シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2023 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 人文学部法律経済学科・社会科学科 | |
受講対象学生 |
法律経済学科専用 学部(学士課程) : 3年次, 4年次 |
|
選択・必修 | ||
授業科目名 | 【遠隔】民事執行法 | |
みんじしっこうほう | ||
Civil Execution and Provisional Remedies | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | humn-laec3220-022
|
|
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
|
開講時間 |
金曜日 7, 8時限 |
|
授業形態 |
オンデマンド授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 田中 誠人 | |
TANAKA Makoto | ||
SDGsの目標 |
|
|
連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 判決によって訴訟手続が終了しても、判決において義務者とされた当事者がその判決に従った行動を実行しなければ、紛争は終結しないこととなる。そのような場合に権利者は、自己の権利の強制的な実現を求め、民事執行手続を利用することとなる。本講義は、この民事執行手続を規律する民事執行法を中心として、効率的な債権回収システムの確立に不可欠な、担保権実行手続、および、民事保全手続について概説するものである。 |
---|---|
学修の目的 | 民事執行法とはどのような法律なのかを中心として、任意に履行されない債権がどのような手続により実現へと導かれるのかを理解する。 |
学修の到達目標 | 権利の実現過程を学ぶことで、民事実体法、及び民事手続法のより深い理解につなげる。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | レポートによる(100%)最終回にレポート課題告知 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | 内容が難解かつ範囲が広いとの指摘が多いため、より重要なポイントに絞り、飲み込みやすい解説を心がける。 また、民事訴訟法の講義と時期がずれることから、民事訴訟手続についても必要に応じて講義に加える。 |
教科書 | レジュメをアップロードする。 |
参考書 | 特に指定しない。 |
オフィスアワー | オンデマンドのためメールあるいはMoodleにて対応 |
受講要件 | 具体的な場面を想像しながら、興味をもって聞いていただければと思います。 |
予め履修が望ましい科目 | 社会において生じた民事紛争や、その他、民事的な問題ををどのように解決へと導くのか、というのが民事手続法における共通の視点なので、民法や商法といった実体法についても基本的な知識を持っていることが望ましい。 また、民事訴訟手続についても基礎的な理解が必要であるため、3・4年次を対象とする民事訴訟法の講義も履修済であることが望ましいが、本年度はカリキュラムの都合上それが困難であるため、民事訴訟法と関連する部分については理解し易いよう、より丁寧に解説をおこなうつもりである。民事訴訟法を履修していない方は、できれば来年度開講予定の民事訴訟法を履修し、手続法に関する全体的な理解を得ていただきたい。 |
発展科目 | 民事系科目 |
その他 | ※六法を見ながら勉強することをおすすめします。 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16810 |
---|
キーワード | 民事執行および保全制度の概説 |
---|---|
Key Word(s) | |
学修内容 | 第1回 ガイダンス・授業内容・単位条件・授業方針 第2回 民事執行手続の構造・執行手続の主体 第3回 強制執行の要件・強制執行手続の構造-金銭執行を中心として 第4回 担保権実行の要件と構造および財産開示制度 第5回 執行関係訴訟 第6回 金銭執行(不動産) 第7回 金銭執行(動産船舶その他) 第8回 金銭執行(債権・少額訴訟債権) 第9回 非金銭執行 第10回 担保権実行 第11回 民事保全の意義・構造 第12回 保全命令手続と不服申立て手続 第13回 保全執行 第14回 まとめ(やり残し分消化 計15回 ※レジュメの項目が1回に収まらない回もあり、レポートの予告解説なども含め、全15回を予定している。 ※なお、進度に応じて予定の変更・省略がありうる。 |
事前・事後学修の内容 | 各回とも、どのような制度なのか、問題点は何か、など予め自分の問題関心を高めておくことが重要である。 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |