三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・グローカル資源利用学教育コース
学部(学士課程) : 3年次, 4年次
選択・必修 選択
選択推奨科目(グローカル教育コース)
授業科目名 地域社会論
ちいきしゃかいろん
Rural Community Studies
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物資源学部校舎(教室番号は、Moodle生物資源学部・生物資源学研究科 学生掲示板で確認して下さい。)

担当教員 野中章久(生物資源学部)

NONAKA Akihisa

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要  近年、人口減少が社会問題となっているが、高齢化、人口流出は都市・農村を問わず、あらゆる地域社会が抱える課題となっている。地域社会に関する研究が近年盛んになっているが、農村については、過疎化・高齢化の問題として歴史的な議論が積み重ねられている。本授業では、都市部を含む地域社会論の近年の勃興を整理しつつ、農村における人口減少傾向の議論・とくに「限界集落」の議論をその中に位置づけ、 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験として,農村コミュニティ維持の問題を身近に感じ,地域振興のためにどのような対策が必要かを自己の考える力として身につける.
学修の目的  農業人口は減少する傾向を有することを、農村の歴史,関連する経済法則と関連づけて理解し、自分の言葉で説明・議論できるようになる。
学修の到達目標 [知識]農村人口は経済法則により減少傾向を有し,歴史的にも減少してきたことが理解できる
[技能]農村の人口減少を抑制するためにどのような政策が必要かを,自分の考えを整理し,議論できるようになる
[態度]自治体や行政組織の農村関係施策の意図を理解し,その有効性を批判・評価する視点が身につく
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○(2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 (3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 評価方法:授業中の発表・討論の内容(40%)、期末試験(60%)、合計60%で合格
[知識]農村の人口減少の歴史と関係する経済法則を自分の言葉で説明できる(40%)
[技能]農村の生活インフラ維持の公的支援の必要性を説明でき,自己の方策を提示できる(30%)
[態度]農村の人口減少を体感できているものとして自己の言葉で説明でき,自己の考える対策を対策を提示できる(30%)
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書
参考書
オフィスアワー 金曜日10:00~12:00
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 地域社会論,農福連携,農村人口論
Key Word(s) community theory, Agricultural and fortune cooperation, Rural population theory
学修内容 講義:
第1回:人口減少の現状とその経済的構造(1)
第2回:人口減少の現状とその経済構造(2)
第3回:「限界集落」の議論の内容とその批判
第4回:社会学・地理学における地域社会論と農業経済学・農業経営学における農村コミュニティの議論の違い
第5回:インフラ維持の特徴
第6回:農村における福祉
第7回:県の農業改良指導事業の概要と市町村の農政担当部局の関係
第8回:市場競争による農村経済の再編と農家の「小さな経済」の重要性

演習:グループで討議・学習を共有化する
第9回:都市人口減少の現状を身近な例で示す(高度経済成長期に造成された団地を例に,都市部の高齢化・過疎化の問題を学習し,身近な例を探し,討論・共有化する)
第10回:農村人口の減少の現状を身近な例で示す(津市内の農村集落における高齢化・人口減少を学習し,身近な例を共有化し,討議する)
第11回:農村における活性化策の事例を学び,批評する(1)農家レストラン,古民家カフェなどのとりくみ
第12回:農村における活性化策の事例を学び,批評する(2)稲作法人の餅加工などの農産加工のとりくみ
第13回:農村における活性化策の事例を学び,批評する(3)「小さな経済」の有効性
第14回:生活インフラ維持の困難性とその対策を学び,具体的に維持が困難になるインフラを討議する
第15回:政策担当者の立場から「限界集落」化を防ぐ方策をグループで立案し,プレゼンテーションする
事前・事後学修の内容 事前学習:
農村活性化の事例,6次産業化の事例をインターネット等で調べ,ノートを作成する.
農家レストラン,直売所などの農家の「小さな経済」に相当すると考えられる例を探し,訪問するかインターネット等で調べ,ノートを作成する.

事後学習:
「地域社会論」に関する書籍を読む(授業中に数冊紹介する)
演習で作成したノート,プレゼンテーションを自分の言葉でより詳しいレポートとして作成する
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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