三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 工学部情報工学科/総合工学科情報工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 ソフトウェア工学
そふとうぇあこうがく
Software Engineering
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-INAP-3
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 9, 10時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 時間割表を参照してください。オンライン情報はmoodle上の「情報工オンライン掲示板」などに掲載予定です。

担当教員 太田 義勝(非常勤講師)

OHTA, Yoshikatsu

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ソフトウェア工学とは、ソフトウェアの開発方法だけに留まらず、その成果物であるソフトウェア自身について学ぶ情報工学の中心となる分野の一つである。この講義では、実務で現れる課題とそれを例題にした演習を通じて、実践的なソフトウェア工学を総合的に学んでいく。この講義を通じて、実際のソフトウェア開発に親しみ、ソフトウェア開発者として、実践を身に付けていってほしい。
学修の目的 まず、実践的なプログラミング書法から学ぶ。次に、オブジェクト指向技術の基礎的な知識からオブジェクト指向設計の実践を習得する。この中で、UMLやデザインパターンも学んでいく。
学修の到達目標
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 情報工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【技術者倫理】
 情報工学科に関連する様々な分野に関心をもち、未知分野を理解するために、自主的、継続的に学習できる。【自主的継続的学習】
 世界に多様な考え方があることを学び、様々な立場の考えや意見を尊重し、多面的に物事を考えることができる。【多面的な思考能力】
 情報工学に関連する課題に対して、与えられた条件や期限を熟慮し、計画的に作業を進め、報告できる。【計画的な活動】
 専門分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる.また、学習や実験で得た知見を、論理的に記述し、的確に発表し、討議できる。【コミュニケーション能力】
 自然科学と情報技術に関する十分な知識を修得し、それらの知識を応用できる。【知識の修得と応用】
 与えられた問題に対し、修得した知識や技術を利用して、関連情報を収集し、解決手法を提案し、実現できる。【問題解決能力】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 出席は必要条件であり,3分の2以上出席した者に対して単位を与える.評価は定期試験(100点)の点数で行い,60点以上を合格とする.
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 教科書:自作プリント配布
参考書 参考書:
1. Richard C. Lee, William M. Tepfenhart,「オブジェクト指向開発の実践的基礎 UML,C++ を使った開発理論と実践のレシピ」,ピアソン・エデュケーション,1999年
2.Peter Cord, Mark Mayfield,「Java オブジェクト設計」,プレンティスホール,1997年
3.鈴木正人,「ソフトウェア工学 プロセス・開発方法論・UML」,サイエンス,2003年
4. Mark Grand,「UML を使った Java デザインパターン 再利用可能なプログラミング設計集」,カットシステム,2000年
5. 鈴木純一 他,「ソフトウェアパターン再考 パターン発祥から今後の展望まで」,日科技連、2000年6. Erich Gamma 他(GoF),「オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン」,ソフトバンク,1999年
6. IPA/SEC, 「ソフトウェア開発データ白書2005」,日経BP社、2005年
オフィスアワー メールにて受け付け可。
受講要件 この講義の受講条件は1種類以上のプログラミング言語とその作成経験を有することを条件とする。但し、プログラミング言語は任意のものでよく、特定しない。
予め履修が望ましい科目 この授業の基礎として「各種プログラミング言語の基礎と演習」、「オブジェクト指向プログラミング(計算機言語論2他)」、「データ構造論」などのプログラミング系科目の分野がある。
発展科目 発展・応用として、運用面からは「ソフトウェアプロジェクトの運用」に関する科目の分野があり、技術面からは「分散オブジェクト指向設計・プログラミング」やソフトウェア開発方法論などの細目の科目の分野があるので、学生諸君はさらにこれらを学んでほしい。
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード
Key Word(s)
学修内容 第1回 ソフトウェア工学の紹介
第2回 プログラミング書法
第3回 オブジェクト指向の復習
実践的オブジェクト指向プログラミングとそのデバッグ方法抽象データタイプ,カプセル化,差分プログラミングの知識とその実際のコード
第4回 オブジェクト指向設計
基礎と実践的設計方法,クラスとその関係の発見方法とその演習
第5回 UML 歴史と概要
第6回 UML クラス図とその演習
第7回 UML コミュニケーション図、シーケンス図、他の図とその演習
第8回 UML シーケンス図、アクティビティ図、他の図とその演習
第9回 プログラム開発方法論の基礎 ウォータフォール型
第10回 プロトタイピング手法,XP を含むアジャイル系開発方法論
第11回 ソフトウェアのテスト技法の基礎と実践(1)
ホワイトボックステスト
第12回 ソフトウェアのテスト技法の基礎と実践(2)
ブラックボックステスト
第13回 デザインパターン、アーキテクチャパターン基礎
パターンの思想の紹介,GoF パターンやその他の主要なパターンの紹介
第14回 パターンの実践演習
クラス設計演習,UML のクラス図やシーケンス図の記述演習も含む
第15回まとめ
第16回 定期試験
事前・事後学修の内容
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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