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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士後期課程)生物圏生命科学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 生物圏生命科学専攻 |
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選択・必修 | 選択必修 |
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授業科目名 | 生物圏生命科学特別講義Ⅰb | |
せいぶつけんせいめいかがくとくべつこうぎ いちびー | ||
Special Lecture Ⅰb of Life Science | ||
単位数 | 1 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期集中 |
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開講時間 |
前期集中:3日間 計16時間 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 未定(決定次第連絡) | |
担当教員 | ○高橋和宏(非常勤講師),福﨑智司(生物圏生命科学科) | |
○TAKAHASHI Kazuhiro, Fukuzaki Satoshi | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 食品、医薬品、化粧品等の製造過程では,プロセス流体中の成分が機器の表面に自発的に吸着する。特に,タンパク質の吸着は顕著であり,さらに加熱工程では熱変性タンパク質が固着する現象が起こる.これらの付着物を取り除く洗浄技術は,種々の界面現象が時々刻々と変化する動力学的工程でる。この授業では,固体表面へのタンパク質の吸着挙動や洗浄工程におけるタンパク質の脱着機構について界面化学、コロイド化学、平衡論・速度論の側面から解説し,多様な現象を捉えるための実験系の構築手法や,界面化学的解析技術、熱量分析手法を学び考える. (DP,CPとの関連)三重大学の目標である4つの力を身につけるため,生物資源学研究科博士前期課程のDPである(1)幅広い教養・倫理観と国際感覚,(2)専門知識・技術の修得を目指す. |
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学修の目的 | この授業は,界面の技術である洗浄技術について,界面化学,コロイド化学,反応工学,流体工学,材料化学,微生物学の多様な側面から考える講義です.この授業を受講する学生は,洗浄メカニズムの解明のための研究に異分野技術の知見と解析手法が取り入れられて来たことを学び,洗浄に関与する諸現象を理解することで,新たな研究の切り口を見出す目を養うことを目的とする. |
学修の到達目標 | 洗浄技術の理解を通じて,固液界面でのタンパク質や微生物の吸着挙動を解明する研究手法や着眼点,さらには異分野技術との融合化・複合化を考える新たな考察と発想ができる能力を身につけることができる.そのために,以下の学修到達目標を設定する。 (知識) タンパク質の吸・脱着機構、実験系の構築における着眼点、種々の固体(金属・セラミックス、プラスチック)の表面特性と分析技術,各種の洗浄力要素に関する総合的な知識を習得して,任意の被洗浄体を対象とする洗浄操作の最適化実験の手順が説明できるようになる. (態度) 授業のテーマごとに洗浄に関連する身近な事例を簡潔にまとめて提出し,教員と双方向で質疑を行うことで内容を深めることができる. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 授業のテーマごとに提出されたレポート(3回)の内容80%,小テスト20%,計100% (知識) 洗浄技術に関する知識の定着度について,レポートの内容(80%)で評価します. (態度) 授業への集中力と積極性について,毎回の小テストを通じて評価します(20%). |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 地域理解・地域交流の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | 実際の現場での実用化事例を交えながら,授業を進める。 |
教科書 | 教員が作成した資料と学術論文をテキストとして用いる。 |
参考書 | |
オフィスアワー | 連絡窓口:福﨑智司(世話役)703室 |
受講要件 | 身近な洗浄操作に関心を持ち,ある程度の知見を持っていることが望ましい. |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 洗浄,界面化学,吸脱着機構, |
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Key Word(s) | Cleaning, Interface chemical, Adsorption and desorption mechanism |
学修内容 | 1. 学術論文作成における論点とは何か 2. 食の安全・安心とは 3. 食品衛生と微生物制御(水産加工工程を中心に) 4. 食品の腐敗・変敗微生物と食中毒細菌(水産加工品を中心に) 5. 清浄度の定量的評価 6. 第1~5回の授業に関する小テストとその解説 7. 食品産業における洗浄技術1 8. 食品産業における洗浄技術2 9. 食品製造設備・機器の衛生構造とバリデーション 10. 食品部生物制御のための次亜塩素酸の基礎 11. 次亜塩素酸の先進的活用技術1 12. 次亜塩素酸の先進的活用技術2 13. 食品部生物制御のためのオゾンの利用技術の基礎 14. 第7~13回の授業に関する小テストとその解説 15. 海洋微生物を取り巻く研究動向と授業の総括 |
事前・事後学修の内容 | 毎回の出席を前提に、期末試験60%,小テスト40%,計100% (知識) 海洋微生物の生体と能学に関する知識の定着度について,期末筆記試験(60%)で評価します. (態度) 授業への集中力と積極性について,講義に関する質問事項の提出と,2回の小テストを通じて評価します(40%). |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |