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科目の基本情報

開講年度 2023 年度
開講区分 工学部機械工学科/総合工学科機械工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
機械工学コース
選択・必修 選択
学科選択
授業科目名 流体機械システム工学
りゅうたいきかいしすてむこうがく
Fluid Machinery System Engineering
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-ENGY-3
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 9, 10時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 鎌田 泰成(工学研究科機械工学専攻),山口 一,小笠原 宏(各 機械工学科非常勤講師)

KAMADA, Yasunari
YAMAGUCHI, Hajime
OGASAWARA, Hiroshi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 流体を取り扱う機械,流体力を利用する機械や運動に関する基礎理論及び応用について講義する.本講義においては,とくに数学に基づく流体力学の基礎から,実際の複雑な流れまでを取り扱い分かり易く講述する.また,流体機械及び流体現象の具体的な例として,プロペラ推進,ロケット推進について,著名な先生方を招いて講義していただき,実際の流体機械の役割について理解を深める.
学修の目的 種々の流体機械の仕組みを理解し,流体力学の基礎的な知識を流体機械の設計においてどのように活用するのかを理解できるようになる。流体機械の設計における基本的な概念を取得する。
学修の到達目標 本講義で到達できるレベルは,例えばFE試験のFLUID MECHANICS分野におけるFluid Dynamics, Hydraulic Machines, Open Channel Flowの問題が解けるレベルがあげられる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 個性に輝く技術者となるために、自らの短所を補い、長所を伸ばそうとする意欲と姿勢を持っている。【関心・意欲】【態度】
 社会性・国際性・倫理観:社会的・国際的に広い視野、先見性、倫理観を持つために、科学技術の果たす歴史的・社会的役割を理解している。【態度】
 コミュニケーション能力:自らの考えを日本語や英語で科学的・論理的に説明し、コミュニケーションすることができる。【技能・表現】
 工学基礎:工学の礎となる数学、自然科学、情報技術に関する基礎知識を持っており、これを使って議論できる。【知識・理解】
 機械工学専門:材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産、機械とシステムなどの機械工学の主要専門分野に関する基礎知識を持ち、これを応用することができる。【知識・理解】
 デザイン能力・創造性:社会の要求をとらえたモノづくりのための創造力と設計技術の基礎を修得している。【思考・判断】
 実践的能力:機械の専門分野とともに、産業の環境負荷や生態系への影響、環境と人間に調和する機械の知能化など、環境-人間-機械の関係を総体的にとらえて、科学技術を応用することができる。【思考・判断】
 自主性:地球の将来を見据えて、自ら課題を設定し、計画・実行することができる。【関心・意欲】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

「感じる力」= 30%、「考える力」= 40%、「生きる力」= 10%、「コミュニケーション力」= 10%

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 7割以上出席した者に対して単位を与える.
評価は,宿題レポートを全て提出することを条件とし,100点満点で定期試験を行い,60点以上を合格とする.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 スライドを用いて,視覚的に様々な流れを把握してから,理論的な話題に入ることにより,理解を容易にした.
教科書 流れ工学(社河内敏彦他3名,養賢堂),流体力学-基礎と応用-(社河内敏彦他3名,養賢堂),DRILL for Mechanical Engineering Volume 2(三重大学工学部機械工学科編,三重大学出版会).
参考書 流体工学(古屋善正他2名著,朝倉書店),流体力学(伊藤英覚他1名著,丸善)
オフィスアワー 毎週火曜日5時限,場所機械工学科棟4階鎌田教員室にて対応.
電子メールによる受け付け可
受講要件 とくになし
予め履修が望ましい科目 この授業の基礎として「流体力学及び演習」がある.また,理想流体の取り扱いの際には「工業数学Ⅰ及び演習」のストークスの定理や「工業数学Ⅱ及び演習」の複素数を用い,「工業数学Ⅲ」で学ぶ常微分方程式,偏微分方程式等に関しては流体力学的な解釈を与える.
発展科目 この講義に関連する科目として「輸送現象論及び演習」,「環境流動学」がある.
その他 特別講義の日時は、後日、機械工学科棟2階の掲示板に掲示するので注意して見ておくこと.

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 質量と運動量の保存,エネルギー保存則(ベルヌーイの定理)
翼,流体機械,各種流れの抵抗,相似則,船舶海洋機器システム,航空宇宙推進システム,ロケット
Key Word(s) Conservation of mass and momentum, Conservation of energy(Bernoulli’s theorem), Wing, Fluid machinery, Fluid drag, Law of similarity, Ship equipment, Aircraft, Spacecraft propulsion system, •Rocket
学修内容 第1回 流体機械の種類
第2回 容積型機械
第3回 ターボ機械(羽根車の作用)
第4回 ターボ機械(羽根車を通過する流れ)
第5回 油圧機械
第6回 水車
第7回 風車の分類および抗力型風車
第8回 揚力型風車
第9回 航空機周囲の流れ
第10回 航空機の安定
第11回 車両周囲の流れ
第12,13回 プロペラ推進について(東京大学 山口一教授) 6時限
第14,15回 ロケット推進について(三菱重工業 小笠原宏先生) 6時限
第16回 定期試験
事前・事後学修の内容 第12,13回 レポート
第14,15回 レポート
事前学修の時間:45分/回    事後学修の時間:45分/回

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