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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
全学科・全教育コース 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 単に資格目当ての学生にはハードな内容です |
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選択・必修 | 学芸員資格取得科目 |
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授業科目名 | 博物館教育論 | |
はくぶつかんきょういくろん | ||
Education in Museum | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 開放科目
他研究科の学生の受講可, 他学部の学生の受講可 |
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開講学期 |
前期集中 8月開講予定 |
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開講時間 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 生物資源学部校舎 | |
担当教員 | 大野 照文(非常勤講師) | |
OHNO, Terufumi | ||
実務経験のある教員 | 【実務経験の内容】京都大学総合博物館、三重県総合博物館において、幼稚園児から熟年者までを対象としたワークショッププログラムを開発し、実践し、その成果を論文として公表している。 【授業内容との関連性】現場での経験と、人類知性進化の観点を融合して、博物館現場でだけで無く、学習者がいるあらゆる教育現場で活用できる授業を展開する。 |
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SDGsの目標 |
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連絡事項 | 対面を原則とするが、コロナ等で実施不能の場合は、オンライン授業とする。その場合、ワークショップの回は、講義に振り替える。 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 学校教育と博物館教育の違いを端的に言うなら、継続的な教育を重ねる学校での「読み書き算盤」に対し、ぼぼ一期一会の来館者対象の博物館では「学びの動機付け」ということとなる。 そこで、本講義では講師が実際に博物館で行っているのと同じワークショップを体験し、「学びへの動機付け」とはどのようなことか、具体的に学ぶ。 また、好奇心、思い込み、見落とし、話し下手など、我々の学びを促進し、あるいは阻害する様々な要因について、霊長類としての人類の智恵の進化の観点から論じる。 |
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学修の目的 | 来館者が試験や進路についてのプレッシャーの無い、博物館学習の中で示す、いわば純粋な学習行動からは、私たちの学習にとって役立つ、あるいは弊害になるような要素を垣間見ることができる。これらを体験し、また分析することで単に博物館だけでなく、教育の方法の改善にもつながる様々なヒントを発見する。 |
学修の到達目標 | 博物館教育論にありがちな事例報告やhow toものでなく、講師の長年にわたる博物館学習教材開発、実施の経験をもとに人の知恵の進化を含む、人の学習の起こる様々な局面を押さえることで、より普遍的で役立つ学習支援方略の習得を目指す。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 授業への参加度40%、提出物30%、期末レポート30% ワークショップや、授業内でのディスカッションを通じて考究するので、出席および出席時の提出物、レポートに依拠した評価に重点が置かれる。 万が一、パンデミックなどの影響で対面授業が行えない場合は、オンライン授業となる。その場合、ワークショップに対応する部分は、講義となる。 双方向性が担保できないのでオンデマンド形式は取らない。 |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
実地体験型PBL グループ学習の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | ワークショップ(実習)ごとに感想文およびアンケートを取り、分析し、学生の能力・理解度およびニーズに合うように講義の内容を改良しつつ行う。 |
教科書 | 必要な資料は、プリントにして配布する。 |
参考書 | 授業において適宜示す。 |
オフィスアワー | 集中講義なので、特に指定しない。申し出があれば別途指定する。 |
受講要件 | 学芸員資格の取得を目指していること。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください) 授業内容には、実地体験型のものを含む。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 博物館定義、博物館教育、博物館学習、人類の智恵の進化 |
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Key Word(s) | Definition of Museum, Museum Education, Learning in Museum, Evolution of Human Intelligence |
学修内容 | 第1回 ガイダンス、受講者自己紹介 第2回 好奇心を刺激するワークショップ「三葉虫を調べよう」 第3回 「三葉虫を調べよう」から見える好奇心の刺激のしかた 第4回 自由な発想を刺激するワークショップ「生物進化年表をつくろう」 第5回 「生物の進化年表をつくろう」とオープンエンドの学び 第6回 ワークショップ「化石の成長速度を調べる」 第7回 「化石の成長速度を調べる」と仮説を立てる楽しみ 第8回 博物館の歴史・博物館教育の歴史 第9回 多様な博物館・多様な博物館教育 第10回 ワークショップ「貝体新書」 第11回 「貝体新書」から見えてくる学びの落とし穴 第13回 人の学びと智恵の進化 第14回 博物館での学習コンテンツの作り方 第15回 博物館の学びを広げる 定期試験 |
事前・事後学修の内容 | この講義は、来館者になったつもりで様々なワークショップを体験し、その教育上の意味を受講者自身で考えることに重点を置く。そこで、事前学習は必要無いが、重要な回については、事後に課題を課してレポートの提出をしてもらい、学習の定着をはかる。 |
事前学修の時間:60分/回 事後学修の時間:180分/回 |