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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 人文学部法律経済学科・社会科学科 | |
受講対象学生 |
法律経済学科専用 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 日本経済論 | |
にほんけいざいろん | ||
Japanese Economy | ||
単位数 | 4 単位 | |
ナンバリングコード | humn-laec2230-020
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
火曜日 5, 6時限; 木曜日 5, 6時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 森 久綱(人文学部) | |
MORI,Hisatsuna | ||
実務経験のある教員 | 食品流通企業にてMD(Merchandising)を担当。 本講義では農業・資源・環境の問題に関して、MDでの知見を踏まえた講義・解説を行う。 |
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SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 現在の日本経済をとりまく諸問題について、日本経済発展のプロセスと関連させながら理解を図ることを目的とする。講義の前半では1980年代以降のグローバリゼーションとの関連で発現した諸問題をとりあげ、昨今発現している諸問題の経済的背景について解説を行う。後半では、人類の生物としての生存に不可欠な農業・食料問題をとりあげ、世界的な食糧生産条件の悪化と中進国経済の台頭にともなう食料需要増大という状況のもとでの日本における食料生産・流通・消費のあり方について、日本経済発展のプロセスと関連させながら考察を行う。 |
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学修の目的 | 履修者の問題・関心が日本経済においてどのような位置にあるのかを理解し、相互関係から考察を行うための基礎的知識を得る。 |
学修の到達目標 | 日本経済に発現している諸問題と背景の理解及び批判的検討を行うための知識や理論的枠組の習得。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | レポート又は小テスト30%期末テスト70% |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 地域理解・地域交流の要素を加えた授業 キャリア教育の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | 取り上げるテーマについての具体的イメージを得るために各種映像資料等を用いる。 |
教科書 | なし(プリント配布) |
参考書 | 取り上げる事例・テーマに応じて講義内で紹介する。 |
オフィスアワー | オフィスアワーについては講義内で提示する(場所:人文学部専門校舎5F508研究室) |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13083 |
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キーワード | 日本経済発展のプロセスと諸問題の相互関係についての理解を図る |
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Key Word(s) | Impact of Globalization on Japanese Economy. Free Trade Agreement (Trans Pacific Strategic Economic Partnership Agreement) |
学修内容 | 巨額の財政赤字、産業の空洞化、地域経済の疲弊、資源枯渇にともなう資源価格の上昇等、現在の日本経済が直面する問題は複雑かつ多岐にわたっている。これら諸問題については、研究者のみならず、政財界からも様々な見解が示されており、日夜、新聞・ニュース報道等を通じて私たちに伝えられている。しかしながら、それらの多くは紙面や放送時間等の様々な制約、あるいは発言者の立場等から表層的・一面的になることが多い。本講義では、そうした表層的・一面的理解にとどまることなく、日本経済発展のプロセスについての整理・検討を通じて、現在の日本経済が直面している諸問題についての理解を図りたい。 第1回 ガイダンス 第2-6回 現在の日本経済を取り巻く諸問題について ー日本経済になにが起きているのか 新聞記事にみる社会経済問題の所在ー 当該回は新聞記事等を参照して現在の日本経済の問題を確認する ex. 規制緩和, 自由化, 第7-14回 日本経済の展開とグローバリゼーション ・7-9回 貿易自由化の論理 リカードの比較生産費説再考 ・10回 バブル経済とグローバリゼーション ・11-14回 GATT,WTO,FTA/EPA,TPPまでのプロセスと日本経済 第15回 講義の整理(前半) 第16-20回 農産物輸出国における生産条件の変化 - 輸入依存の陰で何が起きているのか ・16-17回 資源枯渇(表土流出と塩害) ・18-19回 環境問題(地下水枯渇とFood Mileage) ・20回 貧困と飢餓輸出 第21〜29回 ・食・農・地域の再生と持続的発展 ・1 安全基準に逆走するリスク農産物輸入増 ・2 農業保護が当然の根拠 欧米日などの違いから ・3 貿易政策の変化と食料自給率を再検証 ・4 グローバル化の歪みで食・農が貶められる ・5 生存の基盤を守る農林漁業の下支えへ ・6 食・農の世界潮流と足もとからの立て直し 第30回 講義の整理(後半) 第31回 試験 |
事前・事後学修の内容 | 事前学習については、講義Moodle上にて事前に配布するレジュメ及び参考資料にて行ってください。学習のKey Wordsは以下のとおりです。 第2-6回 規制緩和・自由化, 貿易摩擦(日米, 日欧, 米中など)及び農産物輸出, 過疎化・限界集落, 第7-9回 D・リカード 比較生産費説 貿易の利益と不利益の理論的理解 第10-14回 GATTからWTO体制までの経緯と背景について 日本が関係しているFTA(主に日本・メキシコFTA)及びNAFTAについての理解 CPTPPについて新聞記事などで動向を整理 第16-20回 表土流失, 塩害, 地下水枯渇・汚染, Food Mileage, 飢餓輸出...それぞれについての理解 第21-29回 農産物貿易における安全基準の差異, 各国における農業保護と差異, 地域農林水産業の衰退の現状 地域農林水産業復興に向けた取り組みなどについての新聞記事や文献(新書等)での予備学習 または鈴木宣弘『食料・農業の深層と針路 グローバル化の脅威・教訓から』創森社, 2021の事前通読 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |