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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 工学部電気電子工学科/総合工学科電気電子工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択
授業科目名 制御工学II
せいぎょこうがくII
Control Engineering II
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-ESYS-3
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 工学部教室

担当教員 駒田 諭(工学部電気電子工コース)

KOMADA, Satoshi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 伝達関数を用いてシステムを記述する古典制御理論に対して,状態方程式を用いてシステムを記述する現代制御理論がある.一方,制御系の実装はマイクロコンピュータで行われるため,ディジタル制御の知識も必要である.授業ではアナログとディジタルの現代制御理論を扱う.
学修の目的 ディジタル制御系の基礎と現代制御理論を理解し,活用できるようになることを目標とする.
学修の到達目標 ① 状態方程式を用いて,制御系の解析ができる.
② 状態方程式を用いて,制御系の設計ができる.

★学習・教育目標:「基礎・専門知識」、「自主的継続的学習能力」、「制約下での仕事」に関する能力を向上させる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 多面的な思考能力と素養:日本や世界各国の種々の時代や地域には、多様な考え方が存在していることを学び、様々な立場から互いの意見を尊重して相互に理解できる。【認知的領域】
 技術者倫理:電気電子工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【情意的領域】
○基礎知識と専門知識:数学、自然科学、情報技術、並びに電気電子工学に関する基礎及び専門知識を修得し、それらの知識を応用できる。【認知的領域】
 デザイン能力・ものづくり能力:電気電子工学の基礎と専門知識を基にして、関連した情報の収集を図り、課題を解決する手法を提案でき、それに基づいて「ものづくり」を行える。【技能表現領域】
 コミュニケーション能力:実験した内容や考察した内容、調査した内容を図、表等を利用して文書により表現し、他人に説明できる能力、討論を行える。専門とする分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる。【技能表現領域】
 自主的継続的学習能力:電気電子工学に関連する種々の分野に関心を持ち、未知な分野が広がっていることを感じて、自主的、継続的な学習が必要であることを認識できる。【情意的領域】
 制約下での仕事の推進・統括:電気電子工学分野の基礎に関する与えられた課題または自ら設定した課題について、計画的に物事を進め、期限までにまとめて報告書を提出できる。【認知的領域】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
学習・教育目標との関連(達成度点検シートの重み):基礎・専門知識(0.8)、自主的継続的学習能力(0.1)、制約下での仕事(0.1)
成績評価方法と基準 以下の割合で配点を行い,全体の55%程度以上を合格とする.
中間テスト : 約50%
定期試験  : 約50%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業は,授業計画中の教科書のページ数に沿って行う.理解を助け,自然と実力が身に付くように,講義中に演習を行ったり,宿題を課したりする.また,自習用に問題とその解答を配布し,講義内容の理解の助けとしている.中間試験は,本講義の基礎的事項を十分理解した上で,それ以降に講義する制御系設計を受講することを目的として行っている.試験にはB5用紙1~2枚を持ち込み可としているが,この講義のまとめを様々な場面で活用されることを願っている.また,講義受講者のアンケート結果を解析し講義を改良しているので,講義の進め方等が変更される場合がある.
教科書 ディジタル制御工学(兼田雅弘・山本幸一郎,共立出版)
参考書 フィードバック制御の基礎(木田隆,培風館)
入門現代制御理論(白石昌武,日刊工業新聞社)
システム制御理論入門(小郷寛・美多勉,実教出版)
オフィスアワー 毎週水曜 16:20-17:00、場所:電気電子棟2階1204室
時間が空いていれば、それ以外でも対応します。
受講要件
予め履修が望ましい科目 基礎線形代数学I・II,ベクトル解析,常微分方程式,電気回路論I, 制御工学Ⅰ
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=7553
キーワード 制御,状態方程式,連続時間システム,離散時間システム
Key Word(s) control, state space equation, continuous time systems, discrete time systems
学修内容 第1回 1 はじめに
     1.1 現代制御
    2 制御系の表現
     2.1 アナログ系の表現
第2回 3 状態空間法
     3.1 アナログ系の状態空間法
       A 状態方程式の解
第3回    B 状態方程式と伝達関数
第4回    C 座標変換と対角化
第5回    D 可制御性と可観測性
第6回 演習
第7回 中間試験(B5サイズの自筆用紙1枚持ち込み可)
第8回  1.1 B ディジタル制御とは
     1.2 A/D変換およびD/A変換
     1.3 ディジタル信号の数学的扱い
第9回  2.2 ディジタル系の表現
     3.2 ディジタル系の状態空間法
      A 状態方程式の解
      B 状態方程式と伝達関数
      C 座標変換と対角化
第10回   D 可制御性と可観測性
第11回 4 制御系の解析
第12回 5 制御系の設計手法
     5.2 レギュレータの設計手法
       A 極配置法
     5.4 オブザーバの設計法
第13回 正定値行列,Lyapunovの安定定理
第14回  5.2 B 最適レギュレータ
第15回 演習
第16回 定期試験(B5サイズの自筆用紙2枚持ち込み可)
事前・事後学修の内容 各回において教科書の次の頁を行う。
第1回 pp.16-27
第2回 pp.35-38
第3回 pp.39-43
第4回 pp.43-47
第5回 pp.47-49
第6回 演習問題のプリント
第7回 中間試験
第8回 pp.4-15
第9回 pp.27-33, pp.50-56
第10回 pp.56-59
第11回 pp.58-79
第12回 pp.84-92,pp.79-82, pp.106-108
第13回 pp.181-182
第14回 pp.92-98
第15回 演習問題のプリント

宿題を適宜課し、翌週の授業の最初に答え合わせをする。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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