できるようになる。 (知識) 植物の水分生理、物質生産に関連する基礎知識を習得し、具体的事例を挙げて説明できるようになる。 (態度) 質疑応答を通じてお互いの意見に対して理解を示し、植物の水分生理、物質生産に関連する理解を深めることができる。 (技能) レポートの作成を通じて、栽培現場で生ずる様々な課題を水分生理・物質生産の観点から解決策を提案できるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | レポート80%、質疑応答20%、 (知識) 植物の水分生理、物質生産に関連する基礎知識の定着度をレポートより評価します(60%)。 (態度) 質疑応答時の質問の理解度と回答の正確性から評価します(20%)。 (技能) レポート課題に対する内容と論理展開によって評価します(20%)。 以上の評価基準をもとに60%以上で単位が取得できる。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業 |
授業改善の工夫 | 受講生からの質問事項やそれに対するディスカッション等の内容を適宜講義資料に反映させる。 |
教科書 | 特になし 授業進行用の資料はパワーポイントを利用、関連文献などはmoodle上に配置する |
参考書 | 「植物生理学」テイツザイガー編(培風館) |
オフィスアワー | 講義終了後,教室にて随時実施。 |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 食用作物学,園芸植物生理学 |
発展科目 | 作物生態生理学演習 |
その他 | 集中講義で対応する場合あり。 |
各回 共通 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9754 |
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第1回 | 概要 | 乾物生産と収量形成 |
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授業時間内の学修内容 | 農作物の収量と乾物生産との関係について説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 作物、収量、乾物生産 crop, yield, dry matter production |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第2回 | 概要 | 作物の乾物生産とエネルギー |
授業時間内の学修内容 | 作物の乾物生産の特徴を、化学エネルギーの利用の観点から説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 作物、乾物生産、化学エネルギー crop, dry matter production, chemical energy |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第3回 | 概要 | 乾物生産と光合成1 |
授業時間内の学修内容 | 作物の乾物生産と光合成との関係について、個体レベルの光合成反応の観点から説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 作物、乾物生産、個体群光合成 crop, dry matter production, canopy photosynthesis |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第4回 | 概要 | 乾物生産と光合成2 |
授業時間内の学修内容 | 作物の乾物生産と光合成との関係について、個体レベルの光合成反応の観点からの説明の続きです。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 作物、乾物生産、個体群光合成 crop, dry matter production, canopy photosynthesis |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第5回 | 概要 | 乾物生産と呼吸 |
授業時間内の学修内容 | 乾物生産の特徴を、呼吸との関係性から説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 作物、乾物生産、呼吸 crop, dry matter production, respiration |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第6回 | 概要 | 光合成産物の分配と収量 |
授業時間内の学修内容 | 光合成産物の分配と収量との関係性について説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 光合成産物、転流、収量 photosynthate, translocation, yield |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第7回 | 概要 | 乾物生産と環境要因 |
授業時間内の学修内容 | 乾物生産の特徴を環境応答の観点から説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 乾物生産、環境、応答 dry matter production, environment, response |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第8回 | 概要 | 根系の形態構造と養水分吸収 |
授業時間内の学修内容 | 植物の根の形態構造と養水分吸収との関係性について説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 根、形態、吸収 root, morphology, absorption |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第9回 | 概要 | 植物が水をあげるしくみ |
授業時間内の学修内容 | 植物体内における水をあげるしくみについて説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 植物、水、水ポテンシャル plant, water, water potential |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第10回 | 概要 | 植物の水輸送経路(アポプラスト、シンプラスト経由) |
授業時間内の学修内容 | 植物体内における水の輸送経路の特徴について説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 植物、水、アポプラスト、シンプラスト plant, water, apoplast, synplast |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第11回 | 概要 | 植物の水輸送の原動力 |
授業時間内の学修内容 | 植物体内において重力に逆らって水を引き上げる原動力について説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 植物、水、蒸散、浸透圧 plant, water, transpiration, osmotic pressure |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第12回 | 概要 | エンボリズムとキャビテーション |
授業時間内の学修内容 | 植物体内での水輸送で生ずるエンボリズムとキャビテーションについて説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 水輸送、エンボリズム、キャビテーション water transport, embolism, cavitation |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第13回 | 概要 | 栄養成長と水の通導性 |
授業時間内の学修内容 | 植物の栄養成長へ及ぼす維管束木部の水の通導性の役割について説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 栄養成長、木部、水の通導性 vegetative growth, xylem, hydraulic conductivity |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第14回 | 概要 | 生殖成長(果実発育)と水の通導性 |
授業時間内の学修内容 | 生殖成長、特に果実の発育と水の通導性との関係性について説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 生殖成長、果実、水の通導性 reproductive growth, fruit, hydraulic conductivity |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第15回 | 概要 | 養分の転流 |
授業時間内の学修内容 | 植物体内での各種栄養成分の転流の意義について | |
キーワード(Key Word(s)) | 植物、栄養、転流 plant, nutrients, translocation |
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事前学修の内容 | 予め配布する関連文献などを資料を読み込み、予習しておいてください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義内容と事前配布資料とを照合し、理解を深めておいてください。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 |