三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 人文社会科学研究科(修士課程)地域文化論専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修
授業科目名 ミクロ社会論演習
みくろしゃかいろんえんしゅう
Seminar on Social Interaction
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間
昼間開講
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 林原 玲洋(人文学部)

HAYASIBARA Akihiro

SDGsの目標
連絡事項 https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=14260

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ひとは誰しも,日常生活において自分なりの「問題」(「わたしの問題」)を体験しています.しかし,すべての「問題」が「社会問題」になるわけではありません.ある「問題」が「社会問題」となるためには,その「問題」を「われわれの問題」として体験することを可能にする,一定のコミュニケーション(相互行為)が持続する必要があります.社会問題のこのような捉え方を「構築主義」と呼びます.

構築主義の社会問題研究は,「問題」をめぐるコミュニケーションを研究するという点は共通していますが,その対象は研究者によって様々です.この授業では,「問題」をめぐるコミュニケーションのうち,とくに「論争」に焦点を当てた先行研究を輪読します.輪読する文献は受講者と相談して選定しますが,前期に輪読した文献を踏まえ,レトリック論の視点(論法・転義・同一化)を取り入れたものを読む予定です.
学修の目的 受講者自身の研究(修士論文)に,論争の研究を取り入れることができるか否かを判断できるようになることを,学修の目的とします.
学修の到達目標 論争の研究にあたり,どのような調査や分析がおこなわれているのかを例示できるようになることを,学修の到達目標とします.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 文献報告(要約の作成)60%,討論への参加度40%,計100%(合計60%以上で合格)
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫 授業改善のための提案は随時受け付けます.
教科書 輪読する文献の候補は授業で示します.
参考書 中河伸俊・赤川学編,2013,『方法としての構築主義』勁草書房.
オフィスアワー 【時間帯】毎週金曜昼休み(12:15~13:00)
【場所】人文学部校舎2階226
※上記以外の時間帯を希望する場合は,メールで問い合わせてください.
受講要件 受講者自身がなんらかの「素材」を持っている(「問題」をめぐるコミュニケーションを研究している)ことが望ましいと思います.
予め履修が望ましい科目 ミクロ社会論特講
発展科目 特にありません.
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 社会問題,構築主義,論争,レトリック
Key Word(s) social problems, constructionism, controversy, rhetoric
学修内容 【第1回】ガイダンス:輪読の進め方と文献の選定
【第2回】講義:論争というコミュニケーション
【第3回~第6回】先行研究の輪読:論争における論法
【第7回~第10回】先行研究の輪読:論争における転義
【第11回~第14回】先行研究の輪読:論争における同一化
【第15回】総括討論
事前・事後学修の内容 【事前学修】当該回の文献を精読し,担当範囲の要約を作成する.
【事後学修】報告や討論を通じて学んだことをふり返り,自身の研究(修士論文)に活かせるかどうかを検討する.
事前学修の時間:225分/回    事後学修の時間:15分/回

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