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開講年度 | 2023 年度 | |
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開講区分 | 工学部電気電子工学科/総合工学科電気電子工学コース ・専門教育 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 3年次 工学部電気電子コース及び物理工学科固体物理学I振り替え科目 |
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選択・必修 | 必修 学科必修 |
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授業科目名 | 物性物理学I | |
ぶっせいぶつりがくI | ||
Solid State Physics I | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | EN-PHYS-3
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
金曜日 1, 2時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 内海裕洋(工学部) | |
Yasuhiro Utsumi | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | SDGsの目標を追加しました(2021.2.24 松井)。 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 比熱、オームの法則、磁性といった、材料物質の巨視的な振る舞いを,多数の原子や電子の運動として,微視的な立場から記述し理解するのが物性物理学である。物性物理学は量子力学や統計物理学を基礎とし、半導体デバイス材料や磁気記憶媒体などの研究の理論的基礎をあたえる学問である。 |
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学修の目的 | 本講義では物質の巨視的性質を説明する物性物理学を,量子力学および量子統計力学の基本から学び、研究開発の現場において主体的にとりくむための土台となる学力を身につけることを目的とする。 |
学修の到達目標 | 物性物理の考え方を、フェルミ統計,固体のバンド理論等の導出を含めて丁寧に説明する。さらに適宜課題を通して、物性物理の考え方の基本を身につけることを目的とする。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 簡単な授業内容まとめレポート50%及び試験等複数回課す学習内容に応じたレポート50% |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | レポートの出来具合を見ながら、学習内容に工夫を凝らしたい。アンケート結果は次年度の講義に生かす |
教科書 | キッテル「固体物理学入門」 上下(宇野他訳、丸善) |
参考書 | アシュクロフト, マーミン「固体物理の基礎 上下I・II」 (松原 武生, 町田 一成 訳、吉岡書店) |
オフィスアワー | 特に指定はしませんが、あらかじめMoodle等でアポイントメントをとってください。 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 熱力学(基礎物理学IIIA)、統計力学、量子力学I |
発展科目 | 物性物理学II |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 物質の凝集機構、結晶構造、固体の比熱、自由電子論、バンド理論 |
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Key Word(s) | Binding Mechanism of Crystal, Thermal Properties of Crystal, Free Electron Ferimi Gas, Band theory |
学修内容 | 第1回 量子力学の復習:調和振動子・原子軌道 第2回 量子統計力学の復習:グランドカノニカル分布、Fermi統計・Bose統計、Bose-Einstein凝縮 第3回 格子振動と固体の比熱:Einsteinモデル 第4回 格子振動と固体の比熱:Debyeモデル 第5回 真空中の電磁場と熱放射の量子論 第6回 物質の凝集機構(イオン結晶・共有結合など) 第7回 物質の凝集機構(分子間力・水素結合など) 第8回 金属のDrude理論:電気伝導 第9回 金属のDrude理論:熱伝導 第10回 Sommerfeld理論と電子比熱 第11回 固体のバンド理論:Blochの定理 第12回 固体のバンド理論:ほとんど自由な電子モデル 第13回 固体のバンド理論:強結合モデル 第14回 固体のバンド理論:金属・半導体・バンド絶縁体 第15回 スピンと磁性体 |
事前・事後学修の内容 | 授業では、電磁気学、熱力学、統計力学及び量子力学の基礎知識が前提としますが、適宜、復習を行います。 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |