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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ドイツ文学演習B | |
どいつぶんがくえんしゅうB | ||
Seminar in German Literature B | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
木曜日 5, 6時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 林 英哉(人文学部) | |
HAYASHI, Hideya | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | Moodleコースのアドレスは以下です。 https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=15138 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 「『アントン』(2004)を読む」 この授業ではドイツ児童文学の小説『アントン、あるいは価値のない命の時代』(2004年)をドイツ語から日本語に訳することで、ドイツ語の文学テクストを精読する練習をします。『アントン』は12歳前後の子どもを対象とした児童文学のテクストです。基礎的な文法事項を細かくおさらいしながらゆっくり読んでいくので、ドイツ語の初級を学んだばかりの方、ドイツ語の基礎をしっかり鍛えたい方を歓迎します。 この小説は、ナチス時代に行われた障害者安楽死政策(通称T4作戦)を扱っています。その「価値のない命の時代」には、役に立たないとされた障害者が大勢殺害されました。これは現代日本にとって無縁なことではありません。2016年に発生した相模原障害者施設殺傷事件の犯人は「意思疎通の取れない障害者を生かすのは無駄だ」と主張し、凶行に及びました。『アントン』を読むことで、現代の児童文学でT4作戦を扱う意義とは何か、障害というテーマを文学で扱う意義は何かについても考えるきっかけになればいいと思っています。 |
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学修の目的 | ・ドイツ語の文法事項を学ぶ。 ・ドイツ語の文章の読解力を養う。 ・ナチスの障害者安楽死政策について知識を得る。 |
学修の到達目標 | ・ドイツ語の文法事項の基礎を理解し、自分の言葉で説明できる。 ・ドイツ語の文章を読んで意味を正確に理解することができる。 ・ナチスの障害者安楽死政策をもとに、現代社会における障害者のインクルージョンについても考えることができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 平常点で評価します。 |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 授業のプリントは授業中に配布するか、Moodleにアップロードします。 |
参考書 | 授業中に指示します。 メールかMoodleでお問い合わせください。 |
オフィスアワー | メールかMoodleでお問い合わせください。 |
受講要件 | 異文化理解I(ドイツ語)を履修済みであること、もしくはそれと同等の知識を持っていること。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | ドイツの文学、ドイツ文学演習、文学概論、ドイツ文学論 |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | ドイツ語、ドイツ文学、T4作戦 |
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Key Word(s) | German, German literature, Aktion T4 |
学修内容 | Elisabeth Zöller: Anton oder Die Zeit des unwerten Lebens(2004)を輪読します。発音の練習も行います。内容に関する感想、解釈、批判的意見など、単なる訳読にとどまらないコメントを歓迎します。 第1回目 授業の導入(テクスト、作者、時代背景、T4作戦、現代の優生思想について) 第2~14回目 テクストの輪読と議論 第15回目 全体のまとめとフィードバック |
事前・事後学修の内容 | 授業は輪読形式で行うので、指定された箇所を辞書を使って必ず訳してくるようにお願いします。なぜそのように訳したのか、細かい文法事項(性・数・格、時制など)も可能な限り説明できるようにしておいてください。 |
事前学修の時間:150分/回 事後学修の時間:90分/回 |