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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 医学部医学科 ・生体の構造と機能
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 生理学
せいりがく
Physiology
単位数 「生体の構造と機能」として18 単位
ナンバリングコード
medc-medc-PHYS-2201-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

スケジュール表による

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 臨床第2講義室

担当教員 教授:山崎英俊 (幹細胞発生学)

准教授:山根利之(幹細胞発生学)
    笠原広介(分子生理学)
助教:彦坂茉里(幹細胞発生学)
   山川大史(分子生理学)


非常勤講師:富永真琴,丸山淳子,三明淳一朗,石川英二,
稲垣昌樹,西村嘉洋,南部篤,広常真治,澤本和延,溝口明

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要  生理学(Physiology)は、生命活動の動的機構の解析を目的とし、細胞や器官の機能解明と、これらの機能が統合された個体全体の生命現象の解明を目指す学問である。現在の学問領域の多くは解剖学、生理学から分化発展したものであり、医学知識の基本的な部分を占め、専門課程の最初に学習することになっている。生理学の守備分野は非常に広範な領域を含むが、大きく植物機能と動物機能に分けられ、「生体の構造と機能」の機能理解を担当している。
植物機能とは、生物の生命維持に必須な機能であって、血液、循環、呼吸、消化、排泄、代謝内分泌などが含まれ、端的には、内臓機能とも表現しうる。これらは、自律神経およびホルモンによる調節を受けるので、これらの調節系も植物機能として取り扱われる。
一方、動物機能は、骨格筋や神経系に代表される機能であり、筋、神経細胞の共通の特徴である興奮性の理解から始め、筋肉特有の収縮機構、情報伝達部位であるシナプスの働きについて分子のレベルまで掘り下げて解説し、理解を促す。また、神経系の動作機序を、脊髄・延髄レベルでの反射機構から、感覚情報処理、運動出力系というより複雑な系についても説明する。
学修の目的
学修の到達目標 細胞・組織・器官系の機能統合を理解し、人体構造と機能の有機的再構築が出来ること。
基本的な専門用語、臓器名称は英語でも読み書き出来るようになること。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
○「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
 「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
○「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
○「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
 「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
 「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
○「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
 「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
 「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 成績評価は筆答試験によるが、実習点・レポート点・出席を加味する。
授業の方法 講義 実習

授業の特徴

PBL

プロジェクト型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫 学生アンケートの結果を反映する様にしている。授業内に学生の習熟度の確認をし、対応している。
教科書 講義は丸善「ギャノング生理学」を参考教科書とする。
その他参考図書としては、医学書院「標準生理学」、南山堂「Text生理学」、
欧文教科書としては「Physiology」「Neuroscience;exploring the brain」「Principles of Neural Science」5th,Ed.などを推薦する。
参考書
オフィスアワー 連絡先等
【生理学1】
 幹細胞発生学分野教授 山崎英俊
(059-231−5498または内線6571)
 または、教室技術補佐員 磯野加奈(内線6331)

【生理学2】
 分子生理学分野准教授 笠原広介
(TEL 059-231-5377 または内線6389)
 または、教室事務員 山田みゆき(内線6337)

月曜日~金曜日(祝日除く) 9:00~16:00
受講要件 1〜2年次前期までの基礎的人体生物学、生化学などを理解していること。
予め履修が望ましい科目
発展科目 今後学習する「生体の構造と機能」その他関連領域科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 生理学、ホメオスターシス、内臓機能、神経・筋肉機能
Key Word(s) Physiology,Homeostasis,
Function of nervous muscular system,
Function of visceral organs
学修内容 講義項目
<学年別概要>
2年生の9月から植物機能、動物機能を平行して講義してゆく。なお動物機能の講義理解のためには、2年生5月~10月に行われる組織学や脳実習での神経系の構造理解が必須である。

I 植物機能
1)一般生理学の概念
2)イオンチャネルおよびトランスポータによる膜輸送
3)血液の生理学(赤血球の機能、血漿の機能を主として)
4)循環の生理学
5)自律神経の生理学
6)呼吸の生理学
7)内分泌生理学
8)消化器の生理学
9)腎臓の生理学
10)酸塩基平衡の調節機構

II 動物機能
1)興奮性膜とチャンネル
2)シナプスの生理学
3)筋肉生理学
4)脊髄,脳幹の機能(反射生理学)
5)感覚生理学(視床、大脳皮質の感覚機能)
6)運動生理学(小脳、大脳基底核、大脳皮質の運動機能)
7)脳の高次機能(大脳皮質、辺縁系の機能)
8)神経変性疾患の概要

III 生理学実習
骨組織におけるカルシュウム濃度調節機構, 羊赤血球凝集反応
カエルを用いての全身臓器の観察,座骨神経刺激による筋収縮
事前・事後学修の内容 生理学1 :生理学1講義については、事前にムードルにアップロードされる各講義の講義資料を読んで予習する。
     講義後復習を行う。
生理学2:生理学2講義11科目中9科目については、講義日以前に事前学習(約60分)が必要です。
     事前に学習する内容は、生理学2講義「医科生理学総論(稲垣)」の時間に説明致します。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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