三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 医学部医学科 ・生体の構造と機能
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 解剖学(系統解剖学)
かいぼうがく
Anatomy
単位数 「生体の構造と機能」として18 単位
ナンバリングコード
medc-medc-ANAT-2201-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

スケジュール表による

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 解剖実習室および基礎第1講義室

担当教員 教授:成田正明
講師:大河原剛
講師:江藤みちる

NARITA, Masaaki
OHKAWARA, Takeshi
ETO, Michiru

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 人体の構造について、2年生までに学んだ解剖学総論および生理学、生化学の知識を統合して、
実際に人体の内部がどのような構造になっているのかを、
解剖実習を通して正確に理解し、知識を修得して、臨床にいかす。
心構えとして、生前、自らのご意志で献体してくださった方、及びご遺族への敬意と尊厳を忘れないこと。
詳しくは実習初日の「オリエンテーション」でお話しします。
学修の目的 人体が内側から見るとどのような構造になっているのかを実感として、体験理解することが本学修の目的である。例えば、動脈と静脈の壁の弾力性の差や、鎖骨の内側何cmぐらいのところに肺が存在しているかなど、日常の臨床診断や治療の上で必須不可欠の経験と知識が得られる。特に外科学、放射線科学を志す学生には、十分に体内の構造を理解する機会が得られる。また、内科診断学で高頻度に用いられるCT、MRI、X線、アンギオグラフィ−、エコ−等の画像診断が、生体のどの構造を写しているのかについて正確に理解できるようになる。即ち、将来の内科診断学に必要とされ、患者様の病気の診断に必要とされる構造上の知識の獲得が主題である。
学修の到達目標 1.人体の基本的構造について理解し、臨床医学理解のための基盤を説明できる。
2.人体を構成している細胞や器官について理解し、その機能を説明できる。
3.グループ実習において協調性、自主性を発揮し、共に学びを深めることができる。

医学教育モデル・コア・カリキュラムに定められる以下の項目が学習到達目標となる
A-2 医学知識と問題対応能力
C-1 生命現象の科学
C-2 個体の構成と機能
D 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療
E-7 成長と発達
この項目の各臓器の正常構造を学び、臨床に活かすことができるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
○「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
 「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
○「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
○「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
○「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
○「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
○「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
○「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
○「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 口頭試問、系統解剖学筆記試験による。その他適宜行う小テスト、実習態度も加味する。実習の無断欠席は認めない(病欠、忌引などやむを得ない事情はできるだけ早く本人が直接教員に届けること)。
授業の方法 講義 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

教員と学生、学生相互のやり取りの一部が英語で進められる授業
教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫 実習中の学生からの意見をフィードバックし、実習内容を改善する
教科書 解剖学実習では、実習の手引き、白衣、実習器具(解剖道具セット、前掛け、解剖キャップ、アームカバー、手袋)を必ず持参してください。
以下の「参考書」も参照のこと。
以下の(1)、(2)、(3)を解剖実習前に購入してください。2年生の時に既に買った人は結構です。既に生協には伝えてありますので順次入荷します。一時的に品切れになってもすぐに追加の入荷あります。価格は変更になってるかもしれません。

(1)実習の手引きとして
「骨学実習の手びき」(寺田春水・藤田恒夫、南山堂、¥4400)
「解剖実習の手びき」(寺田春水・藤田恒夫、南山堂、¥7884)

(2)図譜として「ネッター解剖学アトラス」(南江堂)
・または「解剖学カラーアトラス」(医学書院)

(3)及び教科書として「解剖学講義」(¥11880)
・または「グレイ解剖学」(¥12960)
・または「臨床のための解剖学(メディカルサイエンス)」¥15120円

実習器具についても生協にて購入してください。
購入申し込み用紙が第2生協店頭にありますので各自受け取り記入し締め切りまでに生協に提出してください。
参考書 「骨学実習の手引き」(南山堂、\4,400)
「解剖実習の手引き」(南山堂、¥8,030)

アトラスとして、
「ネッター解剖学アトラス」(南江堂、¥11,000)
「解剖学カラーアトラス」(医学書院、¥13,200)

教科書として、
「解剖学講義」(南山堂、¥12,100)
「グレイ解剖学」(エルゼビア・ジャパン、¥13,200)
「臨床のための解剖学」(MEDSi、¥15,400)
オフィスアワー 公務時間以外は、コンタクト可能です。
成田正明、大河原剛、江藤みちる
基礎校舎4階 南側 電話059-232-1111(内線6328)
受講要件 2年生の組織学を履修済みであること。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16057
キーワード 肉眼解剖学、内臓、発生学、脈管学、筋肉、神経、循環器、生殖器、
Key Word(s) anatomy, medicine, self-esteem, embryology, neuron, osteology, biochemistry, physiology, histology
学修内容 <骨学実習>
第1回 4月11日(火)もしくは13日(木)
第2回 4月14日(金)もしくは17日(月)
第3回 4月18日(火)もしくは20日(木)

<オンライン解剖実習講義>
4月21日(金)、24日(月)、25日(火)

<解剖実習>
第1回 4月27日(木)
以降、スケジュール表に従い、
第31回 6月26日(月)まで実習を行う。
時間は、午後1時~4時10分(月、火、木、金)。
丁寧に時間をかけて予習・復習することを要望する。

系統解剖実習予定表、詳細はmoodleを参照のこと。

第1回口頭試問 5月26日(金)
第2回口頭試問 6月15日(木)

本試験 7月 3日(月)
再試験 7月14日(金)
事前・事後学修の内容 事前学習として、2年次に行った解剖学総論、生化学、生理学についても復習しなおす。
予習として、「解剖実習の手引き」を読み、わからないことに関して調べる。
家庭学習:実習期間中は最低2時間、口頭試問前には集中学習

事後学習として、剖出したものの生理機能や病態も含めて学習し知識を統合する。
「解剖実習の手引き」太字の項目は英語またはラテン語も覚える。
つねに繰り返しの学習が求められる。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:60分/回

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