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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士後期課程)共通科目
受講対象学生 大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次, 2年次, 3年次
選択・必修 選択
授業科目名 植物分子・細胞生物学
しょくぶつぶんし・さいぼうせいぶつがく
Plant Molecular and Cellular Biology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Comn-7091-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間
受講生の都合を考慮して開講曜日および時限を変更することがあります。
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 地域イノベーション推進機構・先端科学研究支援センター・遺伝子実験施設1階 データ解析室(113)

担当教員 小林 一成(地域イノベーション学研究科教授)

Issei Kobayashi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 植物科学が実社会で役立てられている実態を分析し、学生が専門分野とする最先端の研究開発において、科学を技術として活かすために必要な能力の養成を目指す。具体的には、食料としてのみならず、エネルギー源としての重要性がますます高まりつつある植物に関する最近の研究動向と、ゲノム科学の進歩との融合により急速に進展している植物の細胞機能や発生・成長に関する理解の現状について最近の社会状況を題材に考察する。また、「植物科学」と「ゲノム科学」の融合により行われている学際研究が、食料・エネルギー・地球環境などの諸問題を解決するための応用研究にも発展しつつある現状を考える。
この講義を通じて4つの力の「感じる力」「考える力」「コミュニケーション力」「生きる力」を身につけるため,生物資源学研究科のディプロマポリシー(1)幅広い教養と倫理観、国際感覚, (2)専門的な知識と技術, 経験を身につけることを目指す.
学修の目的 学生が、植物科学の研究と実社会での活用について理解する力を身につけるとともに、幅広い分野の研究領域との融合により新たな技術開発につなげていく方法論を「植物科学」を起点とした視点で理解することを学修の目的とする。
学修の到達目標 植物科学分野における研究を行っていくための基礎的な力として、最新の植物分子細胞生物学の研究手法・研究動向を理解できるようになることを目標とする。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 議論への参加状況とレポートにより評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫 授業ごとに改善点を学生から直接聞き取り、次回以降および次年度の授業を改善する。
教科書 必要に応じて指示します。
参考書 杉山 達夫 (監修), Bob B. Buchanan (編集) 植物の生化学・分子生物学 学会出版センター
オフィスアワー 毎週月曜日15:30~17:00(毎月最終月曜日を除く); 遺伝子実験施設 310室。
受講要件 なし
予め履修が望ましい科目 大学院修士課程・博士前期課程レベルの植物科学に関する講義を予め履修していることが望ましい。
発展科目 なし
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 防御応答・環境ストレス応答・ホルモン応答・植物分子生物学
Key Word(s) Defense responses, Abiotic stresses, Plant hormones, Plant molecular biology
学修内容 第1回 植物の免疫応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅰ(植物の免疫とは?-PTIとETI-)
第2回 植物の免疫応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅱ(植物免疫に関与する受容体の構造)
第3回 植物の免疫応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅲ(植物免疫のシグナル伝達におけるプロテインキナーゼの働き)
第4回 植物の免疫応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅳ(PRタンパク質と防御関連遺伝子)
第5回 植物の免疫応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅴ(病原体を攻撃する分子の種類とその分子機構)
第6回 植物の環境応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅰ(植物の環境応答とは?-特に気候変動との関連から-)
第7回 植物の環境応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅱ(低温耐性のシグナル伝達とその分子機構)
第8回 植物の環境応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅲ(塩耐性のシグナル伝達とその分子機構)
第9回 植物の環境応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅳ(乾燥耐性のシグナル伝達とその分子機構)
第10回 植物の環境応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅴ(食と農につながる植物の環境応答性の改良)
第11回 植物ホルモンとそのシグナル伝達の分子機構Ⅰ(植物の生存に欠かせない植物ホルモンの働き)
第12回 植物ホルモンとそのシグナル伝達の分子機構Ⅱ(アブシジン酸とジベレリンのシグナル伝達)
第13回 植物ホルモンとそのシグナル伝達の分子機構Ⅲ(サリチル酸およびジャスモン酸の役割とシグナル伝達)
第14回 植物ホルモンとそのシグナル伝達の分子機構Ⅳ(植物免疫と環境応答のクロストーク)
第15回 第1回~第14回の講義を総括し、植物科学イノベーションが目指すべきことについて討論
事前・事後学修の内容 講義の都度、次回の講義の題材となる最新論文を課題として配布するので内容をよく理解するまで十分に事前学修すること。事後学修では、論文内容の理解を確実にするため、論文内容および論文について議論した内容の振り返り学修をすること。

第1回 植物の免疫応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅰ(植物の免疫とは?-PTIとETI-)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第2回 植物の免疫応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅱ(植物免疫に関与する受容体の構造)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第3回 植物の免疫応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅲ(植物免疫のシグナル伝達におけるプロテインキナーゼの働き)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第4回 植物の免疫応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅳ(PRタンパク質と防御関連遺伝子)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第5回 植物の免疫応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅴ(病原体を攻撃する分子の種類とその分子機構)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第6回 植物の環境応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅰ(植物の環境応答とは?-特に気候変動との関連から-)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第7回 植物の環境応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅱ(低温耐性のシグナル伝達とその分子機構)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第8回 植物の環境応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅲ(塩耐性のシグナル伝達とその分子機構)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第9回 植物の環境応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅳ(乾燥耐性のシグナル伝達とその分子機構)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第10回 植物の環境応答とそのシグナル伝達の分子機構Ⅴ(食と農につながる植物の環境応答性の改良)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第11回 植物ホルモンとそのシグナル伝達の分子機構Ⅰ(植物の生存に欠かせない植物ホルモンの働き)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第12回 植物ホルモンとそのシグナル伝達の分子機構Ⅱ(アブシジン酸とジベレリンのシグナル伝達)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第13回 植物ホルモンとそのシグナル伝達の分子機構Ⅲ(サリチル酸およびジャスモン酸の役割とシグナル伝達)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第14回 植物ホルモンとそのシグナル伝達の分子機構Ⅳ(植物免疫と環境応答のクロストーク)論文セットの予習180分、事後の学修60分
第15回 第1回~第14回の講義を総括し、植物科学イノベーションが目指すべきことについて討論
事前学修の時間:180分/回    事後学修の時間:60分/回

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