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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 哲学G
てつがくじー
Philosophy G
授業テーマ 哲学的思考の実践
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-PHIL1212-001
開放科目 非開放科目    
分野 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期

開講時間 金曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 野上 志学(人文学部)

NOGAMI, Shigaku

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 「我々は何を知っているのか、知りうるのか」  認識論は、知識に関する問いをめぐる、哲学の主要分野の一つである。この授業では、知識に関する古典的理論から始めて、「そもそも何も知りえないのではないか」という懐疑論の問題や、「様々な人々の交わりは知識にどのような影響をもたらすか」という社会的認識論といった近年の発展的問題までを紹介する。
学修の目的 ・認識論における基本的な諸見解の見取り図を得る。
・哲学の文献を読むための基礎知識を身につける。
・知識とは何かについて吟味することによって批判的精神を得る。
学修の到達目標 伝統的学説から、近年の学説まで、認識論についての基礎を把握し、その他の哲学分野における認識論的問題にアプローチできるようになる。また、自らの知識について問い直すことによって、いかなる学問においても欠かせない批判的精神を身につける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 数回の小テストと期末試験によって総合的に評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 リアクションペーパーで提示された疑問点に基づいて、各回の最初に簡潔なレヴューを行う。
教科書 上枝美典(2020)『現代認識論入門 ゲティア問題から徳認識論まで』勁草書房
参考書 戸田山和久(2002)『知識の哲学』産業図書
ジョン・グレコ(著)、上枝 美典 (訳)(2020)『達成としての知識』勁草書房
アレックス・ローゼンバーグ(著)東克明、森元良太、渡部鉄兵(訳)(2011)『科学哲学―なぜ科学が哲学の問題になるのか』春秋社、第5章
野上志学(2020)『デイヴィッド・ルイスの哲学』青土社、第5章
その他の参考書は適宜紹介する。参考書は事前に用意する必要はない。
オフィスアワー 毎週木曜日15:00-16:00
授業内容に関する質問等があれば気軽にどうぞ。アポなしでも構いません。何らかの事情でこのタイムスロットに研究室に来られない場合は、別日別時間で対応します。メール等で相談を。
受講要件 各回でリアクションペーパーを配布するので、不明瞭であった点、疑問点などを記入すること。
予め履修が望ましい科目
発展科目 アメリカの思想、アメリカ思想演習
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 現代哲学、分析哲学、認識論、社会的認識論
Key Word(s) Contemporary Philosophy, Analytic Philosophy, Epistemology, Social Epistemology
学修内容 第1回 導入
第2回 「知っている」とはどういうことか:知識の古典的分析
第3回 ゲティア問題:古典的分析に関する問題
第4回 外在主義1:因果説
第5回 外在主義2:信頼性説、徳認識論
第6回 内在主義
第7回 懐疑論1:デカルト的懐疑論
第8回 知識の文脈主義
第9回 最善の説明への推論
第10回 懐疑論2:無限後退の問題
第11回 懐疑論3:ヒューム的懐疑論
第12回 社会的認識論1:意見の不一致
第13回 社会的認識論2:意見の一致
第14回 社会的認識論3:集団の信念とその正当化
第15回 総括

なお、受講者の理解度や関心等によって、内容は前後することがある。
事前・事後学修の内容 各回の前に教科書ないしレジュメの対応箇所を指示するので、よく目を通してから授業に臨んでほしい。また各回の後は関連資料を数回配布するので、授業後に読み込んで、自ら哲学的問題を考えてほしい。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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