三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・グローカル資源利用学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 フードシステム論
ふーどしすてむろん
Food System
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-2331-005
開放科目 開放科目    
  他専攻の学生の受講可, 自専攻の学生の受講可, 他研究科の学生の受講可, 自研究科の学生の受講可, 他講座の学生の受講可, 他類の学生の受講可, 他学科の学生の受講可, 他学部の学生の受講可
単位の取得については、各自の所属している学部で確認して下さい。
開講学期

後期

開講時間 金曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 117

担当教員 常 清秀(生物資源学部資源循環学科)

jyo seisyu

chang@bio.mie-u.ac.jp,電話番号:059-231-9536(外線)

実務経験のある教員 フードシステム学の研究対象は食品の生産・流通・販売・消費にかかわりを持つすべての経済主体(例えば、生産者、中間流通業者、消費者など)となっています。当該授業の担当教員はこうした経済主体の実態把握をベースとして、研究を進めているため、講義内容との関連性が深い。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 フードシステムの基本的枠組み、変化およびそのあり方についてシステム学および経済学的な視点から解説する。
学修の目的 フードシステムの基本的枠組みと構造、およびフードシステムの構造変動のメカニズムを理解してもらう。
学修の到達目標 上記の学修の目的を達成するために、以下の到達目標を設定します。                               【知識」食品流通に関する基礎知識と理論を習得し、現行のフードシステムの基本的枠組みについて理解してもらう。
【技能】修得した知識と政府機関が公表された統計資料を活用し、学生に現状に対する認識を深め、システム的および経済学的な視点から課題の整理と抽出する能力を養う。
【態度】食に対する関心を高め、学んだ知識を自分達の日常生活に活用すると同時に、今日の食料問題、食の「安全・安心」に関する情報と知識を積極的に発信できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 (2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○(3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 取組姿勢と出席(20%)、事前小テスト(20%)、課題(50%)、期末試験(10%)の計100%(60%以上で合格)
具体的評価基準、評価内容と評価方法は下記の通り
【知識】食品流通に関する基礎知識の修得状況については、毎回の講義前の小テストで確認し評価する(20%)
【技能】毎回の講義後に課した課題(50%)と期末試験(10%)で評価する。
【態度】課題に対する取組姿勢と授業出席により評価する(20%)。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 ① 授業アンケートの結果を踏まえて、授業改善をすること。
② 毎回講義に入る前に、前回講義の内容の習得状況を確認するために、10分間程度のクイズに答えてもらう。その結果を次回の講義前に解釈する。これを通じて、学習した内容の理解度チェックを行い、理解できてなかった場合は迅速に適宜にサポートできるようにすること。③議論できる場を増やす努力をすること。
教科書 教科書なし。自分で作成した講義資料をPDFファイル形式でMoodleにアップする。
参考書 1)有賀健編著『日本的流通の経済学ー参入・規制メカニズムの解明―』日本経済新聞社(1996)
2)「フードシステム学」(全集:計8巻)農林統計協会(2002~2005)
3)大塚茂・松原豊彦編「現代の食とアグリビジネス」有機閣選書(2004)
4)日本フードスペシャリスト協会編『食品の消費と流通-フードマーケティングの視点から』建帛社(2004)
5)デヴィッド・ヘルド編 中谷義和監訳『グローバル化とは何か』法律文化社(2006)
6)時子山ひろみ・荏開津典生・中嶋康博著『フードシステムの経済学』医歯薬出版株式会社(2015)など
オフィスアワー 毎週金曜日15:00-17:00  場所:341号室
事前予約が必要。
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 農業経済学、食料・農業経済学を履修することが望ましい
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード フードシステム、農・漁業、流通機構、物流システム、流通経路、卸売市場
流通コスト、中食、企業行動、企業戦略、開発輸入、消費者志向、流通政策 
Key Word(s) Food System, Agriculture and fishing industry, Structure of distribution, Logistics System,
Distribution channel, Wholesale market, Distribution cost. Home Replacement Meal,   
Corporate behavior, Corporate Strategy, Development import, Consumer orientation,
Public policy for marketing.
学修内容 1)フードシステムの概念(川上・川中・川下)
2)フードシステムの基本的仕組みと流通の社会的役割
3)商流の概念、機能と役割
4)物流の概念、物流システムの構築と物流コスト
5)情報流とは、(物流と情報流のケーススタディー高度なロジスティクス・システムの応用例ー)
6)農業(=川上)の産業的特徴と農産物の流通システム
7)漁業(=川上)の産業的特徴と水産物流通システム
8)食品製造業(=川中)の産業的特質と食品企業の企業行動と企業戦略
9)食品卸売業(=川中)と流通の系列化
10)外食産業(=川下)の構造変化と中食市場
11)小売業(=川下)の展開と企業戦略
12)食生活の変化とフードシステムの構造変化
13)食品企業マーケティング展開と食生活
14)世界のフードシステム(ケーススタディー中国・オーストラリア・アメリカの例ー)
15)フートシステムのグローバル化
16)定期試験
  
事前・事後学修の内容 必要に応じて、適宜に課題を与え、調べてもらうことがある。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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