三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 工学部分子素材工学科/総合工学科応用化学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
工学部分子素材工学科
選択・必修 必修
授業科目名 物理化学演習C
ぶつりかがくえんしゅう しー
Exercises in Physical Chemistry C
単位数 1 単位
ナンバリングコード
EN-PHCH-2
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 5, 6時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 工学部講義室

担当教員 ○大西 拓(工学部分子素材工学科)

○ONISHI, Taku

SDGsの目標
連絡事項 1回目の授業はハイブリッド授業でおこないます。
*教室参加:登校日の学生のみ
*オンライン参加:登校日の学生もオンラインで受講可能
Moodle
*登録キー等は、三重大学学生メールに連絡します。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 専門必修科目である物理化学Cの授業内容に対応した演習を行う。毎回、レポート課題を提出する。
Excercises related to "Physical Chemistry C"
学修の目的 量子力学、基礎数学、原子・分子の電子構造、分光学に関する演習を通じて、これらの基礎知識を深めることを目的とする。
Deeper understanding the basics of physical chemistry, through exercise on quantum mechanics, basic mathematics, electronic structures of atom and molecule and spectroscopy
学修の到達目標 実際に、量子力学、基礎数学、原子・分子の電子構造、分光学に関する演習を行うことによって、これらの基礎知識を自ら説明できるようになる。
The purpose is to explain the basics of physical chemistry.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 社会人としてふさわしい幅広い教養をもつ。化学の研究者・技術者として、基本的な専門知識を修得している。【知識・理解】
 自然現象を化学の観点から論理的に説明できる。科学技術や社会活動に関する問題を化学の観点から思考できる。【思考・判断】
 化学に関する技術や知識について、自主的かつ継続的に学習できる。【興味・関心】
 科学技術による社会への貢献や自然に与える影響について考えようとする姿勢を備えている。【態度】
 化学の問題に関する研究や開発を計画的に進め、まとめることができる。【技能・表現】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 レポート点で評価:60%以上で合格
2/3以上の出席必要。遅刻は0.5回欠席。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 学生の授業評価アンケートの結果等を参考にして、適宜、改善していく。
教科書 バーロー物理化学(下)第6版 大門寛 ・堂免一成 訳(東京化学同人)
*数学基礎(第1回、第2回、第3回、第10回)では、教養教育で使用した微分積分、線形代数の教科書を持参すること
参考書 (1)アトキンス基礎物理化学(上)-分子論的アプローチ-
千原秀昭・稲葉章訳(東京化学同人)
(2)Quantum Computational Chemistry -Modelling and Calculation for Functional Materials
Taku Onishi (Springer Nature)
オフィスアワー 質問等は学籍番号・氏名を記載し大学のメールアドレスでtaku@chem.mie-u.ac.jpまで
*不明な点はメールで問い合わせのこと
Contact: to "taku@chem.mie-u.ac.jp", using "Mie Univ.'s email address"
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 毎回、A4サイズのレポート用紙を用意すること。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 量子論、シュレディンガー方程式、微分積分、原子、分子、分子軌道、ベクトル、行列、対称性、分光学
Key Word(s) Quantum Theory、Schrödinger Equation、Calcus、Atom、Molecule、Molecular Orbital、Vector、Matrix、Symmetry、Spectroscopy
学修内容 1.量子論の数学基礎:微積分
2.量子論の数学基礎:微分方程式
3.量子論の数学基礎:複素数
4.量子力学の要素(バーロー9章)
5.原子の電子構造:ボーア理論 (バーロー10章)
6.原子の電子構造:水素原子(バーロー10章)
7.原子の電子構造:ヘリウム原子(バーロー10章)
8.分子の電子構造:二原子分子 1(バーロー10章)
9.分子の電子構造:二原子分子 2(バーロー10章)
10.量子論の数学基礎:ベクトル、行列
11.分子の対称性:対称の要素(バーロー11章)
12.分子の対称性:原子軌道と分子軌道の対称性(バーロー11章)
13.分光学:回転スペクトル(バーロー12章)
14.分光学:振動スペクトル(バーロー12章)
15.分光学:核と電子の磁気スペクトル(バーロー12章)
事前・事後学修の内容 授業前に、バーローの教科書を使って、授業計画に対応した箇所の予習をすること。量子論の数学基礎では(第1回、第2回、第3回、第10回)、教養教育で使用した微分積分および線形代数の教科書を使って、授業計画に対応した箇所の予習をすること(量子論の数学基礎は、参考書:アトキンスに解説があります)。授業後は、再度、演習課題を復習することによって、習得した基礎知識を定着させること。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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