三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・農業土木学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目(農業土木コース)
授業科目名 基礎土質力学
きそどしつりきがく
Fundamental Soil Mechanics
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Envi-2331-005
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物資源学部校舎(教室番号は、Moodle生物資源学部・生物資源学研究科 学生掲示板で確認して下さい。)

担当教員 酒井 俊典(生物資源学部共生環境学科)

SAKAI Toshinori

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 地域の生活を支えるインフラ整備の基礎となる地盤を対象に,土構造物を設計、施工する場合に必要となる土質力学の基礎の知識を得ます。講義の内容としては、土の性質を表現する基礎的な物理量、土中の水の流れ、土と水との相互作用、土の締固め、有効応力の概念および圧密などについて理解します。この講義を通じて農業土木施設をはじめ各種土木構造物の安心・安全な設計,施工,維持管理に繋がる基礎を修学するものです。
(DP,CPとの関係)
この講義は,三重大学の4つの力のうち「考える力」,「生きる力」に対応します。また,生物資源学部のDPである(2)専門基礎知識の修得を目指します。
学修の目的 安心・安全・快適な生活を行う上で,各種インフラの整備が重要です。その中で,地盤に各種施設が造られています。このため,これら構造物を設計,施工,維持管理する場合地盤の特性を理解することが必要です。本講義では,地盤の特性のうち基本となる部分について講義を行います。土は三相(土粒子、水、空気)で構成され、それぞれの存在状況によって特性が大きく異なることを知り,土の物理的性質,土中の水の影響などについて知識を得て,この講義に続く土質力学,地盤・防災工学の内容につなげる事ができるようになることが目的です。
学修の到達目標 本講義を通じて,安心・安全・快適な生活を行う上で重要な,地盤に造られる構造物の設計,施工,維持管理について関連する知識を身につけることがが出来ます。
(知識)
地域の生活に不可欠なインフラ整備における土の物理特性および力学特性の基本を学習し、土構造物の設計、施工に必要な知識や、計算技術、問題解決能力を生み出す応用力を習得し知識を得ることが出来ます。
(態度)
講義内容の予習,講義後のレポートを通じて,基礎土質力学の各項目の課題に対して理解を深めることができます。
(技能)
講義,レポートを通じて,土質力学に関する内容の理解を深め,各種計算方法を理解することで,将来土木関係に関する社会で活躍する場合に必ず必要になるスキルを得ることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 (2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○(3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
この科目は,農業土木学教育コースの掲げる学習・教育目標のDに対応し,JABEEの定める共通の学習・教育目標d, gに相当します。
成績評価方法と基準 テスト70%、レポート30%
(知識)
土の物理特性および力学特性の基本を学習し、土構造物の設計、施工に必要な知識や、計算技術、問題解決能力を生み出す応用力を習得し知識をテストを通じて評価します(70%)。
(態度)
講義内容の予習,講義後のレポートを通じて,基礎土質力学の各項目の課題に対して理解を評価します(15%)。
(技能)
レポートを通じて,土質力学に関する内容の理解を深め,各種計算方法の理解を評価します(15%)。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 教科書の単元毎に確認レポートで理解してもらった上で講義をすすめる。
教科書 英語で学ぶ土質力学1,酒井俊典他,コロナ社
参考書
オフィスアワー 17:00-18:00を基本とするが、教官が在室している場合随時 317室
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 構造力学,水理学
発展科目 土質力学、地盤・防災工学,コンクリート・土質材料実験
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
測量士補資格取得に関連した科目

授業計画

各回
共通
MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13089
第1回 概要 基礎土質力学とは
授業時間内の学修内容 講義:基礎土質力学の講義の内容について説明するとともに,生活の中で土が広く利用されていることを理解する。
キーワード(Key Word(s)) 土質力学(Soil mechanics)
事前学修の内容 生活にどのように土が利用されているが前もって調べておく。
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 実際の構造物において基礎土質力学の内容がどのように関連するか調べる。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第2回 概要 土とは
授業時間内の学修内容 講義:土がどのように出来るか,地質学と合わせて説明を行う。
キーワード(Key Word(s)) 土(soil)
事前学修の内容 岩石の種類と,それが風化した土がどのような過程で出来るか前もって調べておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 三重県の地質と,岩石風化についてまとめる。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第3回 概要 土の三相
授業時間内の学修内容 講義:土の三相について説明し,これに関連する各種物理量について理解する。
演習:土の物理量に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) 三相(Three phases)
事前学修の内容 土の三相およびこれに関する物理量について確認しておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に土の物理量に関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第4回 概要 土の粒度
授業時間内の学修内容 講義:土を構成する土粒子について説明し,粒度について理解する。
演習:土の粒度に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) 粒度(Gradation)
事前学修の内容 土の固相と土粒子,および土粒子の粒度について確認しておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に粒度に関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第5回 概要 コンシステンシー
授業時間内の学修内容 講義:粘性土のコンシステンシについて説明し,これに関連する液性・塑性限界の利用について理解する。
演習:土の物理量に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) コンシステンシー(Consistency)
事前学修の内容 粘性土が水分によって特性が異なる事例について確認しておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に粘性土のコンシステンシーに関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第6回 概要 土の工学的分類
授業時間内の学修内容 講義:土の工学的分類について説明し,これに関連する日本統一土質分類について理解する。
演習:土の工学的分類に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) 分類(Engineering classification of soil)
事前学修の内容 土の粒度での講義を再確認するとともに,これを基にした粒度分布について前もって確認しておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に土の工学的分類に関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第7回 概要 土の締固め
授業時間内の学修内容 講義:土の締固めについて説明し,これに関連する突固め試験について理解する。
演習:土の突固め試験に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) 締固め(Consolidation)
事前学修の内容 土の締固め結果がどのような場面に利用されるか前もって調べておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に土の締め固めに関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第8回 概要 土の透水性
授業時間内の学修内容 講義:土中の水の流れ方および流れやすさについて説明し,これに関連する透水係数について理解する。
演習:土の透水係数に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) 透水(Permeability)
事前学修の内容 土の水の通りやすさについて,粘土と砂でなぜ異なるか調べておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に土の透水係数に関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする。
事後学修の時間
自由記述欄
第9回 概要 土中の水の浸透
授業時間内の学修内容 講義:土の中で水がどのように浸透するかについて説明し,これに関連するラプラス方程式について理解する。
演習:土中の水の浸透に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) 浸透(Seepage)
事前学修の内容 土中の水の浸透に関連するラプラス方程式について調べておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に土中の水の浸透に関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第10回 概要 外力と内力
授業時間内の学修内容 講義:土構造物ろ含め設計,施工等において考える必要ばある,外力と内力について説明し,これに関連する応力について理解する。
演習:応力に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) 外力,内力(Internal force, external force
事前学修の内容 構造力学で行われた外力,内力について復習しておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に応力に関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第11回 概要 有効応力・全応力
授業時間内の学修内容 講義:土の強度を考える上で必要な全応力,間隙水圧について説明し,これに関連する有効応力について理解する。
演習:土の有効応力,間隙水圧に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) 有効応力(effective stress)
事前学修の内容 飽和した地盤に外力を加えて場合,地盤に生じる応力状態について確認しておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に地盤に作用すす全応力,有効応力,間隙水圧に関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第12回 概要 圧密理論
授業時間内の学修内容 講義:土の圧密について説明し,これに関連する圧密現象について理解する。
演習:土の圧密に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) 圧密(consolidation)
事前学修の内容 粘性土地盤が載荷荷重を受けると地盤が圧密沈下を発生する例を調べておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に土の圧密に関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第13回 概要 圧密試験
授業時間内の学修内容 講義:土の圧密現象を評価する圧密試験について説明し,これに関連するデータ整理方法について理解する。
演習:土の物理量に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) 圧密試験(conslidion test)
事前学修の内容 圧密現象を評価する圧密試験方法について調べておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に土の圧密試験に関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第14回 概要 地盤内応力
授業時間内の学修内容 講義:地盤内で発生する応力について説明し,これに関連する垂直応力について理解する。
演習:地盤内の垂直応力に関する演習を行う
キーワード(Key Word(s)) 応力(stress)
事前学修の内容 水理学で学習する水圧について調べておくとともに,地盤の地下水等との関係について調べておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 講義内容を基に地盤内の応力に関する練習問題を解き,講義内容を十分理解出来るようにする。
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第15回 概要 練習問題
授業時間内の学修内容 演習:講義全体の練習問題を行う
キーワード(Key Word(s)) 問題(Exercise)
事前学修の内容 これまで受けた授業内容およびレポートの確認を行ない内容を理解しておく
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 解答した練習問題で間違った箇所を再度十分確認し,問題内容を十分に復習する
事後学修の時間
自由記述欄
第16回 概要 定期試験
授業時間内の学修内容 授業,レポート,練習問題の内容を基に,学んだ知識の定着度を測るための筆記試験です。
キーワード(Key Word(s)) 定期試験(test)
事前学修の内容
事前学修の時間
事後学修の内容
事後学修の時間
自由記述欄

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